オバマ-バイデン政権が武漢ウイルス研究所「コロナ研究」の資金援助を開始 / トランプ大統領が打ち切り
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信じられない話だが、オバマ-バイデン政権下では 武漢ウイルス研究所の「コロナ研究」に資金援助を開始した。
中国-武漢ウイルス研究所への資金援助は、その後 トランプ大統領が打ち切るまで継続。
本稿では、武漢ウイルス研究所の歴史や コロナ研究に関するオバマ-バイデン政権の闇について言及する。
武漢ウイルス研究所とフランスとの関係
- 1956年:
中国-武漢に中国科学院武漢微生物研究室が設立。 - 2004年:
SARS(重症急性呼吸器症候群)が流行した翌年、中国とフランスが「中仏予防・伝染病の制御に関する協力」の枠組みを締結。
フランスは中国に対して、バイオセーフティレベル(BSL)を向上させるための設備や、必要な専門技術を提供した。 - 2015年1月:
アジア初となる「BSL4」の実験室を持つ 中国科学院-武漢国家生物安全実験室が、武漢研究所の付属施設として完成。 - 2017年2月23日:
当時のフランス首相ベルナール・カズヌーブが視察。しかし、当初予定されていたフランスからの研究者の派遣が無いまま、中国の共同研究相手は米国へ変更。
武漢ウイルス研究所と米国との関係 - 米・実験室での事故がきっかけ
- 2014年7月:
米国疾病予防管理センター(CDC)で行われた実験室で事故が発生。 - 2014年10月:
公衆衛生上の懸念から、米国政府は「下記3つのウイルスを兵器化する取り組みに対する連邦政府の資金提供」を すべて禁止に。 - インフルエンザ
- 中東呼吸器症候群(MERS)
- 重症急性呼吸器症候群(SARS)
米国のウイルス研究を武漢ウイルス研究所へ外部委託 - ファウチ所長
ウイルス兵器化への資金提供禁止により、NIH(米・国立衛生研究所)が実施していたウイルス研究は、武漢ウイルス研究所へ外部委託することとなった。
同研究の外部委託を積極的に推し進めたのが、NIH傘下の NIAID(米・国立アレルギー感染症研究所)アンソニー・ファウチ所長だ。
アンソニー・ファウチ氏の経歴
- 1968年:
国立アレルギー感染症研究所(NIAID)・臨床調査研究所(LCI)の臨床アソシエイトとして 国立衛生研究所に入所 - 1974年:
LCI臨床生理学課長に就任 - 1980年:
免疫調節研究所長に就任 - 1984年:
NIAIDの所長に就任。以後2021年現在も同職。 - 2001年:
9.11テロ攻撃後にバイオテロ防御薬とワクチンの開発を推進。 - 2020年:
ホワイトハウス内の新型コロナ対策チームのメンバー
HIV、SARS、2009年豚インフルエンザのパンデミック、MERS、エボラ出血熱、新型コロナウイルス 等、米国においてウイルス性疾患に対処する最前線にいると評価されている。出典
米エコヘルス・アライアンス(EHA)から武漢ウイルス研究所へ資金援助
2014年、NIH(米・国立衛生研究所)からの資金援助を直接 受け取ったのは、感染症研究を専門とする非営利団体 EcoHealth Alliance (EHA:エコヘルス・アライアンス)。
その研究テーマは「コウモリ由来コロナウイルスの 出現リスクの解明(Understanding the risk of bat coronavirus emergence)」だった。
資金援助額は310万ドル(約3億4100万円)。そのうち武漢研究所には設備投資費用として、約60万ドル(約6600万円)が コウモリ遺伝子解析のために渡った。
同研究では、野生コウモリ由来のコロナウイルスに対し 遺伝子解析も含めた調査が行われた。そのため、武漢ウイルス研究所はコロナウイルスに関する膨大な量のデータを保有している。
資金援助は2019年まで5年間続いた。
※ 研究費の金額は 1ドル=110円換算
米国防省が武漢ウイルス研究所に資金援助
2017年、NIHによる資金援助の他にも、米国防省が「エコヘルス・アライアンスのコウモリ由来の人獣共通感染症」に関する研究へ資金提供。
資金提供された650万ドル(7億1500万円)のうち、委託先の武漢研究所には 150万ドル(1億6500万円)以上が提供された。
すなわち、今までに エコヘルス・アライアンスを通じ、武漢ウイルス研究所へ200万ドル(2億2000万円)以上が流れていたことになる。出典
北京の米国大使館が危険性を警告 - 武漢ウイルス研究所のコロナウイルス研究
2018年1月、北京の米国大使館は、米国の科学外交官を武漢ウイルス研究所へ複数回派遣するという異例の措置を講じた。
そして「コウモリからのコロナウイルスに関する危険な研究を行っていた研究所は、安全性が不十分である」という公式警告を、ワシントンに打電。出典
武漢ウイルス研究所のコロナ研究は、さらに危険な領域へ
2019年、同研究に関するNIH(米・国立衛生研究所)から武漢ウイルス研究所への資金援助は、さらに5年間更新された。
2019年以降の研究では、ウイルスがどのように変異し人へ感染する能力を獲得するのか、が検証されてきたという。
危惧されていた大事件が発生
2019年11月、武漢市付近で新型コロナ発生が初めて確認。
その後は 世界的流行(パンデミック)へと至っている。
トランプ大統領が武漢ウイルス研究所への資金提供を打ち切り
2020年4月、新型コロナウイルス感染症の騒動を受け、NIH(米・国立衛生研究所)からエコヘルス・アライアンスへの資金援助は トランプ大統領によって打ち切られた。出典
トランプ大統領の発言
オバマ政権は彼らに370万ドルの資金援助をした。
我々は資金援助を即刻終了する。
"The Obama administration gave them a grant of $3.7 million...we will end that grant very quickly."
— Rep. Matt Gaetz (@RepMattGaetz) April 18, 2020
Thank you President @realDonaldTrump and @SecAzar for committing to end this America Last grant given to labs in Wuhan by the Obama administration! pic.twitter.com/hiubYx0X4K
コロナパンデミック発生は、本当に偶発的なのだろうか?
オバマ大統領と挨拶を交わすファウチ所長 (2014年6月)
出典
オバマ-バイデン政権下において、米国内実験室での事故発生によりウイルス研究の危険性は明らかであった。
それにも関わらず、ファウチ所長を筆頭に武漢ウイルス研究所への資金援助。北京の米国大使館は武漢ウイルス研究所の危険性を警告していた。
その後 コロナパンデミックが発生し、世界中で多数の犠牲者が。経済や学校教育への影響も深刻だ。
一方 トランプ政権では、トランプ大統領がコロナ対策に追われ、オバマ政権での武漢ウイルス研究所へのコロナ研究支援を打ち切りに。
米大統領選2020では新型コロナを理由に郵便投票を実施。不正選挙クーデターでは新型コロナまで政治利用された。
歴史を紐解くと、果たしてコロナパンデミックは 本当に偶発的に起こったことなのだろうか?
「オバマ-バイデン政権 〜 コロナパンデミックに至るまで、とてつもない闇が潜んでいる」
・・・そう感じるのは、筆者だけではないはずだ。