電子レンジの使い方で注意する点6つ(容器、温め方、解凍方法、ラップ など)
電子レンジの使い方で注意すべき点(使える容器、正しい温め方、解凍方法、ラップ など)をご紹介します。
電子レンジは もはや「一家に一台」浸透し、日常生活に無くてはならない存在となった家電。
普段から何気なく使っている電子レンジですが、ラップをかけた方が良い時・かけない方が良い時や、電子レンジで使えない容器(お皿)があるというのをご存知でしょうか?
電子レンジの正しい使い方を見直すことで、今までよりずっと手軽に、おいしい料理を食べられるようになりますよ♪
1.電子レンジのW数(ワット数)を確認しよう
電子レンジを使用する上で最も気をつけるべきポイントが「W数(ワット数)」。このW数は、言わば電子レンジのパワーを示す値です。
「W数が大きいほど、電子レンジのパワーも強力」、そのためW数が大きい電子レンジを使用する場合には、それだけ電子レンジにかける時間を短くしなければいけません。
例えば、冷凍食品の説明欄に "500Wで1分40秒" と書いてあり、自宅の電子レンジが600Wだったとします。この場合、600Wは500Wの1.2倍パワーがあるため(600÷500=1.2)、"600Wでの加熱時間" は "500Wでの加熱時間" を1.2で割って求めます。つまり、約1分23秒(1分40秒=100秒。100÷1.2≒83)となります。
この計算を間違えると、「あれ〜、なんでレンジで上手く調理できないの??(涙)」となってしまいます。ぜひ、レンジにかける時間の求め方はマスターしておきましょう。
2.電子レンジに使用できる容器
電子レンジは英語で「microwave oven(マイクロ波のオーブン)」という名称がついています。
この名称が示すとおり、電子レンジとはマイクロ波を使って食品を温める機械です。そのため、マイクロ波を通さない容器の使用はNG。
具体的には、金属製(ステンレス製)の容器や、木や漆でできた食器、金・銀・赤色などの装飾がある器などは、電子レンジに使用できません。
これらの容器を電子レンジにかけてしまった場合は、食品に熱が通らないだけでなく、火花が散ったりなどして とても危険。
一方、電子レンジOKな容器としては、耐熱ガラス製、プラスチック製、磁器 などがあります。
3.ラップをかけて電子レンジを使う際の注意点
残ってしまったオカズを保管する際は、"ラップをして冷蔵庫" というのが一般的。そして、次回の食事時に冷蔵庫から取り出し、電子レンジで温めなおして食べたりしますよね?
この「ラップがかかっている食品を温める際」に気を付けるべき点があるのですが、ラップの両端に指1本くらいが入るスキマを開けてから、電子レンジにかけるようにしましょう。
電子レンジで温め直しをすると、オカズから一気に大量の蒸気が吹き出します。ラップがピタッと容器にかかっていると、吹き出した蒸気の逃げ道がなくなり、途中でラップが弾け飛ぶことも…。
汁気の多いものを温め終え レンジから出したら、ラップが弾けて顔にベチョ! ・・・なんてことになってしまったら、汚いだけではなく火傷のおそれもあるため、非常に危険。
ラップと同様に、プラスチック製の容器(タッパー等)でオカズを温める際も、少しだけフタをずらし、スキマを開けてレンジにかけるようにしましょう。
4.食品の解凍では、ラップをはがしてペーパータオルに乗せよう
冷凍の肉などを解凍する際は、ラップをはがしてペーパータオルの上に乗せてから 電子レンジにかけるようにします。
ラップがついたまま解凍すると、ラップ内にこもる蒸気のせいで 熱の通り具合にムラができてしまいます。
また、料理時間に余裕がある場合は、電子レンジで完全に解凍するのではなく、半解凍の状態で取り出し 残りは自然解凍に任せてみましょう。食材がより美味しくなりますよ!
5.ターンテーブルの端に食品を置こう
電子レンジ内底にあり、触るとクルクル動くガラスのお皿のような部分を「ターンテーブル」と言います。
このターンテーブル、電子レンジでの温め・解凍時にクルクルと回転し、食品への加熱を均一にする働きを持っています。
電子レンジを使用する際は、食品をこのターンテーブルの端に置くようにしましょう。意外なことに、ターンテーブルの真ん中は最も熱が当たりにくく、ターンテーブルの端が最も熱が当たりやすくなっているんです!
もちろん、余りにも端の方に食品を置きすぎて、ターンテーブルが上手く回転できないようになってしまうと、それも問題。食品をターンテーブルに乗せた後、スイッチを入れる前に、手で軽く回転具合を確かめましょう。
また、複数の食品を一度に電子レンジへかける場合は、時計の文字盤のように等間隔で配置するようにします。
6.カレーやシチューは、温め途中で一度かき混ぜよう
カレーやシチュー、スープなど、とろみのある料理を温める場合には、温め途中で一度レンジから取り出し、よくかき混ぜてから再度温めなおします。
とろみのある料理は 外側ほど熱が通りやすいため、そのまま解凍すると「表面は湯気が出ているのに、真ん中は冷たいまま」という失敗を犯しやすいんです!
ぜひ一手間掛けて、料理をより美味しく食べられるようにしましょう。
この記事のまとめ
電子レンジの使い方で注意する点6つ(容器、温め方、解凍方法、ラップ など)- 電子レンジのW数(ワット数)を確認しよう
W数の大小に合わせて、電子レンジにかける時間を調節する必要があります。 - 電子レンジに使用できる食器
金属製(ステンレス製)の容器や、木や漆でできた食器、金・銀・赤色などの装飾がある器などは、電子レンジに使用できません。 - ラップをかけて電子レンジを使う際の注意点
ラップが弾けるのを防ぐため、ラップの両端に指1本が入るぐらいのスキマを開けましょう。 - 食品の解凍では、ラップをはがしてペーパータオルに乗せよう
ラップがついたまま解凍すると、ラップ内にこもる蒸気のせいで、熱の通り具合にムラができてしまいます。 - ターンテーブルの端に食品を置こう
意外なことに、ターンテーブルの真ん中は最も熱が当たりにくく、ターンテーブルの端が最も熱が当たりやすくなっています。 - カレーやシチューは、温め途中で一度かき混ぜよう
「表面は湯気が出ているのに、真ん中部分は冷たいまま」という失敗を防げます。
電子レンジの使い方注意点についてご紹介しました。
お役に立てましたら幸いです♪