現代アートによる社会問題への風刺画17選(解説付き)
現代アートによる風刺画の数々をご紹介します。
イギリス人のJohn Holcroft氏は、BBCやリーダーズ・ダイジェストといった大手企業で働く売れっ子のイラストレーター。しかし、John氏を有名にしたものは「大手企業での勤務」という肩書ではありません。
彼の生み出した「現代を象徴する物事(ex 社会制度・お金・ソーシャルメディア など)への切れ味鋭い風刺画」が、世界中で人気を呼んでいるためなんです!
ここでは、John氏の生み出した「意味深すぎる風刺画」をまとめてご紹介します。出典:johnholcroft.com
facebook投稿にもらった「いいね!」で、承認欲求を満たす人々
EGO(エゴ)とは、「うぬぼれ」や「自己中」という意味が一般的ですが、「自我」「自尊心」という意味もあります。
facebookへ投稿した内容が「いいね!」されることで、承認欲求(自尊心)が満たされるという人 ・・・おそらくかなりの割合に上るのではないでしょうか?
【幸せの作り方】物欲を満たすことが、現代人の幸せ
幸せを作り出すためのキット(= HAPPINESS KIT)には、万人受けする「人気商品」しか入っていません。
「愛」や「夢」「希望」といったものは、一体何処へ行ってしまったのでしょうか??
お金を入れないと診てくれない医者
「困っている病人を治してあげたいから」という理由で医者をやっている人なんて、現代はほとんどいません。
医療は慈善活動ではなくビジネス。お金を払わないと医者は診てくれません。※ もちろん、崇高な目的で医療に従事されている方が居ないわけではありません。
タバコはお金のムダ
1本タバコを吸うごとに、お金も健康もどんどん失われていきます…。
契約にがんじがらめに縛られた人
CONTRACT = 契約
契約は労働者を守るためのモノではなく、縛りあげるためのモノになっています。
大安売りの外部委託(アウトソーシング)
正社員雇用ではなく、外部委託によって経費削減♪
長い目で見ると、外部委託(アウトソーシング)は人材が育たないため、会社の体力・しいては国力減退に繋がるというデメリットが存在するそうです。
経営者によって簡単にクビにされる社員
海外では、経営者の判断によって社員が即日解雇というケースも多々あります。
終身雇用文化の日本ではこうはいきませんが、ヒッソリと窓際族に追い詰め、自主退職を促す場合もあるのだとか…。
銀行によって飼い慣らされている経営者・労働者たち
資本主義の世の中、お金を管理している銀行が強い立場になるのは、仕方のないことなのかも知れません。
お金だけ有って中身が無く、軽い(器が浅い)男性
お金だけは有って外見は立派ですが、実は中身が無く、軽い(器が浅い)男性
伐採してお金を作り出す後進国の人々
目先の生活費のため、どんどんと木を伐採する後進国の人々。
我々先進国の生活は、後進国の環境破壊の上に成り立っています。
笑顔のない無表情のサラリーマンたち
通勤ラッシュ時、まるでお葬式のように笑顔がなく、無表情で職場へと向かうサラリーマンたち。
座りっぱなしで根っこが生えてしまった中年男性
イスに座りっぱなしでお腹がだらしなく、根っこまで生えてしまった中年男性…。
スマホ依存症が深刻な少女
ず〜っとスマホを弄りすぎて、とうとう草のツルに絡まれることに!
しかし、それでも気が付かずスマホを弄り続ける少女。
関連:
ビール腹でだらしない身体の中年男性
ビールで酔っ払った目で見るとナイスバディに見えますが、実際はビール腹で、見るに堪えない身体…。
意識は遠い彼方へ行ってしまった男性
身体はここに有るものの、意識だけは既に帰宅してしまった男性。
残業が続くと、こんな感じで思考能力が低下しがちかも!?
関連:
集中力・生産性を最大限高める"52-17の法則"とは?
ファーストフードで育つ赤ちゃん(胎児)
母親が口に入れた食べ物は、良くも悪くも胎児に影響を与えます。
喫煙・飲酒・タバコ・薬・食事、etc...、・・・全ての妊婦さんは気をつけましょう!
関連:
お金のために寿命を削る人々
現代人の人生は、まさに「お金を生み出すための人生」と言っても過言ではありません。
生きるために稼ぐのか、稼ぐために生きるのか…。
「現代社会に警告を促す、切れ味鋭い風刺画17選」をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
どうも切れ味が鋭すぎて、ちょっぴり悲しくなるような内容もありましたが…、我々の心掛け次第で改善可能な内容も多く見受けられたと思います。
自身の普段の生活を客観的に見なおし、「これはダメだろ〜」という点は改善し、ぜひとも有意義な人生を歩んでいきたいですね!
何らかのお役に立てましたら幸いです ^^)