ヘアカラーリング剤・白髪染め・パーマ液の害について(経皮毒)
ヘアカラーリング剤(染毛剤、白髪染め、ヘアマニュキア 等)や パーマ液の害についてご紹介します。
髪の毛を染めたりパーマをかけることは、ファッションに気を使っている現代人にとって、もはや当たり前。
美容院はもちろん、ドラッグストアでも数多くのヘアカラーリング剤が販売されており、自宅でも簡単に髪の毛を染めることが可能になりました。
・・・しかし、ご存知でしたか?
ヘアカラーリング剤やパーマ液は、髪にも人体にも とても有害だということを…。
ヘアカラーリング剤・白髪染め・パーマ液には、猛毒の成分が
市販されている安価なカラーリング剤には、劇薬(言い方を変えると、人体にとって猛毒)な成分が いくつも含まれています。
代表的なものでは、パラフェニレンジアミン(PPD)、アミノフェノール、レゾルシン、過酸化水素、などが有名です。
↑さっそく、カラーリング剤の成分表示欄を確認してみましょう ^^)
とくに PPDの毒性の強さは 農薬の約140倍。致死量 わずか20cc(約10g)とも言われています。
※「○○○アミン」「アミノ○○○」などの名前がついた成分も、PPDとほぼ同じ強さの毒性。
農薬の恐ろしさを正しく認識している農家であれば、農薬散布時は下記のように 全身を覆ったフル装備で行います。
・・・「ヘアカラーリング = 農薬の140倍の毒を頭部に塗りつける行為」の恐ろしさが、伝わってくるのではないでしょうか??
頭部は経皮吸収が速い(経皮毒が侵入しやすい!)
さて、どんな有害物質であっても、体内へ「摂取」されることで人体を破壊します。
そして「摂取」と聞くと、口から何かを取り入れる「経口摂取」のイメージが一般的。
しかし人体には、皮膚から何かを取り入れる「経皮摂取(経皮吸収)」の機能もあるんです。
↑湿布を思い出してみてください。皮膚の外側から貼ることで、痛みがひきますよね? ^^)
その経皮吸収の速度は 部位によって大きく異なるのですが、なんと頭部は 手足に比べて数倍、経皮吸収が速いんです。
※ 手のひらに比べて、頭皮の経皮吸収は 約4倍。額は 約8倍。頬は 約16倍。
髪の毛の根本にある毛根。その毛根にある毛乳頭は 毛細血管へ直接繋がっています。
毛乳頭を経由して全身へ毒が回るのに、15分も掛からないのだとか…。
上章の内容を繰り返しますが「ヘアカラーリング = 農薬の140倍の毒を頭部に塗りつける行為」です。
次章では、その毒が経皮吸収されて全身へ回った場合 どのような副作用が発生するのか についてご紹介します。
パラフェニレンジアミン(PPD)の害:アレルギー症状で死亡事故も…
カラーリング剤の成分として、上でも名前が出た「パラフェニレンジアミン(PPD)」。
このPPDは、発がん性 並びに 強烈なアレルギー症状を引き起こすということで、EU諸国において2011年、全面使用禁止になっています。
しかし日本では、未だに多くのカラーリング剤において PPD(もしくは、同類の成分)が使用されています…。
この衝撃的な写真は、PPDのアレルギー症状を発症した女性の写真です。
また、下記は PPDのアレルギー症状によって死亡した少女の写真です。
※ 英メディアにて「友人とヘアカラーリングをした20分後に倒れ、苦しんで死亡」と報道。
・・・悲惨すぎる事件ですね(涙)
ヘアカラーリング剤・白髪染め・パーマ液の中毒症状
- 気管支喘息
- チアノーゼ
- 心臓疾患
- 脳細胞の損傷
- 腎臓障害
- 生殖障害
(精子の奇形、インポテンツ、不妊) - 皮膚炎
- 失明
- 再生不良性貧血
(体内で血液が生産されなくなる) - 横紋筋融解
(全身の筋肉が破壊)
ヘアカラーリング剤(白髪染め、パーマ液を含む)による 慢性中毒症状 (*1)としては、上記が挙げられます。
深刻な 急性中毒症状 (*2)としては、死亡事故原因にもなった「アナフィラキシーショック (*3)」、
軽めの急性中毒症状としては、嘔吐・目眩・呼吸困難・脱力感 などが挙げられます。
*1:ゆるやかに現れる症状
*2:すぐ(数秒〜30分以内)に現れる症状
*3:重篤なアレルギー症状
おそらくは皆さんの中にも、髪を染めた直後「吐き気・息苦しさ」に襲われた経験がある人も いるのではないでしょうか?
なお、カラーリング剤の害が一目瞭然な「アナフィラキシーショック」や「急性中毒症状」については、メーカー側も隠し通せるものではないと判断し、説明書に警告を載せています。
しかし「慢性中毒症状」については、あえて記載されていないのが現状…。
お洒落をする前に、カラーリング剤の有害性については 正しく知っておきたいですね。
毒が体内で蓄積する!?
体内へ侵入したカラーリング剤の成分は、そのほとんどが排出されずに蓄積。
そのため、はじめは大丈夫でも 何度もカラーリングを繰り返すことで 毒が溜まっていき、慢性中毒へと至るケースがあります。
性器・胎児への影響
男性の場合は、睾丸への影響(精子の奇形やインポテンツ、前立腺肥大)。
女性の場合は 子宮への影響。もし妊娠していた場合は、子供の障害やアトピーの原因になる
と言われています。
カラーリング剤のアレルギーテスト(パッチテスト)について
こうした「カラーリング剤による慢性中毒の危険性」を理解した上で、それでも ヘアカラーリング・白髪染め・パーマをする場合は、
事前に必ずアレルギーテスト(パッチテスト)を行いましょう。
これは、急性中毒である「アナフィラキシーショック」を予防するための検査です。
もし、薬剤を少量だけ使ったパッチテストで異変が現れた場合、即座に薬剤の使用を中止してください。
なお、体質・体調によっては すぐに結果が現れない場合もあるため、薬剤を使用する「48時間以上前」にパッチテストを行うことが望ましいです。
そして再度 強調しますが、パッチテストは「深刻な急性中毒の予防」が目的。
パッチテストで反応が出なくとも、毒が毛根から体内へ侵入し、脳・目・臓器・性器を傷つけている状況は避けられません…。
体に害の無い、安全なヘアカラーリングの方法とは?
ここまで、市販の安価なカラーリング剤の害についてご紹介しました。
最後に、体に優しく髪の毛を染める方法についてご紹介します。
1.ヘナで染める
「天然のカラーリング剤」とも呼ばれるヘナ。シコウカと呼ばれる植物を粉末にしたもので、白髪染めには最適。オレンジ、茶色、黒っぽいグレー などに染まります。
しかし脱色効果は無いため、黒髪の人がヘナを使っても さほど色は染まりません。
ヘナで髪を染める際の注意点
ヘナは天然植物のはずですが、通称「ケミカルヘナ」と呼ばれる 化学成分が混じった "偽物のヘナ" が流通しています。購入する前に、よく成分を確かめましょう。
また「蕎麦アレルギー」の人などは、植物であるヘナにもアレルギー症状が出る場合があるため、注意が必要です。
2.レモンで染める
実はレモンを使って 髪の毛を染めることができるんです!
こちらはヘナとは違って、黒髪にも効果あり。
詳細は こちら↓
レモンで髪を染める裏技
この記事のまとめ
ヘアカラーリング剤・白髪染め・パーマ液の害について(経皮毒)- 市販されている安価なカラーリング剤には、人体に有害な成分がいくつも含まれている。
- 代表的な有害成分としては、パラフェニレンジアミン(PPD)、アミノフェノール、レゾルシン、過酸化水素、など。
- とくに PPDの毒性の強さは 農薬の約140倍。致死量 わずか20cc(約10g)。
「○○○アミン」「アミノ○○○」などの成分も、PPDとほぼ同じ強さの毒性がある。 - PPDによるアレルギー症状は、過去に死亡事故も発生。
- カラーリング剤の毒は毛根から体内へ侵入し、全身へ15分以内に到達。そして蓄積されていく。
→ いずれ、慢性中毒症状を発症 - カラーリング剤を使う際は、48時間以上前にパッチテストを行うことが望ましい。
- 安全に髪を染める方法として、ヘナやレモンを使う方法がある。
ヘアカラーリング剤の真実を知ってみると、ドラッグストアで猛毒が販売されているとは、何の冗談!? と叫びたくなってしまいます…。
「ヘアカラーリング剤が危険だ」ということを知らない人も多いと思いますので、ぜひ教えてあげてください。
皆さまの健康を守る、お役に立てましたら幸いです♪