算数パズル16問(無料)小学校1年生の知識(足し算・引き算)の応用問題
小学校1年生の知識(足し算・引き算)だけで解く算数パズルを無料公開します。全て当サイトのオリジナル問題です。
そもそも算数パズルの醍醐味とは、「高度な数学を知らずとも、数字に対する知的欲求をお手軽に満たせる」こと。
「数学パズル」ではなく「算数パズル」と表記されていることを鑑みても、問題を解く際に必要な予備知識が、小学校の学習過程(小1〜小6まで)だけで済むのが特長です。
さて、巷に溢れている算数パズルの難易度は、昨今ますます上昇中。
有名私立中学の入試問題が算数パズルとしてよく紹介されるのですが、「国立大学の理系学生ですら悩んでしまう難問」も少なくありません。
もちろん、そうした難易度の高い算数パズルに挑戦することは、とても素晴らしいことです。
しかし 一方において、せっかく算数パズルへの好奇心が芽生えた人が、その余りの難しさ故に 興味を失いかねない危険性も存在します。
そのため、より多くの人に「算数の楽しさ」を知ってもらおうと、予備知識を「小学1年生の学習過程のみ」に限定した算数パズルを制作しました。
以下の算数パズルは、一口に言えば "足し算と引き算の超応用問題"。「足し算・引き算・少々の発想力」のみで答えを求められます。通常の算数パズルが難しすぎると感じる人にとっては、丁度良い脳の刺激になることでしょう。
大人には論理的思考力を鍛える脳トレに。小学生以下のお子さんにとっては 算数への興味を抱かせるものとして、ぜひご活用ください♪
小1の予備知識だけで解く算数パズルについて
「小学校1年生の予備知識だけで解く」ですから、方程式・公式はもちろん、掛け算・割り算の使用も禁止です。全て「足し算・引き算のみ」で正解に辿り着いてください^^)
なお、複雑な文章題やアルファベットなどが登場し、一見すると「小1の予備知識じゃ無理でしょ」と思われるかも知れません。
しかし、アルファベットは全て便宜上のものです。実際に小学生の児童へ出題する際は、「A・B・C・D」を「◯・△・□・◇」などの図形記号に直して出題してください。
複雑に思える文章題も、頭の回転が超〜〜〜速い子(=論理的思考能力が優れた子)であれば、足し算と引き算だけで解けます。
あとは・・・、「未知数」を「何かの数」と訳したり、漢字を平仮名に直すなども、小学生へ出題する場合には 当然おこなってくださいね♪
算数パズル1:四つの未知数
下記 A, B, C, D には、何らかの数が入ります。
A, B, C, D のそれぞれの数を求めましょう。
【条件】異なるアルファベットに同じ数は入らず、同じアルファベットには同じ数が入ります。
A + B = C + D
C - D = C
B - A = 1
A + A + A = 12
算数パズル2:四つの未知数
下記 A, B, C, D には、何らかの数が入ります。
A, B, C, D のそれぞれの数を求めましょう。
【条件】異なるアルファベットに同じ数は入らず、同じアルファベットには同じ数が入ります。
B + B = C
B - B = A
A + B + C = D
B + C + C = 10
算数パズル3:四つの未知数
下記 A, B, C, D には、何らかの数が入ります。
A, B, C, D のそれぞれの数を求めましょう。
【条件】異なるアルファベットに同じ数は入らず、同じアルファベットには同じ数が入ります。
A + B = 100
D + 1 = B
D + D = D
A + B + B = C
算数パズル4:覆面算
下記 A, B, C, D, E には、0〜9のいずれかの数字が入ります。
A, B, C, D, E のそれぞれの数字を求めましょう。
【条件】異なるアルファベットに同じ数字は入らず、同じアルファベットには同じ数字が入ります。
例:ABB + 0 = 122 → Aは1、Bは2
※ 4−1 〜 4−4は それぞれ独立した問題です。
4−1
AB + AB = BC
AB + CB = DC
4−2
AB + B = CDD
4−3
AA + B = BCC
4−4
AB + CB = DDE
BA + BC = DDE
算数パズル5:数列
数がとある規則に従って並んでいます。
◯, △, □ に入る数を答えましょう。
※ 5−1 〜 5−4は、それぞれ独立した問題です。
5−1
3, 5, 7, ◯, △, 13, 15, □
5−2
20, ◯, 14, △, □, 5, 2
5−3
0, 1, 3, ◯, 10, △, 21, □
5−4
2, 3, 5, 8, ◯, 21, △, □
算数パズル6:文章題
太郎君は 50個のミカンを 持っています。
太郎君は 自分が持っているミカンの半分を、次郎君と三郎くんにあげました。
次郎君と三郎くんは、貰ったミカンを すぐに食べてしまいました。
次に、太郎君は 四郎くんに、7個のミカンをあげました。
そして太郎君は、自分でミカンを食べました。
最後に残ったミカンの数は 4個でした。
太郎君が食べたミカンの数と、次郎君が食べたミカンの数は 同じです。
三郎くんは 何個のミカンを食べたのでしょうか?
算数パズル7:文章題
太郎君、次郎君、三郎くんの3人で、45個のリンゴを分けました。
太郎君と次郎君のリンゴの数は同じです。
次郎君のリンゴの数の半分が、三郎くんのリンゴの数です。
みんなそれぞれ、何個ずつリンゴを貰ったのでしょうか?
算数パズル8:文章題
太郎君、次郎君、三郎君、佳子さん、花子さんの5人が、年齢について話し合っています。
それぞれの発言をヒントに、歳の若い順に並べましょう。(※ 年齢が同じ人はいません。)
太郎:僕は次郎より 6歳年下だよ。
次郎:....(無言)
三郎:僕は佳子より 7歳年上だよ。
佳子:三番目に若いのは三郎よ。
花子:私は三郎より 6歳年上よ。
算数パズル9:文章題
太郎君、次郎君、花子さん、典子さん、梅子さん の5人が、栗ひろいに出かけました。
それぞれの発言をヒントに、それぞれ何個ずつ栗を拾ったのか答えましょう。
太郎:5人全員で24個の栗を拾ったんだけど、拾った数が同じ人はいないよ。
次郎:花子は偶数個の栗を拾ったんだ。
花子:太郎と典子が拾った数を合わせると、私が拾った数になるわ。
典子:次郎の半分しか拾えなかったわ。
梅子:男の子全員で拾った数と、女の子全員で拾った数は、同じよ。
算数パズル10:図形
方眼紙のマス目を利用して、図形が描かれています。
水色部分の面積は、赤色部分の面積の何倍でしょうか?
【条件】あくまで「小学1年生の知識範囲」で解く問題のため、三角形・台形・平行四辺形などの面積を求める公式を使ってはいけません。
算数パズル:おまけ
「小学1年生」の学習過程だけではなく、掛け算も使用した小学校2年生用の問題です。
下記 A, B, C, D には、何らかの数が入ります。
A, B, C, D のそれぞれの数を求めましょう。
【条件】異なるアルファベットに同じ数は入らず、同じアルファベットには同じ数が入ります。
A × A = B
C × C = D
A + A = B
A + B = C
算数パズルの正解は、今は載せません♪
いずれ時が来たら公開するので、それまでジックリと考えてみてください^^
この記事のまとめ
算数パズル16問(無料)小学校1年生の知識(足し算・引き算)の応用問題全て足し算・引き算・閃きだけで答えを求められる、言わば「算数パズルの入門編」とも呼ぶべきオリジナル問題たちを出題しました。
小1算数の応用問題、脳トレや論理的思考のトレーニングとして、ぜひご活用ください。
そして、これに物足りなさを感じるようになった時は、より難易度の高い算数パズルにも ぜひチャレンジしてみてください♪
お役に立てましたら幸いです^^