ワクチン副作用の歴史『湾岸戦争症候群』- 不妊・奇形の原因? 2021コロナワクチンは大丈夫なのか?
更新日:ワクチンの歴史を紐解くと不可解な事例に事欠かない。前回記事で扱った1976豚インフルエンザ騒動に続いて、本稿では「湾岸戦争症候群」を紹介する。
1991年 湾岸戦争でワクチンを強制接種された多国籍軍兵士たちには、戦闘そのものよりも甚大な被害が帰還後に現れた。
多国籍軍犠牲者 | 約300人 |
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湾岸戦争症候群 | 約80,000人 |
当時ライフ誌表紙を飾るなど世界中を騒がせた悲劇だが、今の日本ではほとんど認識されていないだろう。2020コロナ禍で今一度検証されるべきだが、これまた大手メディアからは取り上げられていない。
湾岸戦争とは
時期 | 1991年1〜2月 |
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戦地 | ペルシャ湾岸地域 |
当時国 | イラク vs 多国籍軍(米軍中心) |
戦費 | 611億ドル (内日本は130億ドル拠出) |
犠牲者 | 多国籍軍 約300名 クウェート軍 約1,200名 イラク軍 約30,000名 |
1990年8月サダム・フセイン大統領の指令によりイラク軍が隣国クウェートへ侵攻、併合したことがきっかけとされる。
冷戦後の「新世界秩序」を掲げる米ブッシュ大統領が「砂漠の嵐作戦」と名付け、開戦に踏み切った。
偽旗作戦で開戦
ちなみに湾岸戦争は、開戦自体が15才少女ナイラの嘘泣きであったことがすでに判明。ネオコンの金儲けなどが指摘さている胡散臭い戦争だ。
少女ナイラ嘘泣きの詳細:
湾岸戦争症候群とは?
湾岸戦争自体は多国籍軍の圧勝であり、短期間で終結した。本稿で問題にするのは、多国籍軍兵士達に発症した「湾岸戦争症候群 Gulf War Syndrome(略称GWS)」なる正体不明の症状。
湾岸戦争症候群の症状
LIFE誌表紙に掲載された湾岸戦争症候群の犠牲者親子 参考記事(英語)
湾岸からの帰還兵たちに 集団発生した症状は次の通り幅広い。
中でも、不妊(子供が授かりにくい)や せっかく子供を授かっても奇形発生率が異常な高さであったことは 大問題に発展した。
- ガン
- うつ病
- 吐き気
- 白血病
- 脱毛症
- 倦怠感
- 関節痛
- 不眠症
- 記憶障害
- 勃起障害
- ガルフウォー・ベイビー(胎児に催奇性)
湾岸戦争症候群の犠牲者数
湾岸戦争症候群は、米兵70万人中 少なくとも5千~8万人に症状が確認された。また多国籍軍であった為、イギリス軍やオーストラリア軍兵士も多数発症。
2001年、2003年にも発生
後の2001年アフガニスタン戦争、2003年イラク戦争でも、派遣された米兵に湾岸戦争症候群と類似の症状が見られた。延べ230万人におよぶ帰還兵の内 20万人が罹患。精神疾患を患った6000名が自殺した。
自殺率は中東に派兵されていない予備役*と同等であったという。これは戦場そのものに主要な原因がないことを示唆している。
* 予備役(よびえき)- 有事の際や訓練時のみ軍隊に戻り、普段は一般社会で生活している者
湾岸戦争症候群の原因? ①劣化ウラン弾
劣化ウランの比重は鉄の2.5倍と重たいため、対戦車用の強力な弾頭として使用されている。
問題は劣化ウランが持つ重金属毒性と、低いとはいえ放射性物質であること。そのため湾岸戦争症候群と劣化ウラン弾との関係が疑われた。
米国防総省は否定
湾岸戦争症候群と劣化ウラン弾との因果関係は、確認できない。
アメリカ国防総省は調査の末 否定的立場を表明。
なお、軍需産業には利権 つまり情報操作が付き物なので、国防総省の発表を鵜呑みにはできない。
米国待機の予備役は?
とは言え、湾岸戦争症候群はペルシャ湾からの帰還兵のみならず アメリカで待機していた予備役も発症している。劣化ウラン弾だけでは説明がつかないのもたしかだ。
湾岸戦争症候群の原因? ②油田火災による大気汚染
イラク軍の行動により 現地の油田が火災になったことも 原因に挙げられた。
油田火災による大気汚染は もちろん健康に良くないだろう。だが湾岸戦争症候群の原因というのは無理がある。
なぜなら、一般のイラク国民、イラク兵には 湾岸戦争症候群が発生していない。彼らも同じ空気を吸ったはずなのだから 説明がつかない。
何より、アメリカで待機していた予備役も 湾岸戦争症候群に罹患しているのだ。これが1万km離れた中東から流れてきた空気のせいだというのか? 仮に1万歩譲ってそうならば、一般の米国民への影響も深刻だろう。
湾岸戦争症候群の原因? ③ワクチン強制接種
湾岸に派兵されていない待機兵、現地からの帰還兵に共通している要因がある。短期間で注射された約20種類ものワクチン接種だ。
湾岸派兵前にワクチン強制接種
多国籍軍の中心であったアメリカからは、70万人の若く屈強な兵士たちがペルシャ湾岸地域へ派兵。その全員が派兵前にワクチンを強制接種されているという。
サダム・フセインが炭疽菌などの生物兵器を使用するかもしれない との理由だ。
* ちなみに当時イラク軍が使用した兵器は、数年前にアメリカの軍産複合体が販売していたもの。
疑惑だらけのワクチン
- ワクチンの成分が何であるかを 兵士たちは知らされていなかった(英国国防省は中身の公表を渋っている)→ ニュルンベルク綱領違反*
- 予防接種直後に体調不良が続出
- 複数のワクチンを数日で20本というのは 通常ではありえない
*ニュルンベルク綱領 - 人体実験に対する国際的な倫理規定。被験者の自発的な同意、つまりインフォームド・コンセントは絶対不可欠とされる。
ガーディアン紙の指摘
2001年、英国紙ガーディアンは「違法ワクチンが湾岸戦争症候群とリンクしている」と題して次のように報道。
- 米国の科学者が「湾岸地域で従事したかにかかわらず、注射を受けた要員に同じ症状が出ている」ことに気がついた。
- (報道時点で)27万5000人の英米退役軍人に共通する要因の一つはスクワレン
- スクワレンは 自己免疫疾患を引き起こすなどの重大な副作用があるため、使用が許可されていない*
*ただし なぜか日本では子宮頸がんワクチンに配合されている。スクワレンは不妊剤、男性でも無精子症になるとの指摘があるにも関わらずだ。
タイムズ紙も
同じ英国の高級紙タイムズでも、「混合ワクチンが湾岸戦争症候群の原因と考えられる」という報道がある。当時の英国メディアは ワクチン疑惑にすぐ気付いていたようだ。
ワクチン拒否 - フランス軍にGWSは発症しなかった
ちなみに多国籍軍でありながら湾岸戦争症候群が一件も発生していないのがフランス軍。フランスは自国兵へのワクチン強制接種を断固拒否したというエピソードを付け加えておく。
湾岸戦争症候群を描いた作品
湾岸戦争症候群は その大規模な謎と疑惑、悲劇性から映像作品化されている。
映画『Gulf War』
帰還兵たちへ実際のインタビューを交えながらのサスペンス作品。度重なる湾岸戦争帰還兵の謎の発病の調査をするリーグル上院議員を、激しい妨害と圧力が襲う。
屈強で自信にあふれた大男たちが、自信を喪失し痩せ細っていく姿に同情を禁じ得ない。
ゲーム『メタルギア・ソリッド(Metal Gear Solid)』
1998年にコナミ社から発表された世界的人気ゲーム。
1991年の湾岸戦争で、軍が極秘裏にビッグボスのソルジャー遺伝子を兵士たちに注入。その副作用として、帰還兵たちに湾岸戦争症候群が発症していたとの設定。
湾岸戦争症候群と軍産複合体
愛国心ゆえに最前線に立った戦士を、金儲けの人体実験にできる人間が存在するとは。しかもそれが政府を上からコントロールしているなど、一般人には想像もつかない。
軍産複合体とは
第34代米大統領ドナルド・アイゼンハワー
2017年トランプ大統領の就任後にディープステートと呼ばれた存在は、かつて軍産複合体と呼ばれていた。すなわち軍需産業とそれを支配する金融エリートたちと、ホワイトハウスや国防総省を含む軍の高官たちによる政治・経済・軍事連合体である。
軍産複合体はアイゼンハワー大統領の退任スピーチで その存在を告発されたことにより、世間で認識されることになった。
愛国心、忠誠心までも利用?
湾岸戦争症候群の原因が 本当に違法ワクチンの過剰接種にあるとするなら、軍産複合体の関与が真っ先に疑われる。熱い愛国心を持つ数十万の米軍兵士に 正体不明のワクチンを打たせるなど、世界中のどの独裁者でも不可能だ。しかし軍産複合体なら…。
忠誠を誓った国家からの裏切り
一般的に米軍兵士は 愛国心ある保守層が多い。大切な家族を置いて 1万km離れたペルシャ湾で敵砲に立ち向かう名もなき彼らこそ、本物のアメリカン・ヒーローだろう。
そんな彼らに有害ワクチンを打ち込んだとしたら? アメリカ兵に同情を禁じ得ない。彼らは忠誠を誓った国家から裏切られたのだ。自分だけではない。子供にまで被害が…。
愛国心に価値がないグローバリズム
国際金融資本とはグローバリスト。つまりアメリカ国籍はあっても、国家アメリカへの所属意識はない。国際金融資本には人口削減計画の疑いも根強い。
アメリカが衰退すれば次の移住先があるというノマドな彼らには、米国兵など利用できる道具に過ぎないというわけか。
2021新型コロナワクチンは大丈夫なのか?
いずれにしろ、2020コロナ禍で国民の不安を煽り「ワクチン強制接種」などというのは拙速である。まずは湾岸戦争症候群などの検証をこの機会で公にするのが先決だ。
疑惑の検証と公の議論を
本稿筆者には医学の専門知識もないし、医療行為を全て否定するものではない。本稿の趣旨は、あからさまな疑惑があるのに、恐怖を扇動してワクチン強制接種をという風潮に疑問を呈するものである。
そもそも劇物指定であるワクチンには致死性があるのに、数多い疑惑の検証もされないままなし崩しというのは、国民の疑惑と分断を深めるだけだろう。