筋トレや運動で幸せホルモンが分泌 わずか20分間でも幸福感アップ!?
更新日:筋トレや運動で『幸せホルモン』が分泌され、幸福感が増す という研究報告をご紹介します。
運動が我々の身体に様々な健康メリットをもたらしてくれることは、もはや周知の事実。
別にダイエット目的ではなくとも「毎日のジョギング & ジムトレーニングを欠かさない」という人は、皆さんの周りにも多いのではないでしょうか? ^^)
参考記事
ところで、実は 運動は「身体」だけではなく、なんと「心」にも良い影響を与えてくれるのだとか。
一体どういうことなのでしょうか?
運動による幸せ効果
米バーモント大学の研究チームは「僅か20分間の運動であっても、その後12時間幸せを感じられる」と発表しました。
運動することによって、脳内のエンドルフィン(別名、脳内麻薬)を始めとする 様々な "幸せ/快楽ホルモン" の量が増加。
一方、ストレスホルモンであるコルチゾールと体内のアドレナリン量は、運動によって減少することが明らかになったそうです。
また、ジョギング・水泳・筋トレ 等の趣味を持っていたり 仕事で日常的に歩きまわる習慣を持っている人(つまり、よく動く人)は、より幸福を感じやすく、自らの生を有意義だと考える傾向が強いのだとか。
憂鬱なとき・落ち込んでいるときにこそ運動しよう
運動が鬱病(うつ病)の症状を緩和させる働きがあることは、今までにも たびたび議論されてきました。
参考記事
精神科の治療法が、上章のような科学データで裏付けされるのは、非常に意義深いことです。
さて、一般的な感覚として「落ちこんでいるときに運動する」というのは、あまり考えられません。
しかし研究チームによれば、平常時ではなく気分が落ち込んでいる時に運動する方が、より精神面へのメリットを期待できるとのことです。
・・・ぜひ、「嬉しくて走り出す」のではなく「悲しくて走り出す」習慣を身につけたいものですね ^^)
幸福感を得るために最適な運動時間・間隔とは?
HHS(アメリカ合衆国保健福祉省)の指標では、1週間に3〜5回・1回30〜60分の運動を行うと 精神的な健康に効果がある としています。
しかし米ラトガース大学の研究チームによれば、この指標以下の運動量であったとしても、運動によって幸せを感じることは十分可能なのだとか。
短時間で幸福を感じるためには、ウォーキングやジョギングといった有酸素運動だけではなく、筋トレを取り入れることが必要不可欠。
さらに、屋内で行う運動に比べ 屋外で行う運動の方が、より幸せを感じやすいそうです。
研究チームは「自然の中を大勢で歩くことは、ストレス解消効果が著しい」として、特に推奨しています。
※ 上記は、一見すると当然のように思えるかもしれません。しかし「幸福」という抽象的な概念を「科学」の視点で捉えられるようになったということは、実はとても凄いことなんです ^^)
また、音楽を聞きながらのジョギングは、音楽を聞かない場合のジョギングに比べ、15%運動能力が上がったというデータも報告されています。
この記事のまとめ
筋トレや運動で幸せホルモンが分泌 わずか20分間でも幸福感アップ!?- 運動による幸せ効果
僅か20分間の運動であっても その後12時間 幸せを感じられる。よく動く人は より幸福を感じやすく、自らの生を有意義だと考える傾向が強い。 - 憂鬱なとき・落ち込んでいるときにこそ運動しよう
平常時ではなく気分が落ち込んでいる時に運動する方が、より精神面へのメリットが大。 - 幸福感を得るために最適な運動時間・間隔とは?
米政府の指標では「1週間に3〜5回・1回30〜60分」の運動を推奨。しかし、筋トレや 自然の中を大勢で歩く などによって、運動時間を減らしても効果あり。
「運動による幸せ効果」は、ジム通いなどの本格的なトレーニングではなく、日常生活の中で手軽に得れるのがありがたいですね♪
さて、当HOTNEWSでは 部屋の中でお手軽にできるエクササイズもご紹介しています↓
何かとストレスの多いご時世ですが…、ぜひ皆さんの心の健康を守るためにご活用下さい♪
お役に立てましたら幸いです ^^)