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【夫婦関係の修復】離婚危機を回避する方法

【夫婦関係の修復】離婚危機を回避する方法

夫婦関係を修復し、離婚危機を回避する方法についてご紹介します。夫婦喧嘩が絶えない状況から夫婦仲を改善していくには、正しい努力が必要不可欠。

※ 本稿は 夫婦のラブラブ度チェック で「敵対夫婦」と診断された方へのアドバイスとなります。


どんな夫婦でも結婚した当初は お互いに愛し合っていて、相手に対する親近感や信頼感が強かったはず。

しかし、いわゆる「恋愛気分」というのは 長続きするものではありません。「恋に落ちて胸がドキドキ」な状態とは、相手に対して夢を見ているようなもの。必ず夢から覚める時が訪れます。

(参考記事:恋と愛の違いを知って、恋人とより深い関係に


実際の結婚生活とは、甘いだけではなく多忙な毎日。仕事、家事、育児、家計のやりくりなど、現実的な課題を夫婦が協力して乗り越えていかなければなりません。

当然、夫婦で意見が食い違い、関係がギクシャクするようなことも多くなってきます。

上述の「夫婦のラブラブ度チェック」で「敵対夫婦」に該当された方は、ぜひ以下を参考に 夫婦関係の修復を目指しましょう。

【夫婦関係の修復】離婚危機を回避する方法

「敵対夫婦」は悪循環に陥っている

  • 何故こんなにも、夫婦関係が険悪ムードになってしまったんだろう?
  • 相手に優しくしたくても、ついキツイ言葉で罵ってしまう…

一人冷静になって結婚生活について考えてみた時、このような「悩み・自己嫌悪」で心が埋め尽くされてしまうのが、敵対夫婦の典型的パターン。


しかし、決して自分を責めないでください。そして、相手のことも責めないでください。夫婦が「悪循環モード」に陥っている時は、誰でも そのような考えが浮かんでしまうのです。

防衛本能が働くことで、敵対夫婦に!?

人には「一度 恐怖体験を味わうと、それに類似した状況を極度に恐れ 避けようとする」という防衛本能が備わっています。(いわゆる「恐怖症」や「トラウマ」)

これを夫婦関係に当てはめてみると、

言葉の暴力・DVなどによって酷く傷ついた経験が、その後「夫(妻)から自己を守ろうとする防衛本能」として作用している。

ということになります。


激しい夫婦喧嘩は、心にショック(トラウマ)を与える

夫婦喧嘩がエスカレートすると、お互いがついカッとなり、酷い悪態をついてしまうことがあります。

いくら喧嘩の最中とはいえ、愛する夫(妻)から悪態を投げつけられると、投げつけられた側は 心に大きなダメージを受けます。

ましてや、言葉の暴力だけでなく 具体的な暴力(DV)を浴びせられた場合のダメージは 計り知れません。

本当は愛し合いたいにも関わらず、その相手が怒っている。そして自分も怒ってしまって険悪なムードになっている。・・・という状況は、精神を消耗させます。


そして、恐ろしいことに「怒り」の感情が心を支配している状態では、精神的に疲労していることに気が付きません。

つまり、夫婦ともに無自覚で、相手に対する防衛本能が作動し始めてしまうのです!

夫(妻)に対する防衛本能

「あんな嫌な思いは二度とゴメンだ!」という体験が度重なると、それを避けるための心と体の反応(防衛本能)が次第に強まっていきます。

  • 自分がまた責められるのではないか?
  • また大喧嘩になるのではないか?

夫(妻)に対する防衛本能が極端に作用した状態では、相手の顔を見ただけで こうしたネガティブな感情が…。

この「負のプログラム」こそが、悪循環が止まらない原因です。


夫婦関係が「負のスパイラル」に陥ると…

いわゆる「負のスパイラル」に陥った夫婦関係は、出口の無いトンネルに入ってしまったようなもの。

例えば、気分良く「ねぇ」と話しかけても、常に「何!?」としかめっ面をされる…、これでは話が弾む筈もありません。

さらには、夫婦喧嘩の度に浴びせられるDVや言葉の暴力。「敵対夫婦」にとって夫婦喧嘩は、日ごろ溜まっている不満をぶつけ合うだけの場になっています。

「謝るなんて死んでもするか!」となれば、関係修復どころではないでしょう。

むしろ「あなたはいつもそうなのよ!」といった パートナーの人格を全否定するケースも多いのです。

まずは自分自身を労わること

もしも激しい夫婦喧嘩の繰り返しによって、相手に対する警戒心(自己防衛本能)が強まっているとしたら、まずは自分自身を労わることが先決。

  • 夫(妻)に優しくできない自分はダメ人間だ
  • また罵ってしまった…

などと、自らを責める行為はやめましょう。

あなたがダメなのではなく、パートナーからの心無い言葉に傷ついてきた結果、無意識のうちに警戒心が働いてしまっている状況なのです。

もしかすると、パートナーも同じかもしれません。


「敵対夫婦」は、お互いに傷ついてしまっています。それなのに「もっとこうして欲しい」というアドバイスは酷な話。

まずは傷ついた心を癒し、自分自身を労わりましょう。大切なことは「心の余裕を取り戻すこと」です。

リラックスできる時間を持とう

「敵対夫婦」にとってパートナーは、自分を苦しめる「悪魔」のような存在かもしれません。

そんなアナタに必要なのは、リラックスできる「自分の時間」です。一日15分でも良いので、自分の時間を持つこと。

日ごろ頑張っている自分自身へご褒美をあげましょう。

  • 散歩やジョギングなど体を動かして新鮮な空気を呼吸する
  • 日記に自分の正直な気持ちを書いてみる
  • 絵を描く
  • すきな音楽を聴いて口ずさむ
  • お風呂を15分延長してゆっくり目に入る
  • 好きなお菓子をゆっくり食べる(毎日は太るかな? 笑)

1日たった15分だとしても、一週間では105分、一か月では7時間半、一年間では91時間になります。

ポイントは「心が晴れる行動」をすること。ストレス解消ができていれば、夫婦関係で多少嫌なことがあっても、暴言を抑えられるようになります。


加点方式で自分を褒めよう

もし、あなた自身に点数をつけなさい(100点満点中)、と言われたら何点を付けるでしょうか。

ほとんどの人は「できていない部分」にフォーカスし、自らを減点方式で評価します。つまり「〇〇ができていないから、私は△点減点」という感じ。

しかし、これではいつまで経っても「足りない自分」から抜け出せません。

自らを評価する際は「できた部分」にフォーカスし、加点方式で行いましょう。「〇〇ができたから、今日はプラス△点だ」という具合です。

そうすることで、「△点も入った私は素晴らしい」と 自らを褒めることができます。


就寝前にはポジティブな評価をすること

さぁ今夜からは、加点方式で自己採点をしてみましょう。

もし採点結果が「30点」だとしても「すごい!どうして30点も入ったの?」と問いかけるのです。

  • イライラしちゃったけど、洗濯もちゃんとやったし、ご飯もちゃんと作ったから
  • 今日はずっと寝てたけど、自分を大切にできたから
など、些細なことでも「できた自分」を褒めましょう。

そして「今日は偉かったね!明日もガンバロー!エイ、エイ、オー!」と心の中で呟きます。口に出して振り付けありなら、最高です(笑)。


これらを毎晩続けることで、年間にすると365回も自分にエールを送ることになります。

コツは就寝前に行うこと。一日をポジティブに評価してから眠れば、起床までの数時間、心にプラスの感情が留まりつづけます。

※ 感情(心の持ち方)が 健康や人生に影響を及ぼすという研究データも存在。


翌朝、気持ちよく目覚めることができるはずです。

パートナーの悪印象を改善していこう

「敵対夫婦」の場合、お互いに対する印象(イメージ)は最悪。夫婦関係修復のためには、相手に対する悪印象を改善していく必要があります。

心理学によれば、人には「顕在意識(理性)」と「潜在意識」が存在するとのこと。そして 人の行動に影響を与えるのは、顕在意識よりも潜在意識の方が圧倒的(1:9)だと言われています。


つまり、顕在意識(理性)では「優しくしなければ」と分かっていても、潜在意識の中に「責められる」「怖い」「私を嫌っている」などのイメージがあると、身体は潜在意識の影響を受けて反応してしまうことになります。

そのため、無意識のうちに夫(妻)の前では身構えてしまうのです。

上でご紹介した「トラウマによる防衛本能」が働いていたり、「負のスパイラル」に陥っている状況と言えます。

『パートナーとの良い思い出』を振り返ろう

「負のスパイラル」に陥った夫婦の会話には、「あなたって、いつもそうよね!」と言う不満がたびたび登場します。

しかし厳密に言えば「いつも」ではないはず。敵対夫婦の場合、潜在意識の働きによって「パートナーの良い部分」や「楽しかった思い出」などを忘れていることが多いのです。

  • 告白して付き合い始めた時
  • はじめてキスをした時
  • 一生懸命にプロポーズのセリフを考えて、OKの返事をもらった時
  • 新婚夫婦の "愛の巣" で使う家具を選びに行った時


・・・よ〜く思い出してみましょう。「結婚当初から喧嘩ばっかりでした!」というのは、大抵 忘れているだけです。


二人が仲良しだった頃の写真を見返す

パートナーの悪い部分ばかりが目に付く場合、「良いイメージを思い浮かべる」というのは かなりの難易度。そんな時は 仲が良かった頃の写真を見返してみましょう

二人が笑顔で写っている写真を見れば、パートナーに対する良い部分を思い出すきっかけになります。

彼(彼女)を「好きになった理由」や「好きだった部分」を言葉に出してみるのも良いでしょう。

少しずつでも夫(妻)に対するイメージを修正していくことが、関係修復には大切なのです。

この記事のまとめ

【夫婦関係の修復】離婚危機を回避する方法
  1. 自分の時間を取る
    → 心の余裕ができる
  2. 少しずつ相手の良い部分を思い出す
    → 敵対感情の緩和
  3. 夫婦喧嘩がエスカレートしにくくなる
    → 精神的なダメージが減る
  4. 「敵対夫婦」から「冷戦夫婦」へとステップアップ


「敵対夫婦」の関係を修復するには、適切な努力と十分な時間が必要です。

「いっそ離婚した方が楽なのでは?」という悪魔の囁きが聞こえてくることもあるでしょう。

しかし筆者の知る限りでは、「あれほど喧嘩ばかりしていたはずなのに、離婚後しばらく経って冷静になると、猛烈に後悔」という方々がほとんどです(男女問わず)。

ぜひ、諦めずに一つずつ行動していき、夫婦関係を改善していきましょう!


次回は、「冷戦夫婦」から「均衡夫婦」へとステップアップする方法 をご紹介します。