『Google成長の歴史』東京渋谷区トップローカルガイドが解説
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日本でも「ググる」という言葉が辞書に登録されるなど、「Googleの歴史 = インターネット検索エンジンの歴史」といっても過言ではありません。
本稿では、Google成長の歴史についてご紹介します。
Google成長の歴史で意外なポイントが3つあります。
- 創業当初は ガレージ(車庫)からのスタートだったこと。
- 売却しようとした時期があったこと。
- Google初めての海外拠点が日本だったということ。
※ その他、投資家にAmazon創業者のジェフ・ベゾスがいたことや、本稿では紹介しませんが Yahooとの関係も振り返ると興味深いです。
それではさっそく、時系列でGoogleの歴史を見ていきましょう。
Google成長の歴史
1996年 - 検索エンジンの原型「BackRub」開発:被リンク数と品質
バックリンクを分析する検索エンジン "BackRub"(バックラブ)が、スタンフォード大学の博士課程に在籍していたラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによって開発。
名前の由来は、ウェブサイトの重要度を被リンク(バックリンク)の数をチェックすることで評価していたため、当初この検索エンジンを「BackRub(バックラブ、背中へのマッサージの意)」というニックネームで呼んでいました。
「BackRub」はそのサイトへのリンクを貼っているウェブページの数と、それらのウェブページの重要度(品質)の2つを評価。2人はこの新技術を「PageRank(ページランク)」と名づけました。
Googleという社名の由来
"Google" という名前は "googol" に由来しています。
1googol(1グーゴル)は10の100乗 であり「膨大な量の検索エンジンを構築する」という目的にマッチしていました。しかし、当時すでに「グーゴル」というサイトが存在していたので、Googleになりました(※ 諸説あり)。
ドメイン「google.com」登録
1997年9月15日、Googleのためのドメイン名 google.com が登録。
1998年 Google誕生 ~ガレージからのスタート~
1998年9月4日、Googleは法人格を取得。Googleの拠点は、カリフォルニア州メンローパークの、ペイジらの友人スーザン・ウォシッキーが所有するガレージに置かれました。
エンジェル投資家の一人 Amazon.com創業者ジェフ・ベゾスもGoogleへ出資しました。
1998年 - 検索サービス開始
「BackRub」という名称で検索サービスを開始。
1999年 - 本社移転と資金調達に成功
1999年3月、Googleは本社をカリフォルニア州パロアルトに移転。
6月7日、Googleが新たに2500万ドルの資金調達に成功。
1999年 - Exciteに売り渡し失敗
Exciteの最高経営責任者(CEO)ジョージ・ベルを訪問し、Googleを100万ドルで買収するオファーを持ちかけたが、ベルはこのオファーを拒絶。 その後、ベルは75万ドルでもGoogle買収を却下。
2000年 - Google広告を発表
Googleは検索されたキーワードと関係のある広告を表示するサービス「AdWords」を発表。
2003年- Google AdSense(グーグルアドセンス)を発表
Googleはコンテンツ連動型広告配信サービス「Google AdSense(グーグルアドセンス)」を発表
2003年 - オフィス移転
カリフォルニア州マウンテンビューアンフィシアター・パークウェイ1600番に位置するシリコングラフィックス所有のオフィスビルをリース。このオフィスビルは「Googleplex(グーグルプレックス)」と呼ばれるようになった。
2004年 - Gmail
4月1日、Gmailのサービスを開始
2004年 - IPO(株式公開)
8月19日 Googleの株式公開(IPO)が行われた。IPOによりGoogleは約16億7000万ドルの資金を調達し、その株式時価総額は230億ドル以上に。
IPOの直前、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、エリック・シュミットの3人は、2004年から2024年までの20年間、Googleでともに働くことで合意。
Googleの経営理念
「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」を経営理念(ミッション・ステートメント)に掲げています。
2004年 - Googleマップ
10月27日 人工衛星や航空撮影の画像をデータベース化したソフト販売のKeyhole社を買収。その後、Keyholeの技術を使ったGoogle マップ、Google Earthを公開。
2005年 - Google Analytics
3月 Urchinを買収。その後、Google Analyticsを開始。
2006年 - 自社ビルに
物件を3億1900万ドルでシリコングラフィックス社から買い取った。
2006年 - 「google」が辞書に登録
「google」という言葉が日常語として浸透したことを受け、『オックスフォード英語辞典』と『メリアム=ウェブスター大学辞典』は「Google(英語版)」という動詞を収録。
2006年 - YouTube買収
YouTubeという世界最大の動画共有サイトを買収した。同年11月には、YouTubeのデイリー訪問者数が 2500万人と推定。
2006年 - 9/27創立記念日
2006年以来、Googleは毎年9月27日を同社の創立記念日としている。創立記念日には検索ページトップに専用の「Google Doodle」が表示されるのが通例。
2014年 - 量子コンピュータの開発発表
AI(人工知能)やロボット関連企業を次々に買収。
2019年 - データ分析会社を買収
データ分析会社lockerを26億ドルで買収。
Googleジャパンの歴史
元グーグル日本法人名誉会長
元グーグル米国本社副社長兼グーグル日本法人代表取締役社長
村上憲郎氏
渋谷のセルリアンタワーでスタートしたグーグル日本法人は、7フロアにおよそ1300名の社員が在籍している六本木ヒルズに移転し、2019年 渋谷に戻ってきます。
移転先の渋谷ストリームは渋谷駅すぐ。14~35階のオフィスエリアを丸ごと借り上げ、将来的には2倍に当たる約2600名の人員を収容できる見込みだそうです。
「ビットバレー」とも呼ばれる渋谷
渋谷は「ビットバレー」とも呼ばれています。渋谷の地名である Bitter(渋い)と Valley(谷)をかけて "Bit Valley" と命名したそうです。
事実、渋谷には GMOインターネット、サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー(DeNA)など 日本を代表するIT企業が本社を置き、ソフトバンクグループで未来の人材を育成する孫正義育英財団の施設も 渋谷にあります。
大型オフィスが次々と建設され、グーグルをきっかけに起業家が集う「ビットバレー」が再び輝きを増しそうですね!
Googleジャパンの歴史:Google初めての海外拠点である日本
2001年8月 日本法人のグーグル株式会社を設立(渋谷区桜町のセルリアンタワー)
2006年5月 auブランドを持つKDDI社と提携
2008年1月 NTTドコモと提携
2010年 六本木ヒルズ森タワーに移転
2014年11月「インターネットの未来と私たちの働き方」をテーマに、エリック・シュミット会長とグーグル日本法人の代表取締役社長を務めた村上憲郎氏。
2019年 渋谷区渋谷の渋谷ストリームへ移転
いかがでしたでしょうか?
Googleは 50か国に60,000名を超える従業員を抱え、YouTube、Androidから Gmail、そしてもちろん Google検索に至るまで、数多くのサービスを提供。全世界で数十億人ものユーザーが Googleのサービスを利用しています。
Googleマップという観点でも、ガレージから米国本社Googleplex(グーグルプレックス)まで成長しているグーグルの歴史でした。
グーグルローカルガイドとは?
旅行の目的地、レストランやショップ、アウトドア施設やテーマパークなどを選ぶときに、多くのユーザーがローカルガイドのクチコミ情報を参考にしています。
ローカルガイドは、Google マップでクチコミを投稿したり、写真を共有したり、質問に回答したり、場所の追加や編集を行ったり、情報を確認したりするユーザーの世界的なコミュニティです。
「コネクトLIVE in 東京2018」に参加
2018年8月29日、Google東京オフィス(六本木ヒルズ)で「コネクトLIVE in 東京2018」が開催されました。招待されたのは最近の貢献度が高く、Googleから「トップローカルガイド」と称されダイレクトメールにて招待状が届いた人が対象になります。
Lv.10 YasumiKikuchiさんの【まとめ(RECAP)】コネクトLIVE in 東京 2018
米国本社招待のConnect Liveとは?
Googleが主催するローカルガイドの祭典「コネクトライブ」はローカルガイドレベル5以上の人であれば誰でも申し込むことができ、審査の上、選ばれた200人はなんと無料でカリフォルニアに招待してもらえるという企画です。
ローカルガイドに参加するには?
ご自分の Google アカウントで登録し、現在地を選択します。Google マップで、場所に関するクチコミや写真の投稿、場所の追加や編集、情報の更新を行うたびにポイントが加算され、新たな特典が受けられるようになります。
以上になります。仕事やプライベートの旅行でグーグルマップを使い始め、なくてはならないほど重宝して利用していることがきっかけで、ローカルガイドとして情報をアップするようになりました。
その口コミ情報がすこしでもお役に立てたら嬉しいです!!