TOP >> 家庭円満・家族愛・育児 >>

38週 逆子がお灸で治った!治療を諦めないでよかった臨月のエピソード

38週 逆子がお灸で治った!治療を諦めないでよかった臨月のエピソード

筆者家庭で 実際に「38週で逆子が治った体験談」をシェア致します。


逆子に悩む多くのパパママ達に、一つの選択肢として「腕のいい鍼灸院」を探すこと。


これを広く知っておいて頂きたいからです。


※ 正確で詳細な情報は、それぞれの専門医にご確認ください。


  目次

・逆子とは

・逆子で不安な帝王切開

・逆子治療方法

・筆者家庭のエピソード

・学んだこと

38週 逆子がお灸で治った!治療を諦めないでよかった臨月のエピソード

逆子とは?


皆様ご存知の通り、本来なら胎児は頭から産まれて来ます。


ところが、お腹の中で胎児の頭が上向きになってしまう現象が、たまに発生します。


これが「逆子(骨盤位)」


妊婦さんの3人に1人は、逆子と診断されたことがあるそうです。



逆子のままだと 通常の分娩では、身体で一番大きな部位である頭が 胎内で引っかかり、酸素が供給されない などのリスクが発生。


最悪 死産の可能性を回避するために、帝王切開を選択する産婦人科医が 増えているようです。

原因


・多胎(双子など)

・水頭症

・未熟児

・羊水過多、過少

・子宮の奇形(狭骨盤、前置胎盤、子宮筋腫)



原因として考えられているのは、上記のような事柄。


東洋医学を重んじる立場からは、母体の「ストレス」や「冷え」が原因と言われることがよくあります。


実際、筆者の妻がそう指摘されました。



一方、西洋医学のお医者さんたちからは、そうした原因というには 根拠がまだ不明という立場の方が 多いように見受けられます。


逆子

種類


胎内の赤ちゃんが どのようなポーズでいるかにより、逆子にもいくつかの種類が。


エコー検査時にでも、お医者さんにどのポーズであるのかを聞いておくと、同じ逆子でもより様子がよくわかり、その後のアクションが違うかもしれません。



両脚を上に上げてV字型となり、お尻が下になっている「単臀位」ならば通常の経膣分娩でもまだ安全性が高い方だとも言われています。

逆子とタイミング


・28~30週までなら自然に戻ることも

・33週くらいまでには戻しておきたい

・35~36週頃なら帝王切開の予約



筆者家庭の体験では、38週時点で逆子と診断された時、産婦人科の先生からは 数日以内に帝王切開予約をしてほしいと言われました。


逆子で不安な帝王切開

誕生


臨月期で逆子がわかると、多くの産婦人科では すぐに帝王切開という判断を 下すことがあります。


帝王切開をすると、いくつか不安があります。


  ① お腹の傷跡が残る。

  ② 子供は通常 最大三人まで。

  ③ 陣痛は体験しないが、お腹を切るので それはそれでしばらく痛い。

逆子の治療方法

逆子の治療方法でメジャーなのは次の3つです。


  ① 逆子体操

  ② 外回転術

  ③ 針・灸

① 逆子体操


産婦人科で「逆子体操」を習ったママさん達も 多いことでしょう。


我が家でも、定期診断で逆子と診断された日、その場で 看護師さんがレクチャーしてくれました。


臨月前までなら 逆子体操でよく治るし、まだ時間的余裕があるため心配はあまりありません。


② 外回転術


外回転


ママのお腹の上から、お医者さんが 手で赤ちゃんを強引に回転させてしまう技です。


日本で 外回転術の施術ができる医師は 限られています。



現在 通っている産婦人科で 施術可能でなければ、他院でするしかありません。


しかし最近は、他院から外回転術のためだけに来院されることに、制限を設けるケースが増加しているようです。


実際、筆者も最終手段の選択肢として あらかじめ確認するため、周辺で外回転術ができる医院を探しました。


あまり数多くはなく、あっても国公立病院など。


外回転術で有名な医院も都内にありましたが、現在外部からの受け入れはしていない様子


現在通っている医院も、外回転術はリスクを伴うとのことでいい顔をしませんでした。


外回転術を施術するには、十分な経験が必要。


また 赤ちゃんに後遺症が残ることも、まれに ありえなくはないとのことでした。

③ 鍼灸院

鍼灸院


我が家では、逆子治療に実績のある鍼灸院を探すことにしました。


周辺に相談したところ、親身に鍼灸院を勧めてくださる方々がやはり複数いました。


まさに今 東洋医学を勉強している学生さんからは、鍼灸で逆子は99%治りますよとの力強い言葉も。



ところで 初めて知りましたが、逆子に対応したツボがありました。


鍼灸院ではここのツボを刺激して、血行を高めることにより、胎児の動きを促すようです。


 ・三陰交ー くるぶしの上あたり

 ・至陰 ー 足の小指の外側

筆者家庭のエピソード

episode


第一子の時も逆子となり、その時は逆子体操で治りました。


我が家では 今回が第三子となります。



子宮が 初産の時よりも広がっているため、よくも悪くも回転しやすい、つまり治りやすくなっているとも言えます。


第三子は安定した成長で、34週目に突然逆子とエコー診断された時は夫婦で驚きました。



我が家では、特に夫である筆者が子沢山家庭を夢見ています。


少子高齢化の日本社会に貢献したい思いはもちろん、それ以上に幸せな大家族を築きたい思いを抱いています。



そこですぐに夫婦で話し合い、「帝王切開を最大限回避してみよう。医師が設定したタイムリミットまでに 逆子が戻らなければ、帝王切開の予約を」という選択で一致しました。


GWは鍼灸院も多くがお休み中


まだ暑かったり、寒かったりするゴールデンウィーク(以下GW)期間中。


ひとまず靴下をよく履き、湯船にもつかり、根菜類をよく食べるようにして母体の冷えを回避しようと努めることに。



妻は産婦人科で教わった「逆子体操」を忠実に行っていました。


夫の私は もっとマッサージなどをして血行をよくしてあげればよかったなと、現在反省しています。


さて、産婦人科のお医者さんは鍼灸院を勧めることもしませんでした。


選択肢はすぐに帝王切開の一択のみ。



後日、鍼灸院という選択肢について ご意見を伺ったところ、


「なぜ効くのか全くわからない」


あまり前向きな見方はされていないようでした。



筆者の場合は、信頼できる友人・知人の方々から熱心に勧めて頂いていたこともあり、早速 鍼灸院を探してみることに。


でも、GW期間中です。


そう、日本中の医療機関がほぼお休み。


ほとんどの鍼灸院も例に漏れず、やはりお休みでした。



時が進むほど 赤ちゃんは大きくなりますから、当時の私たちには一日でも貴重な時間。


ネットを検索し続けると、妊婦が通うにはやや遠いと思われるA鍼灸院なら なんとか空いていることがわかりました。


ただしネット予約は満杯。


そこで、ダメ元の電話だけでもしてみることに。



逆子治療コースを唯一 施術できる院長先生が、なんとか時間を割いて下さることに!


幸いにして、先月から同居を始めた母が長男・次男を見てくれるので、早速 夫婦で鍼灸院へ出発。


まだ20代と思しき院長が迎えてくれた。

施術


施術


こちらの状態を一通りお話しして、院長からもいくつか聞き取りがありました。


どういった食事や、身体のクセや、習慣を詳細に尋ねられたように記憶しています。



逆子治療には自信があるようで、「1、2回の施術で大体治りますよ」とのありがたい言葉。


マッサージを開始すると、妻の身体の固さに驚いていました。


しばらくして、針とお灸が登場。


すると、お腹がビックリする位に動き出しました。


院長によると「リラックスがとても大切なので、どこにも寄らずまっすぐ帰宅して下さい。家でも家事をせず、グータラして下さい。」とのこと。


母が同居している環境でラッキーでした。


ミラクル1


その夜、妻が言うにはかなりお腹の赤ちゃんが元気に動いていたようです。


翌朝すかさず向かった産婦人科のエコーではしっかり戻っていました!


とても嬉しかったです。



GW期間中でなければ 出会わない先生から受けた施術により戻ったので、運も良かったと思います。


素早く決断して、行動したことも後押ししました。


逆子治るmiracle

38週目 また逆子に!


その後 母子ともに元気な日々を過ごしていました。


ところが、家事などで激しく動いたためか38週目のエコー診断で、再び逆子になっていることが判明。


ドーハの悲劇と言うにはまだ早かったですが、ロスタイムにゴールを奪われたような気持ちを味わいました。


 家事とはスポーツ。

 母とはアスリート。



臨月を迎えた妻は日々、幼児にしては大きなお兄ちゃん達を抱きかかえ、大量の洗濯物を回し、階段を昇り降りしては幼稚園送迎もこなしていました。


母もサポートしてくれていたとは言え、夫たる筆者がもう少し手伝っていれば。


俺は一体今まで何を。。


スラムダンク 三井寿君のような涙がこみ上げました。

すぐに鍼灸院へ


GWでお世話になったA鍼灸院へ行くには、もう夕方なので間に合わず。


とにかく、ダメ元で 近くの鍼灸院をその場で探しました。


B鍼灸院


ネットでゴッドハンド的な評判の B鍼灸院にすぐ電話。


「37週目で一度戻った人がいましたが、それは奇跡なんですよ。38週目はごめんなさいね。」とあえなくお断り。


B鍼灸院は、以前に逆子が治ったというママがいたことで、近くの産婦人科さんが逆子のたびにB鍼灸院へママたちを送り、評判が出たとのことでした。

C鍼灸院


C鍼灸院では「厳しいですが、やってみる価値はあります」という 救いに聞こえるお言葉。


その足でC鍼灸院へ。


TVで紹介されたこともあり、地元では評判良く繁盛している様子。


しかし少し清潔感が、、



男性は外で待っているしかないので、診療費をATMでおろすことを兼ねた筆者は待機。


その後妻に聞いた様子はこうでした。


「足をさすってばかりで、お腹は全く動かず、院長でもない方がお灸をしてくれた。最後に、赤ちゃんに治れ~治れっ!と笑顔で手を当ててくれた。」


他人事なら噴飯していたかもしれません。



まるでおまじないに30分4500円を支払ったような気分です。


いや、それよりも残された貴重なタイムリミットをこんなところに、、という気持ちが湧きました。

やはりA鍼灸院へ


決断即実行


やはりあのA鍼灸院しかない!


またしても、電話でなんとかA鍼灸院院長に掛け合い、翌日の予約を頂けました。


開業時間前にも関わらず、院長が特別に施術して下さったので、本当に感謝しています。



施術開始、すぐに赤ちゃんが動き出しました。


昨日の C鍼灸院とは全く違う反応。


鍼灸院により、腕の違いはかなりあるもの と思われることがわかりました。



もうお腹がパンパンの時期なので、動く隙間も小さい。


しかし3人目ということもあり、初産よりは少しだけ余裕があるようです。


逆子になったということは、その直後なら まだ逆にも戻るよう動けるはず。



明日もまた来院しようかと尋ねたところ、「いや、もう治ると思いますよ。ご心配なら、三日後位に念の為予約しますか? 戻っていたらキャンセルして頂いて構わないので」。


ありがたいお言葉です。

ミラクル アゲイン!


誕生2


そして翌日、もう一度ミラクルが起きました!


妻曰く、お兄ちゃんを幼稚園に送迎するため歩いていた時、なんだかひっくり返ったような気がしたとか。


お腹の下方面を蹴られていたのが、今は上の方を蹴られているとのこと。


早速、昼前に産婦人科へ向かったところ、


やはり赤ちゃんが正常な位置に戻っていたことがわかりました!


2回目なので、妻は逆子が戻っていることが 自分でわかったそうです。



お医者さんも驚いていました。


もちろん帝王切開の予定はなくなりました。



その約2週間後、通常分娩で第三子が無事に誕生。


自分の人生にこんな幸運が訪れるとはと感謝がこみ上げて来ます。



鍼灸院の院長やスタッフの皆様はもちろん、産婦人科の先生、看護師さんたち、母をはじめた親族、鍼灸院を勧め 心配し祈ってくれた友人・知人の皆様、妻と3人の子供たちに感謝です。


本当にありがとうございます。

この記事のまとめ

38週 逆子がお灸で治った!治療を諦めないでよかった臨月のエピソード

 ・逆子はリスクがある。まずはよく知る。


 ・帝王切開という選択肢もあるが、他にも方法がある


 ・鍼灸院ごとに腕の差、得意分野の違いはあるようだ


 ・西洋医学のお医者さんは、東洋医学をあまり信頼していないことがある。


 ・すぐに判断し、すぐに動き、最後まで諦めない。人事を尽くした最後は天に委ねる


 ・祖父母と同居している 三世代子育てファミリーは、フットワークが軽くなる




繰り返しますが本稿は、世の中ので逆子という現実に直面したパパママ達のために、筆者家庭のエピソードをシェアしたものです。


筆者は医師でも、専門家でもなく、あくまでも普通のパパの立場で知り得て、判断した内容を推敲して執筆しました。

より正確な内容はそれぞれの産婦人科、鍼灸院でご確認ください。


この記事で、幸せなパパママ 赤ちゃんが誕生しますように!