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ディープステートの戦略①『両建て作戦』 - ネオコンも共産主義もDeepStateが産みの親?

更新日:ディープステートの戦略①『両建て作戦』 - ネオコンも共産主義もDeepStateが産みの親?

ディープステートの目標は「新世界秩序」。つまり、世界征服を企てていることは 前回記事で解説した。

ディープステートとは? トランプ演説による「世界とアメリカを牛耳る裏の支配者」について世界とアメリカの裏の支配者ディープステートとは? ロスチャイルド家を始めとする左派ユダヤのグローバリストがFRB、中央銀行を操作する本物の錬金術とは?ケネディ、リンカーン暗殺の理由とは? トランプ大統領の

そのための重厚かつ巧妙な手口が、周到に仕掛けられている。

今回はその代表的な手口の一つ、「両建て作戦」を紹介。

私たち人類が、どれだけディープステートの手玉に取られて来たかかが よく分かる。そう、東西冷戦ですら茶番だったのだ!

目次
ディープステートの戦略①『両建て作戦』 - ネオコンも共産主義もDeepStateが産みの親?

「正・反・合」で漁夫の利を得る

哲学の巨人「ヘーゲルの弁証法」は、意味は知らなくとも、聞いたことがある人は多いだろう。数式に表すと「正+反=合」。

ヘーゲル弁証法、正反合、

  1. テーゼ(定立)を立て
  2. アンチ・テーゼ(反定立)をぶつけ
  3. ジン・テーゼ(総合)を導く

聞き慣れない言葉が並ぶが、一般的な弁証法の説明は上表のとおりだ。

身近な弁証法の例

オムレツからオムソバを誘導する弁証法

友人のAとBが 一緒にランチを食べにいくと仮定しよう。このとき友人Aは、どうしても「オムソバ」が食べたかった。しかし友人Aは賢かったので、「オムソバを食べたい」と直球で主張はしない。

 
 友人A:「オムレツ」が食べたい
 友人B:「焼きそば」が食べたい 
 結論C:「オムソバ」にしよう


上記の場合、結論C「オムソバ」を導くことを前提として、友人Bが「焼きそば」が好きなことも計算に含めているとしたら? ・・・友人Aは、なかなかのキレ者だ。

世界戦略で使われた弁証法

本稿では、弁証法がこう利用されたと理解してほしい。

ディープステートの手口:弁証法(正反合)

  1. 自己の利益のために
  2. 世界に対立を引き起こし
  3. 結果を優位に導く

両建て作戦 - 両陣営(敵同士)に武器を販売

ディープステートの両建作戦(漁夫の利)両者に武器を販売

上章の弁証法を 実際に世界戦略で用いて来たのが、ディープステートの「両建て作戦」。

  1. 第三者同士を戦わせる。
  2. 両者に武器を販売。
  3. どちらが勝っても、胴元は漁夫の利を得る。

勝敗に関わらず、両者の国力は疲弊。ディープステートによる世界覇権への主導権を握りやすい状況が訪れる。

世界大戦後に誕生する国際機関

国際連合(UN)とディープステート

今日、国際機関はグローバリストの巣窟と言われる。詳述は別記事にするが、ディープステートは国際機関を利用して、各国政府への内政干渉を推進して来た


国際機関の職員は 民主主義選挙を経ない。各国を上から支配する手段として、コストパフォーマンスに優れているのだ。

こうした国際機関は、大きな戦争の後に、世界平和を希求するという美名で誕生する傾向がある。

ディープステートと国際機関
第一次世界大戦後国際連盟
第二次世界大戦後国際連合
第三次世界大戦後世界政府?

死の商人 国際金融資本家

死の商人である国際金融資本家(ディープステート)は、戦争で儲かる


大戦後には、ディープステートの権力が強化されるだけではない。戦争で儲かるのは、彼ら国際金融資本家だけなのだ。

  • 武器 - 大量販売
  • ドル - 大量に印刷
  • 敗戦国から - 賠償金
  • 戦勝国から - 借金を返済してもらう

共産主義と ネオコンの親は ディープステート(グローバリスト)

ディープステートと軍産複合体。左翼とネオコンの関係


そもそも 左翼と ネオコン(新保守主義)は、ディープステートが産みの親。保守主義は、いつの間にか左翼に乗っ取られていた。

共産党エリートと、ウォールストリート金融資本家は同根の兄弟。唯物主義、金権主義(拝金主義)、グローバリズム。彼らの親和性が高いことは、偶然でない。

共産主義の誕生

共産主義の生みの親カール・マルクス

左翼・共産主義は、ユダヤ資本がその誕生に暗躍している。

  • 左翼のバイブルであるマルクスの資本論は、ロスチャイルド家がスポンサー
  • ロシア革命もユダヤ資本がスポンサー

ネオコン(新保守主義)もディープステートによって誕生

イラク戦争とネオコン、ディープステートの関係

本来の保守主義とは、国家・伝統・家庭を大切にする思想。それがいつの間にか、崇高な精神とは関係のない「新・保守主義」に乗っ取られている。

新保守主義(通称「ネオコン」*)グループは、元々がソ連のトロツキー派を母体とする。

ネオコンと共産主義
トロツキー派「世界革命」を目指した
スターリン派「一国共産主義」を主張


トロツキー派は、スターリンとの政争に敗れた。したがって「反共産主義」を旗印にしているが、実際は「反スターリン・ソ連」なだけ。


ネオコン
- 新保守主義(Neo conservatism)。武力行使を好むタカ派。反共産主義だが、源流は世界共産革命を目指したトロツキー派ユダヤ人グループ。ベトナム戦争を機に、左翼から右翼に転向した。代表的な政治家はブッシュ家、クリントン、アーミテージ、ラムズフェルド。

戦争を頻発するネオコン

ネオコンの理念は「国際協調主義」。しかし、最近の戦火は ほとんど彼らネオコンによる先制攻撃で開始している。

  • 湾岸戦争
  • イラク戦争
  • 欧米によるリビア空爆

「国際介入主義」の方がネオコンの実態に近い。「武力行使をしてでも、アメリカの理念・自由民主主義を世界中で実現するのが夢」というのが、戦争の口実。

「中国の夢」を口実に世界覇権を拡大する某勢力と、既視感を覚えないだろうか。

ディープステートは大儲け

中東で戦争があるたびに、軍産複合体は大儲け。しかし、彼らがいう「独裁者」を倒した後の各国治安は、以前よりも悪化。

  • アフガニスタン
  • イラク
  • シリア
  • スーダン
  • リビア

しかも、なぜか当該各国には「中央銀行」までこっそり誕生。もちろん外資でコントロール可能。ネオコン支配下のアメリカに攻撃されたのは、それまで中央銀行がなかった国ばかり。なぜ?

世界有数の富を誇ったリビアからは、金塊143tが行方不明という壮大なおまけまで付いている。

※ 中央銀行とディープステートの関係は下記を参照
ディープステートとは? トランプ演説による「世界とアメリカを牛耳る裏の支配者」について世界とアメリカの裏の支配者ディープステートとは? ロスチャイルド家を始めとする左派ユダヤのグローバリストがFRB、中央銀行を操作する本物の錬金術とは?ケネディ、リンカーン暗殺の理由とは? トランプ大統領の

ディープステートの影響は日本にも - 日露戦争の借金返済

「両建て作戦」は 日本も無縁ではない。

1905年、日露戦争に勝利したのは、我が国 日本。しかしその膨大な戦費で、日本は借金漬けに。やっと返済し終えたのは、バブル全盛の1986年。

ユダヤ人銀行家ヤコブ・シフが、国際ユダヤ社会に日本への融資を要請。シフは後日その功績をたたえられ、明治天皇から勲一等旭日大綬章を賜る。

我が国としてはありがたい融資だったが、当時の日本がロシアに勝てる見込みはなかった。それなのになぜ?


*ヤコブ・シフ - ジェイコブ・シフとも。リーマン・ブラザーズ前身のクーン・ローブ商会頭取。ドイツからアメリカに渡ったユダヤ移民。フランクフルトのユダヤ人隔離地区ゲットーで、代々ユダヤ教ラビの家系に誕生。ゲットー内の同じ建物には、ロスチャイルド家も住んでいた。

ロシア帝国は ユダヤ支配に

ディープステートによる日露戦争とロシア紋章
ロシア帝国紋章 双頭の鷲

一方 その裏でユダヤ人は、日露戦争によりロシア帝国の弱体化に成功。続いてロシア革命をも成功させた。

前記事で解説したとおり、ディープステートの主要構成員は左派ユダヤ人。


今日では、革命ソビエト政府の閣僚9割が ユダヤ人であったことが判明。ヨーロッパでは、「ロシア革命とはユダヤ革命」と認識されている。

ロシア人労働者による革命ではなく、当時迫害されていた「ユダヤ人によるロシア乗っ取り革命」だったのだ。

その後、ユダヤ共産党支配によるソビエト連邦が崩壊するのは、1991年まで待つことになる。日露両国とも、ユダヤの手玉に取られた。なんとも実に商売上手なものだ。

ディープステートの戦略④『分断統治』 - 保守 vs 革新(リベラル) も利用されている?ディープステートの基本戦略であるのが「分断統治」。昨今の世論形成において 保守を自覚する多くの方々が、分断統治の当事者であるかも知れない

この記事のまとめ

ディープステートの戦略①『両建て作戦』 - ネオコンも共産主義もDeepStateが産みの親?

  • ディープステートはヘーゲル弁証法の「正反合」を活用
  • 左右への「両建て作戦」により、漁夫の利を獲得
  • 死の商人として、左右、東西両陣営への武器販売
  • 武器販売益、通貨発行/融資による利子返済益、敗戦国からの賠償金を常に獲得
  • ディープステート傀儡の国際機関も、戦争後に設立されて来た
  • 左翼・共産主義だけでなく、右翼・新保守主義(ネオコン)もディープステートが設立
ルーク18
ルーク18

三世代家族推進運動の提唱者
「幸せな家庭こそ、最強の国防」が持論。
家庭を幸せに導くアプローチを、様々な観点から世に問う。

環太平洋諸国を巡った青春時代
各国で訪れた孤児院が人生の転機

夢は 世界平和!