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絵本ハブルータのやり方(手順)を実践で解説 by ユダヤ式英才教育法ユナママ

更新日:絵本ハブルータのやり方(手順)を実践で解説 by ユダヤ式英才教育法ユナママ

ユダヤ式英才教育法「絵本ハブルータ」のやり方を 詳しく解説します。

※ ハブルータって何? という方は、以下の記事をご参照ください。
天才ユダヤ人の勉強法「ハブルータ」…学習効果は18倍!|ユダヤ式英才教育法ユナママが解説ユダヤ人が行う最も効率の良い勉強法「ハブルータ(質問・討論)」についてご紹介


絵本ハブルータは 親子ですぐに始める事ができ、筆者が主催している「ママ同士のハブルータ同好会」でもお馴染みの材料。

ハブルータ初心者の方は、まず大人同士(ママ友や夫婦)で絵本ハブルータに挑戦してから、お子さんとのハブルータをオススメします。

大人同士で事前に練習すると、親子で行うハブルータが、より深く充実したものに。


また、海外在住の日本人ママの中には、「子どもに母国語で絵本を読んであげたい!」という方も多いはず。そんな時にお勧めなのが、こちらの デジタル童話無料サイトです。

今回は、上記サイト内の イソップ童話「北風と太陽」を使って、絵本ハブルータのやり方をご紹介していきます。

目次
絵本ハブルータのやり方(手順)を実践で解説 by ユダヤ式英才教育法ユナママ

絵本ハブルータの手順を①~④で解説します。

※ ①と②は一人で行い、③と➃はペアで進行。

① ゆっくりと、一人で最後まで絵本を読む

まずは教材として選定した絵本を、じっくりと読んでみましょう。

もし知っている物語だったとしても、もう一度読んでみる事が大切。

慣れてきたら、絵本を読みながらでも「② 質問作り」が同時進行できるようになります。

② 4種類の質問作り

同じタイトルの童話でも、出版社ごとに内容が若干 異なる場合があります。

ママ同士(大人同士)でハブルータをする際は、同じ絵本を使用するようにして下さい。


質問作りに関する手順などは、以下の記事でも解説しています。

【ユダヤ人の勉強法】討論式「ハブルータ」のやり方 ‐前編‐|ユダヤ式英才教育法ユナママが解説ユダヤ人はなぜ優秀なのか【ユダヤ人の勉強法】討論式「ハブルータ」のやり方 ‐後編‐|ユダヤ式英才教育法ユナママが解説「良い質問の仕方4つ」のうち「実践の質問」と「総合の質問」について解説していきます

1.「事実確認の質問」の例

  • この童話の中で分からない単語や文章があった?

    お子さんと絵本を読む場合は、必ず「先に聞いてあげてから」討論をはじめましょう。多くの場合、お子さんは分からない単語をそのままスルーしてしまっている為です。

2.「想像質問」の例

  • 北風はどうして太陽に勝負を挑んだのだろう?
  • なぜコートを脱がす勝負だったのだろう?
    (他の勝負でなかった理由は?)
  • 太陽はなぜ勝負を受けたのか?
    (勝つ自信があったのか?)
  • 太陽がもし勝負の内容を決めていたら、どんな勝負をしていただろうか?
    (同じように服を脱がす勝負だっただろうか?)
  • この勝負は両方にとってフェアだったと思う?
  • 北風はどんな勝負だったら太陽に勝てたと思う?
  • この旅人は、どこから来てどこへ行こうとしていたのか?
  • いきなり涼しくなったり、寒くなったり、そしてまた暖かくなったり、最後には暑くなった旅人はどんな気持ちだっただろうか?
    (北風と太陽の勝負に巻き込まれた立場として)
  • 川に飛び込んだ後の旅人の気持ちは?
  • 勝負が終わった時の、太陽と北風のそれぞれの気持ちは?

3.「適用・実践質問」の例

  • もし あなた(私)が北風だったら どんな勝負を挑んだ?
    (そもそも太陽に勝負を挑む?)
  • もし あなた(私)が太陽だったら どんな勝負を挑んだ?
  • あなた(私)が旅人だとすれば、いきなり気候がどんどん変わっていくこの状況に どう対処すると思う?
  • あなたの過去の人生で、寒かった経験(不幸や絶望を感じる瞬間)と暖かい経験(幸福や希望を感じる瞬間)がいつで、どんなことがあったのかを教えて。
  • 上の二つの出来事が あなたの人生にどんな気づきや学びを与えてくれた?
  • あなた(私)にとって "他人よりも優れていると思う、勝てる勝負" とは何だろうか?
  • 勝負に勝つことの意味とは?
    (なぜ人は勝ち負けにこだわるのか?)
  • 勝ち組の人生、負け組の人生の定義とは?
    (あなたの定義によれば、あなたは勝ち組?負け組?)


ここで皆さんがよく迷うポイントを整理!

想像質問
… 登場人物を元にした想像力が必要な質問。

適用・実践質問
… 主語が「あなたと私」に置き換わった質問。「自分だったら? 自分の人生で起きたとしたら?」という観点で質問を作っていきます。


ここまで質問ができたら、最後に「この童話を通して学んだ内容を整理する質問」を作っていきましょう。

4.「総括・総合質問」の例

  • 勝ち負けとは結局 何を決めることなのだろうか?
    勝つということの本当の意味とは?
  • 自分にとって「勝てる勝負」にだけ挑むことの重要性は?
  • 人生において、突然起こり得る「不幸だと思える出来事」や「幸福だと思える出来事」に対処する姿勢とは?


以上の3つが、私が「北風と太陽」を読みながら考えた総括質問です。

最初から1〜4全ての質問が作れなくても焦らずに! 初めは難しく思えても、場数を踏めば誰でもできるようになってきます。

質問作りが難しいと思う方は、1, 2だけでも挑戦して、まずは質問作りに慣れていってくださいね ^^

③ ペア討論をしてみる

お子さんとハブルータを始める前に、まずはママ友(大人同士)でペア討論をしてみましょう。そうする事で、お子さんともスムーズに討論することができます。

お互いの質問を、質問し合う

話が行ったりきたりしないように、できるだけ絵本のページに合わせて質問していきます。1ページ目に質問ある人? といった感じ。

自分の質問に、自分の考えで返答

相手の返答を聞きながら、自分の考えとは異なる観点に驚くことがあります。広がった視野で、自分が出した質問に、もう一度 答えてみましょう。

ハブルータは勝ち負けをつける論争ではない

ハブルータは、あくまでも多様性を認め合い より発展した考えを開拓していくためのペア討論です。自分と異なる意見を責めたり、説得する必要は全くありません。

ポジティブな受け答え

共感した際は すぐに相手へ表現することが大切。

例)
「そっか~。あなたはそう思うんだね!それも良い考えだね」
「私には思いもよばなかったよ。私は こう思うんだ~」 等。

これは お子さんとのハブルータにおいても、とても必要な対話姿勢です。

題材をもう一度 読み直す

ペア討論が終わった後に、討論の題材(この場合「北風と太陽」)を改めて読み直します。その後ハブルータの感想を述べあって終了。

特に大人同士の場合、一人でただ読んだ時よりも、もっと深く広い気づきを得られるはずです。

➃ 全体への共有時間(もし複数のペアが一緒にいる場合)

私は ママ同士の絵本ハブルータ同好会を、毎回5〜6名で行っています(多いときは10名ほど)。

ペアが2~3組できるため、自分のペアで出た意見を 最後は参加者全員の前でシェア。

この全体共有の場は、より多くの意見(=視野・考え方)に触れることができるため 刺激的な時間です。


私たちのペアではこういう面白い質問があって、これに対して こういう答えが出てきたんです。

でもこの質問に関しては 二人では良い解答が得られなかったんですが、何か良い意見をお持ちの方いますか?

という感じ。

全体共有の時間を持つことで、自分とパートナー(=ハブルータの相手)だけでは得られなかった「知恵・知識、経験」を、他の参加者から学ぶことができます。

最後は「北風と太陽」についての新しい学びや気付きを、一人ずつ発表し合いながら その場をまとめていきます。


これが絵本ハブルータの一通りの流れです。

「質問作りが大変!」という方は、まず上記の質問例に沿って、ぜひトライしてみてくださいね ^^