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久保建英 電撃移籍のレアルB(カスティージャ)とは?日本一早いスタメン予想!

久保建英 電撃移籍のレアルB(カスティージャ)とは?日本一早いスタメン予想!

2019年6月14日は日本サッカー界にとって記念すべき日になるだろう。

FC東京に所属していた日本代表久保建英が、レアル・マドリードへ移籍することが発表された。

18歳の誕生日以降は古巣であり、レアル・マドリードとはライバル関係にあるFCバルセロナへ移籍するものと思われていただけに、世間では大きな驚きとともに受け止められた。

年棒2億4千万円(200万ユーロ)、トップチーム昇格は一年後の2020年という破格の条件で、バルセロナ、パリSGなどのライバルから久保を勝ち取ったという。


ただし、1年目に所属するチームはレアルマドリードのBチームである「カスティージャ」。

今シーズンはスペインリーグ3部に登録されている。さすがにJリーグよりはレベルが落ちるかもしれないが、活躍次第ではトップチームへの道も開かれる環境。

早速、気になるカスティージャをチェックしてみた。


■ 目次

  • クラブ概要
  • 歴代監督
  • 所属選手と久保建英の立ち位置
  • 怪物ヴィニシウス
  • 怪物だらけのトップチーム
  • マドリディスモと日本サッカー界の夢

クラブ概要

「レアル・マドリード・カスティージャ」は、サッカークラブ世界王者レアル・マドリードの下部組織(カンテラ)の若手選手たち(主に19~22歳)が所属するチームだ。

以前は日本のファンたちに、レアルB などと呼ばれていた。スペイン2部リーグに登録されることもあるが、ここ20年間は3部リーグで過ごすことが多くなっている。

トップチームであるレアル・マドリード以外のチームで活躍している選手も、数多く輩出している名門だ。


ところでカスティージャ(Castilla)という地名は、ポルトガル語風ではカステーラ(Castela)となる。

今や日本の銘菓となった「和菓子・カステラ」の起源に触れているようで、日本のファンには親近感が湧きやすいかもしれない。

歴代監督

ラウル・ゴンザレス

ラウール・ゴンザレス(Wikipediaより)

20世紀世界最高のサッカークラブにも選出された名門レアル・マドリード。常勝が義務付けられているがゆえに、未来を担う若手育成部門であるカスティージャを率いた歴代監督もそうそうたる顔ぶれだ。

伝統的に、カスティージャで監督をした後、レアル・マドリードの監督へ就任することが多い。デル・ボスケ、ラファエル・ベニテス、ジダン、ソラーリなどがその例にあたる。


今期からカスティージャ監督に就任するラウール・ゴンサレスは、クラブのレジェンド。彼もいずれトップチームの監督になるとみられる。

自身がレアル・マドリードのユース出身で、17歳の時にトップチームデビューした経験もある。久保のような自身の教え子たちを登用する日が来るかもしれない。

所属選手と久保建英の立ち位置

チームのフォーメーションは4-2-3-1が基本で、4-4-2がオプションとして使われることもある。

さて久保のポジションはあるか? 順を追って観察してみよう。


カスティージャ2019予想スタメン

GK

GKにはジネディーヌ・ジダンの息子ルカ・ジダンがいることは有名。

ルカ・ジダンの市場価値は既に約1億2千万円(100万ユーロ)とされるが、21歳の現時点で183cmではレアルの守護神としては苦しいか。

ただし、トップチームのGKとしてリーグデビューを果たしてはいる。

DF

主将であり、不動のCBハビ・サンチェスは、189cmとスペインでは長身の部類に入る。U19まではスペイン代表だった。

久保とチームメートを繋げる役割を担うのは、まずサンチェスだろう。22歳となった今、トップチーム昇格か、移籍か勝負の年になる。

MF

攻撃的MFとしてはアレックス・フューバス(23)が有力な存在。今期3ゴール3アシストで、市場価値は約5億円。

トップ下に入ることが多いのはハイメ・ソアン(22)。ユースからの生え抜きで、10番を背負うことから久保のライバルと言える。

U 20ブラジル代表のアウグスト・ガルヴァン(20)も久保と同じレフティーの攻撃的MF。

FW

今期20ゴール9アシストのCFクリスト(21)は押しも押されぬスタメンで、近くに昇格か移籍か注目される。

ただしトップチームの攻撃陣は過剰なくらいにいるため、これだけの実績でも昇格は悩ましい。約6億円とされる市場価値で放出も考えられる。

右ウイングの一番手はジョルジ・デ・フルトス(22)で市場価値は約6億円。右利きで今期は7ゴール5アシスト。久保がFWととして競争するなら彼がライバルとなる。

他チームで武者修行中の若手もいる

一方、レアル傘下ではあるものの、他チームへ武者修行に出ている若手有望株たちもいる。

オランダ・フィテッセにレンタル移籍中である神童ウーデゴー(20)。若きノルウェー代表FWも伸び悩んではいるものの、久保とポジションや身体サイズが近く、ライバルの一人と言えるだろう。

怪物ヴィニシウス

久保と同世代で、すでにトップチームで活躍するライバル達もいる。


U21スペイン代表MFブラヒム・ディアス(19)は 2019年1月に、マンチェスター・シティから移籍金最大約30億円でレアルマドリードに加入。


さらに久保と同じ6月に、ブラジルの新星ロドリゴもレアル入団会見をした。年齢も久保と同じ18歳だが、こちらは移籍金が55億円とケタが違う。

ネイマールやロビーニョと似たプレースタイルのFWだと自認している。トップチームとカスティージャのどちらでプレーするかはまだ決まっていないが、強力な味方であり、ライバルと言えるだろう。

カスティージャでプレーするなら、このスーパーチームで久保とゴールデンコンビを結成することになる。3部リーグを席巻することは間違いない。


ブラジルからもう一人、こちらも同じく18歳で既にトップチーム登録しているのが怪物ヴィニシウス。

17歳にして南米フラメンゴから、56億円でレアルに移籍。昨シーズンはトップチームで4ゴール決めている。


そのヴィニシウスが心から尊敬するFWこそパリSG所属のエムバペ(20)。19歳にして、2018年ロシアW杯で優勝したフランス代表の原動力となった韋駄天FWだ。

今のところ、パリからマドリードへの移籍は時間の問題とされている。

怪物だらけのトップチーム

サンチャゴベルナベウ スタジアム

マドリードの攻撃を組み立てるのはベンゼマ、ベイル、クロース、モドリッチ。新加入でエデン・アザールも加わった。

この中の誰かがベンチとは信じがたいが、常勝レアルでは当たり前の光景。W杯得点王がベンチに座り、毎年ロナウド2世やジダン2世が入団する「白い巨人レアル・マドリード」。

一年後の2020年、久保建英はここに割って入る。入らなければ、放出される可能性が高い。


一般的に、技術とパスワークが重要視されるバルセロナのスタイルに対し、強靭なパワーとスピード、スタミナが愛されるレアルマドリード。

海外ではチーム内競争が激しく、練習中から味方の脚ですら削りに行くという。


まだ顔にあどけなさの残る久保は、フィジカル、メンタルを強力に鍛える必要があるだろう。そもそも闘将セルヒオ・ラモスのタックルで壊されないか心配だ。

とは言え、若き日本の至宝が選択した道。全力で応援したい。


楽天・三木谷社長(FCバルセロナの大口スポンサー)だって、正直なところ久保建英には夢を見ているだろう。

なぜなら、久保建英こそ日本の未来であり、日本のサッカーファンにとって「夢」とは未来のW杯優勝なのだ。そして久保は世界一の選手たちだけが在籍できるチームに所属する、日本で最初のサッカープレイヤーになる。

マドリディスモと日本サッカー界の夢

若手たちに「マドリディスモ(マドリー主義)」を植え付けると意気込むラウール監督。

歴史・思想が大きな背景にはあるため、マドリー主義は日本人が簡単に口にできる言葉ではない。その上で、あえてそれをピッチ上の言葉で表現することを許されるならば、屈強、自己犠牲、常勝、王者というキーワードが並ぶのではないか。


2020年、東京五輪を迎える夏。ラウール監督から鍛えられた久保建英が、どう成長しているのか?

サッカーを愛する日本人にすれば、国民の弟と呼びたい久保建英。ラウール監督の手腕に期待したい。