【恋愛の試練:三年目のジンクス】付き合って3年目のカップルは「恋と愛の違い」を知っておこう
更新日:恋愛の試練『三年目のジンクス』を乗り越えるためには、恋と愛の違いを知ることが大切。
恋人とラブラブな関係を築くために、愛についてジックリと考えてみましょう。
「皆さんは恋人のことを本気で愛していますか?」
・・・この質問に、恋人がいる人の大半は「Yes」と答えるかと思います。
では、次の質問をしましょう。
「皆さんが恋人と付き合い始めてから、どれぐらいの期間が経ちましたか?」
・・・この質問に対する答えは様々に分かれるはずです。
あるカップルは付き合ってから1ヶ月の初々しいカップル、あるカップルは6ヶ月、あるカップルは1年、長続きしているカップルだと2年というケースもあるかもしれません。
しかし、付き合い始めてから3年以上が経過しているカップルは、あまり居ないのではないでしょうか?
付き合ってまだ日が浅いカップルの方々には申し訳ない話なのですが、付き合い始めてから3年未満のカップルは、「愛」を語る資格がありません。
恋人への思いが「真実の愛」であることを証明する「恋愛の試練」。それが、付き合い始めてから丁度3年目に訪れる「三年目のジンクス」です。
この 三年目のジンクスを乗り越えてこそ、初めて「愛」を語る資格が手に入ります。
しかし残念ながら、この壁で挫折(破局)を迎えるカップルが ほとんど…。
ここでは、「三年目のジンクスに関する詳細」と「三年目のジンクスを乗り越え、真に素敵なカップルへ成長していくための秘訣」をご紹介します。
三年目のジンクスとは?
付き合い始めてから丁度3年目に訪れると言われる「恋愛の倦怠期」。
付き合い始めた当初は、まさに某ミリオンヒットの歌詞に出てくる「一生一緒にいてくれや〜♪」と思うほどの大恋愛であっても、その熱は次第に冷めていき、3年目には完全に冷えきってしまいます。
三年目のジンクスとは、この恋愛の倦怠期を乗り越えることができず、破局を迎えるカップルが多いことから名付けられた現象です。
この「三年目のジンクス」を裏付けるかのように、統計によれば、3年未満で破局を迎えるカップルが約6割。5年未満で破局を迎えるカップルが約9割とのこと。
恋愛ホルモンが3年で無くなるため、倦怠期に…
では、なぜ付き合い始めてから3年目に、"恋愛の倦怠期"が訪れるのでしょうか?
これは、脳の中のPEA(フェニルエアチミン)と呼ばれる恋愛ホルモンの量と、深い関わり合いがあると言われています。
異性に恋をした瞬間、貴方の胸はキュンとときめき、心臓がドキドキしてきますよね?
そして告白し、OKをもらい付き合い始めたら、まさに世界がバラ色。どんなに苦しいことがあったとしても、あの人のことを思っているだけで乗り越えられちゃうっ!
・・・これがまさしくPEAの作用なんです。
恋に落ちた瞬間から、脳内には大量のPEAが分泌され始めます。
PEAは恋愛特有のドキドキした高揚感をもたらしてくれ、「恋は盲目」や「恋に落ちればアバタもえくぼ」といった恋愛の格言に代表されるように、恋人のどんな所も愛しく思えてくる効果があります。
しかし、こんな幸せな状態はいつまでも続くわけではありません。
PEAの分泌量は徐々に減少していき、1年半〜3年もすれば、付き合い始めた当初は大量に分泌されていたPEAが、ほとんど分泌されなくなります。
そのため、付き合い始めてから3年目には ドキドキ・ワクワクの高揚感が無くなり、恋愛の倦怠期が到来。
これが、三年目のジンクスの正体だったわけです。
恋から愛へレベルアップして、『三年目のジンクス』を乗り越えよう!
さて、恋愛ホルモンであるPEAが3年で分泌されなくなってしまうことについて、ネット上の一部では「3年周期で異性のパートナーを交換するよう、本能にインプットされているんだ」などと主張する人もいます。
・・・しかしこれは、見当違いも甚だしい限り。
付き合って3年未満のカップルにおいては、愛が未成熟なためPEAの力を借りてでも、愛を育んでいく必要があるんです。
しかし、じっくりと3年間かけて成熟した愛は、(本来ならば)もはやPEAの力を借りる必要がなくなるため、自ずと分泌が止まっただけのこと。
「付き合い初めのウブな高校生カップル」と「結婚して五十年間以上夫婦で苦楽を共にした、お爺さん・お婆さんのカップル」。
ドキドキ真っ盛りは高校生の方でしょうが、「果たしてどちらの愛がより深く、真実の愛に近いか?」なんて、比べるまでもありませんよね? ^^)
参考記事
恋愛映画や恋愛ドラマは、付き合い初めのドキドキ・ワクワク感をターゲットにした作品が多く、ややもすると、そういった「未成熟な愛」こそが「真実の愛」だと誤解してしまいがち。
しかし、真実の愛とは、そういったドキドキ・ワクワク感を乗り越えた先にあるものだということを、肝に命じておきましょう。
恋の先にあるモノ(恋と愛の違い)
「恋は下心、愛は真心」という言葉があります。これは漢字の構成だけではなく、「恋」と「愛」という、似て非なる2つの感情を的確に表現した言葉です。
『星の王子様』を執筆したサン・テグジュペリは、自らの作品中で「恋とは、お互いを見つめ合うこと。愛とは、一緒に同じ方向を見据えること」と定義しました。
この定義によれば、付き合って3年未満の未熟な愛は、「愛」ではなく「恋」と呼んだほうが、より適切であるということが分かります。
そしてPEA(恋愛ホルモン)とは、未熟な愛の二人に対する、まさに天からの贈り物。
PEAのトキメキ作用により、お互いのどんな欠点もプラス補正が掛かる「恋」の時期に、お互いを見つめ合い、より深くお互いを理解し合いましょう。
そして3年が経ち、お互いの長所も短所も深く理解し合えた後は、いよいよ「愛」の始まり。
未来を一緒に見据え、「夢の実現」や「家庭を築く」といった、大きな目標に向かって共に歩いて行くようになっています。
そのため、お互いに「お互いしか見えなくなってしまう」PEAは不要となり、分泌が収まるというわけですね!
真実の愛で結ばれた男女とは?
さて、「お互いにドキドキ・ワクワクし合う期間が過ぎ去った、やっとそこからが真実の愛の始まりだ」ということを、上でご説明しました。
この記事の冒頭にあった「付き合って3年未満のカップルは、愛を語る資格がない」ことは、ご理解いただけましたでしょうか? ^^)
恋愛ホルモンPEAの分泌が収まり、男女の間に真実の愛が芽生え始めると、それはもはや「恋人」という甘い表現ではなく、「戦友」という表現がシックリくる関係になります。
また、「戦友=運命共同体」となるわけですから、「相手への信頼」や「相手への尊敬」は、真実の愛を築く上で欠かすことのできない要素です。
結局のところ「真実の愛」とは、相手の外面ではなく「相手の内面への信頼・尊敬」、そして「相手からの信頼・尊敬に応えようとする感情」と、纏めることができるでしょう。
この記事のまとめ
【恋愛の試練:三年目のジンクス】付き合って3年目のカップルは「恋と愛の違い」を知っておこう- 三年目のジンクスとは?
付き合い始めてから丁度3年目に訪れると言われる「恋愛の倦怠期」。これを乗り越えることができず、破局を迎えるカップルが多いことから名付けられた現象です - 恋愛ホルモンが3年で無くなるため、倦怠期に…
付き合い始めた当初は大量に分泌されていた「PEA(恋愛ホルモン)」が、しだいに分泌量が減り、3年もすればほとんど分泌されなくなります。 - 恋から愛へレベルアップして、『三年目のジンクス』を乗り越えよう!
恋愛ホルモンの助けが必要な「未熟な愛」は、何十年連れ添った老夫婦の「深い愛情」の足元にも及びません。 - 恋の先にあるモノ(恋と愛の違い)
付き合い始めの「恋」の期間に、お互いをしっかり理解し合いましょう。そしてPEAの作用が切れた後で、二人で共に未来を見据えて歩む「真実の愛」が、ようやく始まります。 - 真実の愛で結ばれた男女とは?
真実の愛とは「相手の内面への信頼・尊敬」、そして「相手からの信頼・尊敬に応えようとする感情」です。
「恋愛」や「セックス」「結婚」は、我々に極上の喜びを与えてくれますが、我々をいとも簡単に不幸のドン底に突き落としたりもします。
そして昨今、視聴率や発行部数を伸ばしたいだけのマスコミが、様々な甘い誘惑で我々を翻弄し、より不幸な人生へ誘導しているのを、ヒシヒシと感じ取ることができます。
しかし、マスコミが多くの洗脳情報を流していたとしても、我々の本心は「一途な愛が美しい」ということを知っていますよね? ^^)
本当の幸せを掴みたければ、ぜひ最高のパートナーと、じっくり愛を育くんでいく楽しみを感じてください♪
皆さんが幸せになるためのお役に立てれば幸いです。