TOP >> ライフハック・豆知識 >>

【登山初心者へ】登山時に注意すべきポイント7つ(服装・持ち物・靴選びなど)

【登山初心者へ】登山時に注意すべきポイント7つ(服装・持ち物・靴選びなど)

登山初心者のための注意点(靴選び・持ち物・服装・山道の歩き方など)について解説します。


日本では昨今、老若男女を問わず登山が大人気。景観が美しいと評判の山は、春夏秋冬を通して多くの登山客で賑わっています。

「山ガール」という言葉が誕生し、若い女性からも支持されている「登山」。そうしたニーズに合わせて登山用グッズも進化し、カラフルでお洒落なデザインが増えてきました。

趣味と健康を考えて「今度の連休は山登りに挑戦♪」と考えている方も、多いのではないでしょうか? ^^)


・・・しかし、登山を甘く見てはいけません。ベテランの登山者が遭難したというニュースが、たびたび報道されています。

ましてや登山初心者の場合は、持ち物や服装の入念なチェックが必要です。くれぐれも、自己判断で適当に準備することだけは避けましょう。

【登山初心者へ】登山時に注意すべきポイント7つ(服装・持ち物・靴選びなど)

登山用の靴下(トレッキング・ソックス)の選び方

登山の際は、夏場でも分厚い靴下が必須。これには大きく2つの理由があります。

一つめは「脚の保護」のため。安全な舗装道路と違い、山道は 虫・草・枝・石 など 脚を怪我する要因がいっぱいです。分厚い靴下で脚を保護し、怪我を未然に防ぎましょう。

もう一つは「歩く際の衝撃緩和」のため。分厚い生地がクッションの役割を果たし、足が疲れにくくなる効果があるんです。


また、靴下の素材選びも重要なポイント。登山は時として、一日中歩き続けることもあります。汗を吸いやすく、さらに乾きやすい素材を選びましょう。

例えば、コットン(綿)製よりはウール製の靴下の方がオススメです。


↑例えば、このような靴下。
(クリックでAmazonの商品ページが開きます)

登山靴(トレッキング・シューズ)の選び方

お店に登山靴を選びに行く際は、夕方以降がベスト。

なんと人の足は「常に同じ大きさ」ではありません。朝に比べて夕方は、足に血液が溜まって太くなっているんです!

この状態で、さらに上で説明した分厚い靴下を履き、登山靴のサイズを合わせます。

底が固めで、少々サイズが大きめの物を

下山時に足の前部分に体重がかかるため、ピッタリサイズではなく 5mmほど大きめのサイズを選ぶようにします。

また、アウトソール(外側部分の靴底)は、比較的固めのものがオススメ。実際に岩でゴツゴツの道を歩いてみたら すぐに分かりますが、柔らかいアウトソールでは足元が定まらず、足に余計な負荷が掛かることになります。


↑例えば、このような登山靴がオススメ。
(クリックでAmazonの商品ページが開きます)

登山時の服装の選び方

登山時の服装においては、下着・上着共に 汗が乾きやすい素材が必須。

コットン(綿)は汗を良く吸いますが、乾きづらく体温が低下しやすいためNG

ポリエステル製や、最近話題のクールマックス製の物を選ぶようにしましょう。


また、身体にフィットするサイズではなく、少々ゆったりとしたサイズがオススメ。

身体にフィットする服では、過度に体温が上がり汗をかきやすくなるためです。

登山の必須アイテム(夏場でもウィンドブレーカー、防水性のリュック など)

山の天候は変わりやすく、いきなりのゲリラ豪雨に見舞われることも少なくありません。

リュックなどの装備が防水性でない場合、雨に濡れると急激に重たくなり、体力を削る要因に…。

また、山は気温変化も激しいため、夏場であってもウィンドブレーカー(防寒・防風の軽アウター)は、必ず装備に入れておくようにしましょう。

登山時の注意ポイント

水分と塩分をこまめに補給

他のスポーツをしている際にも当てはまりますが、「喉が渇いた」と感じる頃には、体内の水分が既にかなり減っている状態です。

可能な限り、喉の渇きを感じる前に 水分補給を行いましょう。

また、汗には水分だけではなく、体内の「塩分」も一緒に流れ出ています。水分補給の際は、ただの水ではなく「水200ccに対し小さじ2杯程度の塩を混ぜた食塩水」を摂りましょう。こうすることで、失われた塩分も速やかに補給できます。

食塩水ではなく、市販のスポーツ飲料で水分・塩分の補給を行う場合は、スポーツ飲料と水を1対1の割合で混ぜ合わせると、身体に吸収されやすくなります。

持ち運びに便利な 塩分補給用のタブレット(※ リンク先参照)もオススメです。

登山時の食事は、消化吸収の速いものを

長時間の登山では、一度に大量の食事を摂るのではなく、少量の食事を定期的に摂るように心掛けましょう。

消化吸収に時間が掛かる脂っこい食事はNG。やはり定番は、胃腸にさほど負担が掛からず、炭水化物(身体を動かすガソリン)の塊である "白米のおにぎり" です。

疲れが溜まり体力が落ちている時など、早急にエネルギーを吸収する必要がある場合には、羊かん がオススメです。

自らの力を過信しすぎず、適度な休息を

登山初心者のうちは、「30分歩いたら 5分休憩」ぐらいのノンビリしたペースで歩きましょう。

休憩時間には、脚をマッサージしたり、水分・塩分補給を行います。

山道というのは、自分が思っている以上に 脚に負荷が掛かっています。初心者が休憩も取らずに歩き続けていると、いきなり脚に激痛が走ることも!

・・・自らの力を過信することは避けましょう。

この記事のまとめ

【登山初心者へ】登山時に注意すべきポイント7つ(服装・持ち物・靴選びなど)
  • 登山用の靴下(トレッキング・ソックス)の選び方
    靴下は「脚の保護」「歩く際の衝撃緩和」のため夏場でも分厚いものを。また、汗を吸いやすく乾きやすい素材を選びましょう。
  • 登山靴(トレッキング・シューズ)の選び方
    登山靴は、夕方に登山用の靴下を履いた状態で、5mmほど大きめのサイズを選びましょう。アウトソールは比較的固めの物がオススメです。
  • 登山時の服装の選び方
    登山時の服装は、ポリエステル製やクールマックス製で、ゆったりしたサイズの物がオススメ。
  • 登山の必須アイテム(夏場でもウィンドブレーカー、防水性のリュックなど)
    装備は防水性を徹底し、急なゲリラ豪雨や気温の変化で体力が削られるのを防ぎましょう。
  • 登山時の注意ポイント
    「水分と塩分をこまめに補給」「登山中の食事は、消化吸収の速いものを」「自らの力を過信しすぎず、適度な休息を」


これから登山に挑戦しようという方々の、お役に立てましたら幸いです ^^)