周庭氏へ中国共産党が人権弾圧(拘束・逮捕3回、出境不可) - 日本の政治家102名が反対署名
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周庭氏への中国共産党による『人権弾圧』が深刻だ。すでに3回も拘束・逮捕されており、出境不可だという。
そんな中国共産党の横暴に対し、日本の政治家102名が反対署名を行った。
周庭氏へ中国共産党『人権弾圧』
周 庭(しゅう てい)氏とは?
香港「民主の女神」と呼ばれる 1996年生まれの大学生。香港の政治運動家、香港衆志 常務委員。
もう3回拘束・逮捕されましたよ。今は保釈中で、出境できないし、週2回報告のために警察署に行かないといけないし、夜間外出禁止令もある。
— 周庭 Agnes Chow Ting (@chowtingagnes) May 29, 2020
私が本当に行方不明になる時は、香港が完全に中国になった時ですね。 https://t.co/9UtWCcc4wA
周庭氏に対する中国政府(中国共産党)の弾圧は次のとおり。
- 今までに3回 拘束・逮捕
- 現在、保釈中(出境不可)
- 週2回報告のために警察署へ出頭
- 夜間外出禁止令
香港「国家安全法」抗議集会にて600人以上が逮捕
今日の警察は狂っている。デモに参加していない市民を含めて、600人以上の市民が逮捕されました。学校が終わったばかりの、制服を着ている中学生も数人逮捕されました。 pic.twitter.com/5z7iTqgIhb
— 周庭 Agnes Chow Ting (@chowtingagnes) May 27, 2020
2020年5月27日、香港にて中国政府が整備を目指す「国家安全法」等に抗議する抗議集会が行われた。中国共産党は「違法な集会に参加した疑いなど」とし 600名以上を逮捕。
参考:デモの参加者は平和的
中国「国家安全法」への反対署名 - 自民党 署名賛同議員64名
中国政府の「国家安全法」に反対する署名運動が、日本の国会議員の中で行われている。
山田宏議員がリーダーシップを取っているようだ。
中国の「国家安全法」に反対する署名。自民党署名賛同議員がさらに増え、64名となりました。 pic.twitter.com/FMpbOgZgNk
— 山田宏 自民党参議院議員 (@yamazogaikuzo) May 29, 2020
中国「国家安全法」への反対署名 - 野党議員も含め102名
野党からは 山尾しおり議員がリーダーシップをとり、野党38名が中国『国家安全法』へ反対署名。
①「香港」への連帯、新たに野党議員16名追加。自民党からも6名追加と伺いました。したがって、現時点で合計102名(自民党64名、野党38名)の方から意思表明頂きました。
— 山尾しおり (@ShioriYamao) May 29, 2020
本当にありがとうございます。これだけの日本の議員が世界の議会人と連帯して香港市民を支えます。#HongKong pic.twitter.com/S4S9dWbgjO
日本共産党委員長も、中国政府へ抗議
日本共産党委員長(元 日本共産党書記長)の志位和夫氏も、Twitterで中国共産党(中国指導部)に対し抗議を行っている。
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アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、EU各国が、中国共産党『国家安全法』へ抗議
香港の「国家安全法」に対し、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア政府とEUも声明を出し、懸念や反対の声を上げ、一国二制度、高度な自治や自由への尊重を促しました。アメリカ政府は、中国が国家安全法で香港へ介入するなら、アメリカは中国と香港に制裁を行うかもしれないと表明しました。
— 周庭 Agnes Chow Ting (@chowtingagnes) May 26, 2020
日本政府も『深く憂慮』と声明を発表
菅官房長官のコメント
- 「全人代において香港に関する議決が国際社会や香港市民が強く懸念するなかでなされたこと、及びそれに関連する香港の情勢を深く憂慮しております」
- 「香港が民主的に発展していくことが重要だ」と強調したうえで、G7など関係国と連携して対応する方針
- 「日中両国は、国際社会の課題にともに取り組むべき関係にある」として、習近平主席の国賓としての来日については引き続き調整する考えを強調しました。
周庭氏「自由なくなる恐怖感」
周庭氏「私たちが死ぬのなら、死ぬ前に絶対に成功しなきゃという強い気持ちで、最後の最後まで戦いたい」
基本的な言論の自由、報道の自由、SNSを使う自由が全部なくなるかもしれない
北野幸伯氏(国際関係ジャーナリスト)によるコメント
安倍総理は、国際世論の動きをよく見て、「超人権侵害国家の長」の国賓訪日を是非やめていただきたいと思います。
天皇陛下と習近平が談笑する姿が世界に流されることで、「日本の天皇は、中国の人権侵害を容認しているのだな」と誤解されかねません。
台湾 唐鳳(Tang Feng)ITデジタル相
「インターネットやAIは、政府が国民を監視するための道具ではありません。市民が政府を監視するための道具なのです」
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Human Rights Watch(2020/5/22)
- 中国本土で恣意的拘禁や拷問などの人権侵害で知られる諸機関が香港でも展開できるような出先機関設置を意味する。
リチャードソン中国担当部長のコメント
- 中国政府が本土と香港において人権違反を加速している間に、各国政府は香港の自由を支持するという言葉以上の支援をほとんどしなかった。
- 新型コロナウイルス感染症という隠れみのの下で、国家安全法制を香港に導入してしまおうという中国政府に対し、国際社会の強力な行動が強く求められている。
Human Rights Watch(2020/1/14)
Nonviolence and Human Rights History Foundation
平和を訴え 中国政府の弾圧へ抗議している香港人が360名以上逮捕。
大学生の周庭氏は、今まで中国政府に3回拘束・逮捕されたが、香港の人権を守るため たとえ共産党の監視下であろうと活動を継続。
以下は周庭氏からのメッセージだ。
- 基本的な言論の自由、報道の自由、SNSを使う自由が全部なくなるかもしれない
- 私が本当に行方不明になる時は、香港が完全に中国になった時ですね。
- 私たちが死ぬのなら、死ぬ前に絶対に成功しなきゃという強い気持ちで、最後の最後まで戦いたい。
この現代社会において、行方不明や 死の危険性を感じるほどの人権弾圧が許されるものだろうか? 中国政府(中国共産党)に対し、国際社会が協力して抗議することが強く求められている。
Nonviolence and Human Rights History Foundation
非暴力と人権の歴史ファウンデーション