ウガンダ(アフリカ)のお風呂事情 by 青年海外協力隊
ウガンダ(アフリカ)でのお風呂事情について、青年海外協力隊の真那さん(仮名)に現地からリポートして頂きました。
※ 本記事は、前回の 「ウガンダでの洗濯事情」 に続く、ウガンダ通信の第三弾となります。
水は自ら汲んでこないと無い! 水がとっても貴重な国 アフリカ大陸ウガンダでの、気になる水回り特集♪
How to take a bath in Uganda!!
皆さん、こんにちは!
ウガンダで水は大変貴重なので、日本の「毎日湯船に浸かって当たり前」的な感覚でいると、きっと生きていけないと思います 笑
・・・とは言え、お風呂事情に関しては、個々人でかなり差があるかな〜と思います。
例えば、水しか出ないけれどシャワーのある家、シャワーはあるけれど ただのオブジェ化している家、排水溝だけ設置されている家、外に水浴び場のみある家、etc...。それぞれ事情がかなり異なっています。
ちなみに、我が家は排水溝だけがある家です。
なので、「家の中でお風呂に入れる!」
もう、これだけでホント〜にありがたいのです 笑
では、実際どのようにウガンダでお風呂(?)に入っているのか、解説していきたいと思います。
お風呂に使える水は10リットルだけ
まず、水を汲んできたジェリカンから、バケツに水を移します。
この水汲みが、とにかく重労働なのです・・・。
(詳しくはコチラ→ ウガンダ通信第一弾)
すると、10リットルほどが入ります。そこから、ケトルで Max1.7リットル分のお湯を沸かします。
お湯が沸いたら、これをバケツに戻し入れします。
少しぬるい気もしますが、これでお風呂用のお湯が完成!
使える水は10リットルです。
よ〜く状況をイメージしてみてください。うまく配分して全身を洗わないと、確実に足りなくなりますよ! 笑
特に髪の長い方は、髪を洗うのに多くの水を消費します。細心の注意が必要です。
ウガンダで湯船に浸かる?!
・・・え、湯船に浸かりたい? そんなこと、できるわけないでしょ 笑
でも、ど〜しても浸かりたいという場合は、タライの中に体育座りでスッポリ入っちゃいましょう。
(それができるのは あなたがチビだからでしょ、と思った方。・・・まぁ、否定はできません。笑)
お湯を多めに沸かせば、20cmくらいはお湯に浸かれるんじゃないかな〜??
(もちろん、やったことはありませんよ 笑)
ウガンダでは、「お風呂」というより「お湯浴び」と言った方がしっくりきますね。
ぬるいお湯ですが、これでも一時期に比べると、だいぶ良くなった方なのです。
お湯浴びを楽にするコツは、バケツ+コップを導入すること。
これにより、水が必要になるたびに重いジェリカンを傾けるという作業が 不要になります。
ウガンダ赴任当初の苦労
赴任当初はホントに「水」浴びだったんですよ・・・。
そこから日光で水を温めるという手段を知り、これはこれで画期的なアイディアだったのですが。
一度ケトルという文明の力を使ってしまうと、もうダメですね~、元には戻れないです。
隣に住む同僚は、電気でお湯を沸かすなんてもったいない! と言いますが、・・・これくらいの贅沢はさせて下さいな 笑
とにもかくにも、
「日本に帰ったらちゃんと湯船につかりたいなぁ〜〜〜」
と思う日々です。
ちなみに! 身体を洗った水をそのまま流してしまっては、勿体無いんです。
受け皿となるタライを用意して、排水もしっかり再利用しちゃいます。
何に使うかは、次回のお楽しみです。
この記事のまとめ
ウガンダ(アフリカ)のお風呂事情 by 青年海外協力隊真那さん、リポートありがとうございました。
日本のような水が豊富な国では、「毎日湯船に浸かるのが当たり前」の文化になっていますが、それが どれだけ贅沢なことなのか、よく分かりました!
今夜からは湯船に浸かりながら、凄く感謝できそうです^^
最初は「水浴び」。それから「太陽でお湯を沸かす」、最後は「電気ケトル」へと行き着いた点が、必死さゆえの生活の知恵を感じました。
このような「どうしたら良いか工夫しよう」と考えることが、今の日本人には圧倒的に不足していますもんね。。。
次回、ウガンダ通信の第四弾では、節約主婦ならば気になる「水の再利用方法」について、リポートして頂く予定です。お楽しみに☆