食べ物を出力できる3DプリンターChefJetで創られた食品アートいろいろ
3DフードプリンターであるChefJetは、なんと「食べ物を出力できる3Dプリンター」です。
一般的な3Dプリンターとは、簡単に言えば「プラスチック樹脂から任意の形を創る」ための装置。
しかし、『ChefJet』は、お菓子などの食べ物から任意の形を創れる、画期的かつ遊び心が満載の3Dプリンターなんです♪
ここでは、その異色の3DプリンターであるChefJetの詳細と、ChefJetによって創られた美しい食品アートの数々をご紹介します。
そもそも3Dプリンターって何?
私たちが今まで慣れ親しんできた「プリンター」と呼ばれる装置は、厳密に言うと「2Dプリンター」ということになります。
パソコンに接続しデータを転送すると、書類や写真といった2D(平面)の形を出力してくれる、大変便利な装置です。みなさんの中にも、自身で作成した年賀状や デジカメで撮った写真を、自宅でプリントアウトしている人は大勢いるのではないでしょうか?^^
3Dプリンターも「パソコン内のデジタルデータを、現実世界に形として現す」という点では、2Dプリンターと同じ概念です。
ただ、2Dプリンターが「デジタルデータから2D(平面)」を出力するのに対し、3Dプリンターは「デジタルデータから3D(立体)」を出力するという点が、大きく異なっています。
3Dフードプリンター「ChefJet」
出典:PC Pro
冒頭でもご説明したとおり、一般的な3Dプリンターは「プラスチック樹脂」を素材とし、任意の形を創り出します。
素材がプラスチックのため、例えば スマートフォン用のカバー、サンダル、フィギュアといった物を創りだすことに適しています。
一方、ChefJetという3Dフードプリンターは、水・砂糖・着色料・チョコレートなどの「食材」から、任意の形を創り出します。そのため ChefJetから出力された物は、モグモグと食べることができるんです!
ChefJetの紹介ムービー
ChefJetの印象ですが、「外観は大きめのオーブンレンジのようであり、内側に工業用ロボットのような機械が取り付けられている」といった感じですかね?
「ChefJet」と「ChefJet Pro」の違い
ところで、ChefJetシリーズには、白黒カラーのみ対応の「ChefJet」。フルカラー対応の「ChefJet Pro」があります。
そのため、カラフルな食品アートは ChefJet Proの方が創りだした作品です。
ChefJet・ChefJet Proから創りだされた、美しい食品アート作品集
それでは最後に、ChefJet 及び ChefJet Proによって創りだされた、美しい食品アートの数々をご紹介します。
骸骨模様にした角砂糖が、斬新すぎますね!
角砂糖サイズの食品アートでも、非常に精密なデザインが可能だということに驚き。ChefJetの高性能さが分かります。
ChefJet Proで色を設定して出力すると、こんなにも色鮮やかで楽しい食品を生み出せるんですね!
技術の進歩により、"樹脂を使用する3Dプリンター" の価格はドンドン安価に。そして、今では数万円代と一般家庭でも手が届くまでになってきました。
一方、ChefJetのような "食品用3Dプリンター" に関しては、現状は数十万円〜百数十万円と、まだまだ一般家庭で購入するには厳しい価格帯です。
しかし今後、技術の進歩により 一般家庭にまで食品用3Dプリンターが普及し始めたら・・・、毎日食事やお弁当を作っているお母さん達の苦労が、大幅に改善されるのは間違いないでしょう!
今はIT技術が日進月歩で進んでいる時代です。テクノロジーの進化を目の当たりにできる、つくづく面白い時代に生きていることに感謝ですね^^