赤ちゃん(新生児)をフリマアプリに出品したシングルマザー!? 「正しい性教育・結婚観」について
更新日:先日 韓国で発生した、「シングルマザーが、自分の赤ちゃん(新生児)をフリマアプリへ出品」という衝撃事件。
進んだ性教育とは裏腹に、性の乱れを感じさせられるニュースでした。
「正しい性教育・結婚観」とは何か? 今一度考察してみることにします。
赤ちゃん(新生児)を出品 → 逮捕までの流れ
生後3日目の新生児が、「養子」という名目でフリマアプリに20万ウォン(約1万8千円)で出品。
約12分間にわたってサイト上に掲載され、その間に閲覧者から運営へ抗議が殺到。
直後に逮捕された人物は、済州島に住む実の母親(27歳・未婚のシングルマザー)でした…。
事件を起こした経緯
出産直前に妊娠に気づいたという女性。産後すぐに「養子に出したい」と病院や該当機関に相談したといいます。
しかし「7日間の猶予期間を与えるので、よく考えてみるように」と諭され、その言葉に腹が立ち 衝動的に出品した、とのこと。
現在は母子ともに保護され「公共の産後病院」に滞在中です。
この衝撃事件は、オンライン・ママコミュニティを通して あっという間に韓国全土へ拡散。
とくに(新生児をフリマ出品した)母親に対する責任追及の声が、高まっている状況です。
・・・しかし私は、母親だけを非難することに違和感を覚えます。
本当に彼女一人の責任なのでしょうか?
STOP育児放棄! 事件の原因と再発防止
- 何が原因で起きた事件なのか
- 再発防止をするにはどうすべきか
という点について、筆者の率直な思いを3つ挙げてみます。
① 女性が自身の「女性性」を取り戻すこと
事件を起こした女性が「臨月まで妊娠に気づかなかった」という点から、女性自身が自らのカラダと向き合う姿勢が必要だと感じました。
現代女性は自身のカラダに対してあまりにも無頓着・無関心。普段と異なる違和感を すぐに察知していたならば、別の対処法を考える事ができたかもしれません。
若いうちから自らのカラダと向き合い、違和感を見逃さない努力が必要でしょう。
参考記事:
② 性パートナーを選ぶ際は慎重に
この事件には父親が登場しません。つまり 責任感のある男性が性パートナーではなかった可能性が 極めて高いと推測できます。
性行為というのは、子供ができる可能性を秘めているもの。本来ならば その行為が許されるのは「命に対する責任」をとれる年齢、「成人」していることが第一条件です。
そして、事件を起こした母親は27歳。思春期の少女ではなく立派な大人でした。
しかし「妊娠したことを言えないような男がパートナーだった」のです。
この事実からも分かるように、特に女性は「性パートナー」を安易に選んではいけません。
その理由は、無責任な男性から「女性自身の健康と人生」を守るためなのです。
参考記事:
③ 妊娠・出産を社会全体の責任として捉える
事件に対するネット上の書き込みを見ていると、ほとんどの人が「淫らで無知な女性個人の過ち」として非難をしています。
本当に女性個人の問題なのでしょうか? 子供は決して女性一人では作れません。
男性側にも責任があり、このように愚かな行為をする女性に育てた 学校教育や社会全体にも責任がある と筆者は考えます。
家庭内での「正しい性教育」が必要
フェミニズム論者たちは、この事件を通して さらに教育現場での過激な性教育*を促進し、未婚女性(既婚女性含む)の地位向上を訴えることでしょう。
昨今 韓国で争点となっている、中絶手術の合法化*も進めてくるに違いありません。
* 過激な性教育 - セックスと避妊の方法、性病予防の知識を重視した性教育
* 中絶手術 - 現在韓国では、限定的に合法(基本的には違法)
しかし避妊教育の促進や中絶の合法化が、こうした問題の解決に繋がるでしょうか?
むしろ、尊重されるべき命や夫婦の愛情、子供たちが安心して育つことのできる「家庭の価値」を無視した、「肉欲中心の性」を浸透させるだけのように思えてなりません。
現代社会において必要なのは、家庭内で行う正しい性教育です。
以下のリンク先では、天才集団として名高いユダヤ人たちが行っている、「家庭内 性教育」の様子をご紹介しています。ぜひご覧ください。
不幸中の幸い
事件を起こした20代シングルマザーの行動を、同じ母親として客観的に分析するならば…
予期せず出産を迎える
↓
人生が狂ったと感じる
↓
産後のホルモンバランスの乱れ
↓
子供を出品という突発的な行動に
はじめての出産・育児は、まともな家庭(夫婦がそろっており、経済的・精神的支援がある)であっても「戦争状態・パニックの連続」です。
何の準備もなく母親になってしまったならば、児童虐待や自殺などを考えても おかしくありません。
一歩間違えば 悲惨な結末を迎えていた可能性を思えば、早く保護されて幸いだったともいえます。
- 事件にあった赤ちゃんが、温かい家庭に迎え入れられ、すくすくと育つこと
- 事件を起こした母親が、女性としても人間としても、さらに成長してくれること
を、願ってやみません。