「補助便座なし」でトイレトレーニングする方法
補助便座なしでトイレトレーニングする方法をご紹介します。
そもそも「補助便座を使わずにトイレトレーニングなんてできるの?」と思われるかもしれませんが…結論から言えば、全く問題なし。
むしろ、補助便座を使わないため、外出先のトイレに困らない等のメリットがあります。
※補助便座を使っている子の多くは、補助便座なしでトイレができません(汗)
筆者は、本稿の方法で我が子のオムツ外しを1週間で完了しました。とてもシンプルなので、ぜひお試しください。
補助便座なしでトイレトレーニング
トイレに一緒に入り、やり方を見せる
「補助便座なし」でトイレトレーニングする場合、まずは「トイレはオシッコする所」だと子供に認識させましょう。
子供と一緒にトイレに入り、やり方を見せます。「大きくなったら、皆オムツじゃなくて、トイレでオシッコするんだよ!」と。
子供は親の真似をしたがるものです。
親の姿を見て、「僕(私)もトイレでオシッコしてみたい!」と思ってもらえればOK。
ついでに、トイレットペーパーの使い方や水の流し方等も 見せてあげましょう。
ただし、始めから自分でふいたり、水を流したり出来るわけではないので、興味を持たせる程度で大丈夫。
一人で座れるように練習する
子供が「トイレはオシッコをする所」だと認識したら、次は便座に座らせてみましょう。
ただし子供は気分屋です。嫌がる時には無理強いしないこと。
きげんの良い時を見計らってトイレに誘いましょう。「トイレに座ってみようか?」と声を掛け、「座ってみる!」とやる気があれば便座に座らせます。
上手く座れた時は、「やったー!座れたね!かっこいい!」など褒めちぎることを忘れずに。
補助便座を使わないトイレトレーニングでは、トイレ(便座)に一人で座れるようになることが、オムツ外しへの第一歩。
しかし、身体の小さな子供が大人用トイレに座ると、どうしてもバランスを崩してしまいがち。
初めて座った時にバランスを崩すと、その後トイレを怖がってしまう原因にもなります。慣れるまでは、大人がしっかりと支えてあげましょう。
支えありでトイレに座れるようになったら、次は手を放して一人で座れるように練習します。
バランスを崩さずトイレに座るコツ(座らせ方)
- 足を大きく開いて深めに座る
- 少し前かがみになる
- 便座部分をつかんで身体を支える(※ トイレ後は必ず手を洗いましょう)
- パンツもズボンもしっかり脱いでから座る
トイレに座る際、足を閉じたまま浅めに座らせると状態が安定しません。必ず大きく足を開いて深く座らせるようにしてください。
また、身長が低く一人でトイレに座れない時には、踏み台を用意しておくとスムーズ。
※ 慣れてくると、足を閉じて座れるようになります。
無理強いせず、オシッコが出るまで待つ
便座に座る事ができたら、今度はオシッコを促してみましょう。
子供にとって意外と難しいのが、「座ってオシッコ」。
オムツの頃は、立ってしていた訳ですから当然ですね…。
「座ってオシッコ」を成功させるコツは、無理強いしないこと。オシッコが出るまで粘るのではなく、便座に座らせる機会をたくさんつくるようにしましょう。
例えば、まだオシッコが出ていないのに、「出ない」「もういい」と言い出す子がいます。(はい、ウチの子です…)その場合は、「じゃあ出そうになったら教えてね」と約束し、さっさとトイレから離れましょう。
間違っても「オシッコできるまでトイレから出ちゃダメ!」と言ってはいけません。二度とトイレに行きたがらなくなってしまいます。
また、トイレの中で絵本を読む人がいますが、いくらトイレに慣れさせたいからといっても、これはNG。トイレに行く目的が変わってしまいます。
トイレの中では極力シンプルに。やる気を出させる簡単な歌(出ろ出ろオシッコ~♪)くらいに留めておきましょう(笑)
やる気を出させるには、好きなパンツを買おう
オムツが外れるまでの期間は、子供によって異なります。長くかかる子もいれば、数日で完了する子も。
トイレトレーニングを最短で終わらせるには、子供自身に「やる気」を出してもらうのが一番。「パンツが穿きたい」「トイレでしたい」と思ってもらえるよう、できる限り工夫をしましょう。
好きなキャラクターパンツを購入するのも、やる気を出させる方法の一つ。
子供をお店に連れて行き「好きなパンツ」を選ばせましょう。必ずしもトイトレ用パンツである必要はありません。
トイトレ用パンツは、高額な上、分厚く乾きにくいという欠点があります。
トイレトレーニングを始めると、おもらしの度にパンツを穿き替えます。分厚くて乾きにくいパンツより、薄くて乾きやすい普通のパンツの方が、実は使い勝手が良かったり…。
さて、子供が好きなパンツを購入したら、さっそく穿かせましょう。子供のテンションが上がってきたら、そのタイミングでトイレトレーニングを開始!
子供のやる気に勝るものはありません。
上手くいかない時は、カウントダウンを使おう
トイレトレーニング中は、何かと時間をとられがちです。
- トイレに連れて行くまで
- オシッコが出るまで
- 便座からおりるまで(おりたがらない)
- パンツを穿くまで(穿きたがらない)など
特に、オシッコが終わった後、パンツとズボンを穿きたがらない時が大変(はい、これもウチの子です…泣)
そういう時は「カウントダウン(秒読み)」するのがオススメ。
具体的には、「よ~し、5秒でパンツ穿けるかな~?」と楽しそうに話し掛けながら、「5、4、3、2、1・・・」といった具合でカウントします。その間にササっとパンツを穿かせてしまいましょう。
この方法は、トイレになかなか行ってくれない時や、トイレから出ようとしない時などにも使えます。ぜひお試しください。
ただし、脅すように言うのはNG。必ずゲーム感覚で楽しみながら行いましょう。
トイレトレーニングを始める最適な年齢
補助便座を使わないトイレトレーニングは、身体がある程度しっかりしてくる「3歳前後」から始めるのが最適。
この方法は、大人用トイレに座れることが最低条件なため、身体が小さい1歳児や2歳児前半では実際難しいのです。そのため焦って低年齢から始める必要はありません。
3歳前後といえば、言葉が理解できるようになり、親の真似をしたがる時期。少し背伸びをさせるには最も適した年齢なのです。
この記事のまとめ
「補助便座なし」でトイレトレーニングする方法トイレトレーニングとは、実のところ非常にシンプルなもの。
それを「おまる」や「補助便座」といった育児グッズが、逆に複雑化してしまっているのです。
子供にとっても「トイレに座ってオシッコする」だけの方が、おまる→補助便座→トイレより簡単なハズ。
ぜひシンプルなトイレトレーニング方法で、育児の労力を減らしてくださいね^^お役に立てましたら幸いです。