ディープステートの野望『新世界秩序』とは? - 1%による99%支配計画
更新日:1990年9月11日、湾岸戦争を開戦したブッシュ米大統領は「新世界秩序」を連邦議会で主張。
それまでもウィルソン米大統領、チャーチル英首相が言及したキーワードだが、ブッシュ大統領の発言で広く世界の人々へ認知されることになった。
表面上、ブッシュの意図は 東西冷戦後のアメリカ一極支配と解される。しかし本当の「新世界秩序」とは、人類支配計画との見方が根強い。
新世界秩序とは - 1%が99%を奴隷支配する世界
New World Order(以下NWO)- 新世界秩序とは「1%の国際金融資本が、99%の人類を支配する世界」。
- 超国家機関として世界政府を樹立
- 世界政府の絶対的かつ中央集権システムで人類を管理
※ なお最近では「新世界秩序」という響きが陰謀論ぽくなってしまったので、「グローバリゼーション」と言い換えて推進。
当事者たちの証言
好むと好まざるとに関わらず、世界政府をつくる。問題は、世界政府が合意に基づくものであるか、それとも征服によってなされるのかだけだ。ジェームズ・ウォーバーグ
-1950年上院外交委員会にて-
新世界秩序はこれまで以下の世界的指導者たちが言及。みな国際金融資本といわれる界隈のメンバーであり、グローバリズムの推進者たちだ。
- デイビッド・ロックフェラー
- ヘンリー・キッシンジャー
- ジョージ・ソロス
- ビル・クリントン
- トニー・ブレア
- ジョー・バイデン
2018年にはジャック・アタリが題名そのままのベストセラーを発表。新世界秩序という野望は 今やだんだんと隠されなくなり、世に認知されつつある。
覇権を狙う勢力は常に存在する
平和な日本の感覚では 新世界秩序がなんだか途方もなく聞こえるかもしれない。しかし世界では、覇権を狙う連中がいること自体は歴史の常。
- 古代 - アレクサンドロス大王
- 中世 - チンギスハン
- 近代 - ナポレオン
- 19世紀 - 大英帝国
- 20世紀 - 東西冷戦
- 21世紀 - 中国共産党
国際金融資本が発行する米ドル通貨
米1ドル紙幣にあるラテン語「Novus Ordo Seclorum」は英語で「New World Order(新世界秩序)」、「ANNUIT Coeptis」は「神は我々の取組みを支持している」を意味する。
米ドル通貨発行権は 米政府にはない。民間銀行FRB(連邦準備制度)の株主である国際金融資本(ディープステート)が、米ドル通貨を発行していることは別稿で解説した。
国際金融資本が発行する米1ドル紙幣のピラミッド。周辺にあるラテン文字には「新世界秩序」「神は我々の取組みを支持している」とある。
新世界秩序はピラミッド社会
ピラミッドの頂点は国際金融資本で、金・情報により世界を支配。一定の利権を与えることで 一部のエリート集団が協力者となり、99%の人類を管理する。
- 支配階級
- 国際金融資本 - ロスチャイルド、ロックフェラーに代表される国際銀行家グループ。 - 管理階級
- GAFA、メディア、司法、軍・警察、官僚、大企業 - 支配階級の財産と奴隷の管理人。一定の報酬も。 - 奴隷階級
- 99%の人類 - 家畜なので臓器も? 支配階級の富を生産。
最終的には、我々の運動に尽くす少数の金持ち、および我々の利益を守る警察と兵士と、プロレタリアートの大衆が残ればいい。世界革命行動計画*より
*世界革命行動計画 - 1773年フランクフルトにて初代ロスチャイルド家当主であるマイヤー・アムシェルが開催した秘密会議。
新世界秩序 - 人口削減計画で人類は5億人以下に?
ジョージアガイドストーン wikipediaより
正体不明のモニュメント、ジョージア・ガイドストーン*にはこうある。「人類は5億人以下を維持する」。
2021年の世界人口は約78億人という。一部のエリート以外には、新世界で人類が存在する意味はなくなっているということだろうか。それとも5億人が管理しやすい人口なのか。
*ジョージア・ガイドストーン - 1979年、米国ジョージア州に建立された石碑。アメリカのストーンヘンジと呼ばれ、新世界秩序を想起させる10のガイドラインがヘブライ語を含む8つの言語で刻まれている。R.C.クリスチャンという人物が製造の依頼主だが、碑文の内容、建立目的など謎だらけ。現在は観光地となっている。
ビル・ゲイツが人口削減に言及
*問題の人口削減発言は4:00頃〜
大富豪ビルゲイツがTEDでスピーチした内容が、一時期 騒がれた。「ワクチンで世界の人口を削減できる」趣旨の発言をしたのだ。
その後、2020コロナウイルスがパンデミックに発展したことで、ビルゲイツに向けられる目は疑わしいものとなっている。
本音をポロリしたのなら あまりにも間抜けすぎるため、にわかに信じがたい。一体どんな意図があったのか?
新世界秩序 - スーパー監視社会 - GAFAが世界統治?
ジャックアタリの見解では、米中による世界覇権争いの末に勝つのは第三者であるGAFA*だという。
GAFAを握るのは当然ながら大株主。つまり国際金融資本が米中覇権争いの末の勝利者。
*GAFA - ITプラットフォーマーといわれる巨大企業群。Google, Apple, Facebook, Amazonの頭文字から。各市場を事実上独占している。
ビッグテックによるスーパー監視社会
国家権力ではなく、企業(GAFA)が世界の覇権を握ると 私たちの生活はどう変わるのか? AIで家畜の養殖が可能なように、人間の管理も技術上は可能。
例えば実際に、今でもウイグルの街は監視カメラで溢れ、一切の死角が存在しないという。スマホの中身も中国共産党監視下。家の中まで監視カメラが強制的に設置。DNAまで登録され、出産数も管理。
すでにスーパー監視社会は始まっている。
GAFAは我々の個人情報を所有している
もちろんGAFAは私たちの住所、生年月日、画像、思い出、家族関係を承知。銀行通帳の中身ものぞき見OK。
- Google - GPSで私たちがどこにいて、何を知りたいかを全て把握。
- Apple - 私たちの声紋、指紋、顔の管理さえ始めた。
- facebook - 私たちが誰と繋がり、どんな情報をシェアしているかを知っている。
- Amazon - 私たちが何を買い、何を好むかを把握。
国民総背番号制
マイナンバーカードによる国民総背番号も、国民管理に有効だ。もしマイナンバーがGAFAに紐付けされたら、日本国民の公的情報が丸裸に。
マイクロチップを体内に?
個人を特定し、管理しやすくするために、体内へマイクロチップを埋め込む計画もある。スウェーデン、ドイツではすでに一部国民が利用開始。
日本でも環境省の法律で、ワニ、ゴリラ、熊、鷹などの特定動物には、マイクロチップによる管理基準が設けられている。
もし人類全体にマイクロチップ埋め込みが義務化されたら?まるで家畜扱い。スーパー管理社会の完成だ。
新世界秩序への道 - 金融支配
国家の歴史とは、債務とその危機の歴史である。歴史に登場する、様々な都市国家・帝国・共和国・独裁国家も、債務によって栄え、債務によって衰退して来た。ジャック・アタリ
国家の歴史とは、金を貸す者の歴史である。国家に金を貸す者が歴史を動かして来た。馬渕睦夫
国家債務危機
国際金融資本はこの数百年にわたり、欧州の国家へマネーを貸し付けて来た。その結果、今や欧州各国の国家主権は弱体化。
一方、その国家主権は徐々に超国家機関EUへ移行。そのEUを支配するのは国際金融資本だ。
国家の民営化
つまり、市場の力が世界を覆っている。(中略)行き着く先は、国家も含め、障害となるすべての者に対し、マネーで決着をつけることになる。ジャック・アタリ
21世紀の歴史より
東西冷戦終了後、国際金融資本は共産主義の看板を捨て、グローバリズムの看板でNWOを進めて来た。グローバリズムとは市場(金)が支配する世界。
これはマネーを持つ個人が市場(世界・国家)の支配者であることを意味する。すなわち、国家がやがてマネーの力で民営化されることをアタリは予言(予告)しているのだ。
市場の恐怖を利用
また アタリは市場(マネー)の恐怖を煽ることで、世界政府の必要性を主張している。
- 市場が国家権力を凌ぐ
- 市場の欲望を誰もコントロールできない
- 世界滅亡の可能性
- 世界政府がコントロールするしかない
国家主権が弱まれば、金融マフィアが麻薬、暴力、売春、臓器売買など好き放題。アタリの予言では世界中でマフィアが跋扈することに。これは確かに困る。
でもそれって世界政府じゃなく、各国の主権をしっかりさせればいい話では?
新世界秩序への道 - ショックドクトリンで仕上げ
深刻な危機がなければ、超国家的な世界統治機関はけっして設立されないだろう。ジャック・アタリ
新世界秩序より
ショックドクトリン
21世紀では世界規模でのパニックが連続して発生。
- 911に始まるイラク戦争
- リーマンショック
- 欧州難民危機
- コロナパンデミック
国家主権を弱体化させておきながら、「こうした世界規模の危機に対抗するためには、世界政府が必要だよね」というシナリオを主張するのがジャック・アタリ。
- ショックドクトリン
- 気候変動、ウイルス、経済恐慌、テロ戦争、核兵器管理、難民ビジネス、麻薬カルテル、隕石落下など 1カ国では対処困難なパニック発生 - 世界政府の樹立
- 地球規模問題解決には世界政府が必要
恐怖で世界政府を押し売り
一見もっともらしく聞こえる。しかし、もし誰かが意図的に世界規模の茶番パニックを引き起こしたのなら、その茶番を止めることで問題は解決する。
テロ、金融ショック、パンデミックが本当に避けられないものだったのか? 何らかの目的で意図的な利用をされていないのか? 今一度冷静になり、それを検証する必要があるだろう。
新世界秩序が本音? - グレートリセット
各国元首、国際金融資本など、世界中のリーダーが集う世界経済フォーラム・ダボス会議。2021年のテーマは「グレートリセット」。
名前だけ先に発表されて、肝心の内容は本稿執筆時点(2021年3月)でいまだ公表されない。つまり一部のエリートで中身をもう決めてはいるが、ラディカルな内容なため着地点を探っているように見える。
コロナパンデミックによって世界が混乱し、冷静な判断をしかねているこのタイミングで、一体何をリセットするというのか? 2021グレートリセットの正体とは、コロナ・ショックドクトリンではないのか?
グレートリセットで世界共産化?
インサイダーから漏れてくる未確認情報によると、グレートリセットとは「資本主義・民主主義をリセットし、全体主義的な高度管理社会への移行」を意味するという。
今さら全体主義?と思うが、コロナ禍のショック状態では強引に押し切られかねない。平時ではなく 有事なので、民主主義よりは独裁的リーダーシップを発揮できる全体主義を消去法でという口実だ。
その独裁勢力が本当に国民を愛しているなら良いが、もし「1%による99%支配」を夢見る勢力であったなら? 金でメディア、司法、軍を支配されていたら もう大衆は抵抗はできない。ゲームセットだ。
国家主権こそが国民を守る
「グローバル市場が『エデンの園』なのではなく、各々の民族がその特性を生かしながら共存する世界こそ、『エデンの園』をもたらす可能性があるのです。
(中略)
私たちが心の安寧を得られる『エデンの園』は 決して文化の違う遠くの外国にあるのではなく、私たち自身の国にあるはずだからです。馬渕睦夫
世界を操る支配者の正体 より
復権するナショナリズム
どこの国でも保守を表明すると極右、危険なナショナリスト、差別主義者とレッテルを貼られる。
- 日本 - 安倍総理大臣
- 米国 - トランプ大統領
- ロシア - プーチン大統領
- フランス - マリーヌ・ルペン国民党党首
- ドイツ - AFD(ドイツのための選択肢)
そうした左翼メディアのプロパガンダにも関わらず、世界中でナショナリズム(国家主権・愛国主義)が見直されている。グローバリズムの失敗が、地球規模で明らかになってきたからだ。
ナショナリズム連合
1%による世界支配ではなく、自国民を大切にする国家同士の連携。これこそが世界に平和をもたらす。
トランプ大統領は 自国民こそ宝であると説いた。そして各国リーダーにも、自国民を大切にしてくださいと歴史的な国連スピーチを残した。
今一度、私たちも日本の国家主権について振り返ってみよう。
*2019年第74回国連総会トランプ大統領演説(未来ネット)
この記事のまとめ
ディープステートの野望『新世界秩序』とは? - 1%による99%支配計画- 新世界秩序とは「1%の国際金融資本が、99%の人類を支配する世界」
- 国際金融資本を頂点としたピラミッド型階級社会
- ビッグテックが99%の人類を管理するスーパー監視社会
- 最近では、グローバリゼーションという言葉で推進
- 金融支配、ショックドクトリンを利用して世界政府の樹立を目指している