海外に住むとみえる日本の危機 ‐ 愛国心・国防を語ると右翼のレッテルを貼る異常さ
更新日:今回の自民党総裁選挙は4名が立候補し、高市氏、河野氏、岸田氏が競り合う歴史に残る大混戦の状況です。その中 私は高市氏を支持しております。
現在 私はベトナムとフィリピンに居住しており、今回は海外から見た視点で高市氏を支持する理由について述べていきます。
先に言っておきたいのは、高市早苗さんはマスコミで言われるような右翼思想ではありません。またその支持者も同様です。ポジション的には左右で言うと "ど真ん中" です。
自国の国家、国旗、国歌を愛するのは当たり前
私が海外に住むようになって感じるのは、どの国の国民も自国の事を愛し 国旗を愛し 国歌を愛しています。
例えば私が現在住んでいるフィリピンやベトナムで「あなたは自国を愛していますか?」と質問すると、皆「愛してるに決まってるじゃないか」と答え 何故そんな質問するのか不思議そうにします。
なぜなら「愛国心」は無意識で持っていて当然であり、意識する事ですらないのです。「私は愛国者です」と言えば 誰もが「私も愛国者だよ」と口にします。
国旗と国歌に対する日本とベトナムの違い
ベトナムでは 祝日に各家庭で国旗を掲揚し、平日でも赤地に黄色い星のベトナム国旗Tシャツを着て歩く人々を見かけます。そしてフィリピンのパブで誰かが国歌を歌いだせば 店中の客が立ち上がり大合唱を始めて盛り上がります。
一方で日本はどうでしょうか。日本で「私は愛国者です」と言うと右翼的だというレッテルを貼られたり、(スポーツ国際大会の時などを除き)街で国旗を掲げたり日の丸Tシャツでも着ようものなら完全に右翼扱い。
学校の式典で国歌起立斉唱をめぐってしばしば論争になる。私が知る限りこの様な変な国は日本だけです。
自国の為に貢献した先人を崇拝するのは当たり前
海外の人にとって自国の為に貢献した先人を崇拝するのは当然のこと。ベトナムでは、通りの名前に「自国の為に戦った英雄の名前」が付けられている事がしばしばあります。
例えば 中国の元(げん)がベトナムに侵攻してきた際、それを打ち破った将軍チャンフンダオ。彼は今でも英雄でベトナムの複数都市によく見られる通りの名称となっています。また各地に銅像が建てられ、市民は尊敬の念を抱いています。
外国に住んで思うのは、自国の為に命をささげた英霊に尊敬と感謝の念を抱くのは当たり前の行為。逆にそれをしない方が変人扱いをされます。
一方で日本はどうでしょうか? 日本の為に命をささげた英霊が祀られる靖国神社に参拝すると、右派・右翼などと呼ばれます…。また総理大臣や閣僚が靖国神社に参拝すると 外交問題になります。
靖国参拝は信教の自由であり、外交問題にするべからず
高市早苗さんは「靖国参拝は信教の自由であり、自国の為に命を捧げた方にお祈りをするのはどの国でも普通に行うこと。外交問題にしてはいけない。そう訴えていく」と仰っています。
これは真っ当な意見であり、外国で首脳が自国の英霊に感謝の念を持ってお祈りをすることを他国が文句でも言おうものなら、国民全員が「頭がおかしいのか?」と言うでしょう。実際に1979年の中越戦争で戦ったベトナム軍の英霊に祈りをささげる行為に対し、中国がベトナムに文句を言ったことはありません。
自国の英霊へ祈りをささげることに他国の反応を気にしないといけない。そんな変な国は日本だけです。
国民が自国の防衛力強化を望むのは当たり前
フィリピンとベトナムは 南シナ海の中国が主張する9段線をめぐり領海争いが続いています。
ベトナム領海では 中国船による領海侵犯やベトナム漁船の拿捕、衝突沈没事故、強奪行為が頻発しています。フィリピンでも同様の事態が起きており、フィリピン政府は南シナ海で領海と資源を守るため、フィリピン軍の警備艇や航空機の配備強化をしています。
大規模な反中国デモによって、中国支配危機を脱したベトナム
こうした中 2018年に、ベトナムで全国的な「反中国デモ」が発生しました。現在ベトナムでは外国籍の個人・法人がベトナムの土地を買うことは出来ません。代わりに期限付きの土地所有のリース権利を買う仕組みとなっています。
2018年「土地リース期間を最長99年とする」という条項が盛り込まれた「経済特区法案」が可決される動きがありました。これに対してベトナム国民は「自国の土地が実質中国の物にされてしまう」と危機感を抱き、全国で多数の逮捕者が出る大規模な国民デモが発生。
結果「経済特区法案」から「土地リース期間を最長99年とする」という条項は削除され、修正した形で可決されました。
野党や日弁連によって対中政策が骨抜きにされている日本
一方で日本はどうでしょうか。尖閣諸島に対する中国船の領海侵犯を繰り返され、竹島、北方領土は不法占拠を許し続けています。これに対する抜本的な解決方法は見えていません。
また土地に関しても「重要土地等調査規制法案」に対して野党が反発し 日弁連が反対声明を出すなどした結果、当初の内容からかなり骨抜きにされた形で成立しました。「重要土地等調査規制法案」は高市早苗さんは10年前から危機感を抱き進めてきましたが「ようやく成立したのがだいぶ骨抜きにされたわ」と嘆いていました。
自国の土地を護る法案を骨抜きにするような勢力が実際に力を持っている。私が知る限りそんな変な国は日本だけです。
高市早苗さんの政策理念は当たり前
ここまで述べてきたこと以外でも「ここがヘンだよ日本人」はまだまだ沢山あります。外国に住んで改めて日本は変な国になってしまっていると強く感じます。
そんな中で今回の自民党総裁の候補者の政策を見ると、高市早苗さんの仰っている事は全て当たり前のことです。全く右翼的ではないし それどころか思想面で言えば左右のド真ん中。他候補者の政策はハッキリ言って左翼的にすら見えます。
今の日本は海外から見ると危険のど真ん中。フィリピンで言えばスラム地区を丸腰で金のネックレスとブレスレット、高級腕時計を付けて歩きスマホをしながら歩いているようなもので「命を奪ってください」と言っているのと同じです。
変になってしまった日本を正常に戻すには、高市早苗さんの政策が必要です。
最後に
今、日本は間違いなく暗闇をさまよっています。この暗闇を明るく照らしてくれるのは高市早苗さんだけだと思います。
日本書紀で天手力雄神が暗闇になった世界を照らす為に天照大御神を天岩戸から引きずり出したように、国民の手で高市早苗さんを総理総裁に引き上げる事が 日本をまともな国に戻す方法ではないでしょうか。
保守インフルエンサーである グッチ炭治郎さんに寄稿していただきました。
グッチさんは海外在住でありながら 日本の左翼化に危機感を抱き、日本国民へツイッターデモなどを呼びかけてくださっています。
→ グッチさんの活動例
高市早苗議員の応援をお願いしたところ、快く引き受けてくださったグッチさんに、厚く御礼申し上げます。