女の友情は薄っぺらく、嫉妬深い？！【女性は女性に厳しいという研究結果】

男女別、同性に対する寛大さ（寛容さ）の研究

男女別の「同性に対する寛大さ・寛容さ」を調査するため、米ハーバード大学・米ケンブリッジカレッジ大学・加ケベック大学の3校が共同で、下記2つの調査を実施しました。

女性の方が、同性に対して不平不満を持ちやすい

1つ目の調査は、各大学の大学生たちを対象にした「学生寮ルームメイトの態度に対するアンケート」です。

このアンケート結果を集計したところ、次のような興味深い事実が判明しました。（※ なお、この結果は3大学において共通です。）

『女性の方が男性よりも、ルームメイトに対する不平不満や鬱陶しさを感じている割合が多く、ルームメイトを変更する回数が多い。』

女性の方が、同性に厳しい評価を下す

2つ目の調査は、
『もし貴方に親しい信頼できる同性の友人がおり、その友人と「この日にレポートを一緒に提出しようね」と約束していたが、その友人が約束を破ってしまった場合、貴方はこの友人に対してどのような評価を下しますか？』
という質問です。

この質問に対し、男子学生の多くは「親しい友人が1度ぐらい約束を破ったところで、大きく評価を下げるようなことはしない」と回答。

一方、女子学生の多くは「1度だけとはいえ約束を破ることは、その友人の信頼度（評価）を大きく下げる」と回答したそうです。

これらの調査結果をまとめると、下記のようになりそうです。

男性に比べ女性の方が、同性に対してより不満を持ちやすく、より厳しい判断を下す。

女性の方が、否定的な（ネガティブな）情報に敏感

同性に対する寛容度が男女間で大きく差が開いたことについて、調査チームの一員である米ケンブリッジカレッジ大学のベネンスン教授は、次のようにコメントしています。

「同性間での協力に対する期待感・脳機能が、男女では異なる。女性は、（家庭を守るという本能のため）原始の時代から視覚・聴覚・嗅覚において、より否定的な情報（＝危機感を覚えるネガティブな情報）に敏感であった。」

「女性は男性に比べ 否定的な情報に大きな比重を置きやすく、これは否定的な情報（ex 約束を破るなど）が、信頼関係に致命的な影響を与えやすいことを意味する。」

女性の「否定的な情報に敏感」という特徴は、悪い方向に捉えると「他人の失敗をいつまでも忘れずに記憶しておく」という、女性の面倒くささに繋がります。

しかし良い方向に捉えるならば、「多くのトラブルを事前に予測・回避しやすい（＝リスク軽減）」と考えることもできます。

そして、俗に「女の勘」と称される、男性には無い第六感が女性に備わっていることも、これらと無関係ではありません。

女同士の戦い【女性が嫉妬深い理由】

さて、女性がメイク・ファッションなどの外見に気を使うのは、「男性の気を惹くため」よりは「女性同士の見えない戦いに勝ち抜くため」という理由が強いのだそうです。

女性が必死に求める 派手なマニキュア・小さなお尻・痩せすぎダイエット・高価なブランド物のハンドバッグ などは、ほとんどの男性からすると、魅力を感じないどころか むしろ逆効果。

しかし、それらは別に男性の気を惹くためではなく、女性同士の見えない戦いにおいて、同性を意識しているが故の行動なんです。

そして、女性は男性と会話する時もさり気なく全身をチェックしますが、女性同士で会話をする時の方が、より多くの項目をチェックしています。

女性が同性を見定めるポイントは、服装、メイク、髪型、髪質、肌質、スタイルの良さ、アクセサリー、香水、ハンドバッグ、（そして会話を通しての）旦那の職業・収入、子供の成績、etc...と多岐に渡ります。

笑顔の一方で、見えない戦いの火蓋を切っている女性同士の会話。・・・女性が嫉妬深い理由も、実はこの「同性同士でより多くの項目をチェックする」と関連しているんです。

ところで、笑顔の裏で相手へのチェックが入る女性同士の会話は、男性からするととても疲れそうに思えますよね？

実際にその通りらしく、女性が男性に心惹かれる理由も「女性同士は疲れる。男性は単純で付き合いやすいから」という側面も大きいのだそうです。