夏ニキビ(夏に増えるニキビ)の治し方 - 洗顔・あぶらとり紙 など
夏は肌が炎症を起こしやすいため、大きなニキビができやすくなりがち。そんな「夏に増えるニキビ」のことを「夏ニキビ」と呼びます。
夏ニキビは1つ1つの大きさもそうですが、数が多くできてしまうのも悩みどころ。
さらに「夏ニキビは治りにくい」という点が、非常に厄介です…。
本稿では、気になる夏ニキビの治し方や、夏ニキビ対策についてご紹介します。
夏にニキビが増える原因
ニキビの原因とは、皮脂や肌の古い角質、食生活、生活習慣。
毛穴が詰まったり、アクネ菌(=顔に常にいる細菌)が繁殖することで、ニキビが発生します。
・・・しかし、こうした「一般的な」ニキビができる原因は、一年を通して常に存在するはず。
それなのに何故、「夏はニキビが増える」と言われるのでしょうか?
夏は照りつける太陽により、紫外線量や気温が上昇。そのため、肌を保護しようとする人体の機能により、夏は皮脂の分泌量が増える傾向にあります。
- 皮脂分泌が増えることによる、肌の炎症増加
- 汗の流し過ぎによる、角質の剥がれ過ぎ
これらが、夏はニキビが増えると言われる主な原因。
汗が染みこむことで肌の角質が剥がれやすくなるため、夏のスキンケアは普段以上の繊細さが要求されます。
そして強い紫外線を浴びることでも、角質は更に剥がれやすい状態へ…。
夏は特に肌が傷みやすく、肌荒れやニキビなどが出やすい季節。正しい知識と十分なケアを心掛けてくださいね ^^
夏ニキビ対策のための洗顔
ニキビ対策の基本となるのが洗顔。しかし 夏は汗を多量にかくため、ついサッパリしようと過剰な洗顔になりがちです。
過剰な洗顔は 当然のように角質を破壊(剥がす)し、肌の炎症の原因になってしまいます。
もし洗顔後に化粧水をつけない状態で肌がツッパるようであれば、それは顔を強く洗いすぎた証拠。
実は、顔を洗った後に 洗い落とせなかった皮脂で若干シットリ感が残るぐらいが、夏の洗顔には最適です。
顔の脂(あぶら)が落ち切っていないんじゃないの?? ・・・と思える程度の仕上がりを目指し、洗顔フォームの使用量や、顔を洗う強さを上手に調節しましょう。
また、どうしても汗ベトベトで我慢ができず サッパリ感を求めてしまう場合には、洗顔フォームを使用しない「水だけ洗顔」もオススメです。
夏ニキビ対策として
- 少量の洗顔フォームで優しく洗顔すること
- 水だけの洗顔
を上手に併用しましょう。
ぜひ、皮脂を落としきらないでスッキリ感を味わう方法を、いろいろと研究してみてください ^^
あぶらとり紙の注意点
あぶらとり紙は とても有名なニキビ対策グッズです。しかし、よほど顔が皮脂でギトギトになっていない限りは、あぶらとり紙の多用は厳禁。
あぶらとり紙は強力すぎるため、肌に必要な皮脂や水分までも落としてしまうんです。すると、角質の破壊や さらなるオイリー肌を招くことに…。
実は、あぶらとり紙を使わず清潔な普通のティッシュで、そっと撫でるように顔を拭くだけでも、不要な皮脂を拭えます。
上章でも「洗顔時に皮脂は落とし過ぎない方が良い」という内容をご紹介しましたが、ぜひ皮脂を落とし過ぎず、肌に優しいスキンケアを心がけてくださいね ^^
オイリー肌の改善方法
- 肌の保湿
- 皮脂を落とし過ぎない
- 食事の栄養バランス、規則正しい生活習慣
に注意してさえいれば、あぶらとり紙でゴシゴシ拭き取りたくなるほど 顔がベトつくことはありません。
私はオイリー肌なので、あぶらとり紙が無いと生きていけない! ・・・という場合は、ぜひ普段のスキンケア(洗顔時、お風呂上がり、外出時 など) や 食生活・睡眠習慣を見直しましょう。
皮脂を過剰に落とし過ぎず、保湿や紫外線対策をキッチリ行い、栄養のある食べ物を食べて充分な睡眠を取ってさえいれば、数週間〜6カ月程度で、オイリー肌の体質は大きく改善します。
参考記事
夏のスキンケア
また、夏に気をつける点として
- 紫外線対策
(肌に優しいUVケア) - 冷房の風を 顔に当てない
- ウェットティッシュを顔に当て過ぎない
なども、夏のニキビ対策として大切です。
ニキビの治し方
既にニキビができてしまっていたり、肌に炎症が起こってしまっている場合は、肌の清潔を常に心がけ、肌を刺激をしないよう 洗顔時には特に注意してください。
夏ニキビの治し方は、通常のニキビの治し方と大きく違いはありません。
そして ニキビや炎症の治し方は幾つかありますが、基本的には肌に刺激を与えず、自然に治るのを待つのがベストです。
ニキビ肌には化粧水や保湿クリームの使用をできるだけ控え、刺激の強い添加物が入っている洗顔料は避けるようにします。
また、ニキビ・炎症の症状がひどい場合には、躊躇せず皮膚科の病院を受診しましょう。
広範囲で肌が炎症を起こしている場合というのは、肌の角質破壊がかなり深刻化してしまっている状態。医師による適切な治療が必要になってきます。
ニキビができた際も、肌が炎症を起こしてしまっている際も、どちらも適切で早急な治療とケアが 強くて元気な肌の回復に大きな助けとなります。
夏はどうしても皮脂分泌や発汗の量が増えてしまいますが、それらを無理に抑えようとすると、逆に肌荒れやニキビの原因となります。
夏ニキビ対策として気をつけるべき点をまとめると、「皮脂が溜まりにくい肌作り(ex 皮脂を落とし過ぎない)」、「UVカット・発汗後の対処・保湿などのスキンケアに気を配る」ということ。
ぜひ、正しい知識と的確な処置で、夏を乗り越えれる健やかな肌を手に入れましょう!
何らかのお役に立てましたら幸いです^^