家庭用「津波シェルター」の値段を調べてみた
更新日:[バンダイ社HPより]
世界終末「ハルマゲドン化」して来た 世界情勢。
備えあれば憂いなし。
日本ではまだ馴染みのない「家庭用シェルター」。
各種様々なカテゴリーがある。
ここでは日本でも買える、家庭用の津波シェルターをご紹介。
家族を守るシェルターの価格は、一体いくら?
ライフアーマーNEO
製品名 |
津波地震用シェルター ライフアーマーNEO |
価格(税別) |
¥498,000 |
定員 |
4人(身長170cm,体重60kg) |
サイズ |
直径120cm |
会社名 |
かのドラゴンボールで、サイヤ人ベジータが地球に到着したシーン。
震撼した記憶があるのは、筆者だけではないだろう。
そのサイヤ人が搭乗していた宇宙船に、そっくりな印象を抱かせるビジュアル。
ライフアーマーNEOは、地球人をも救う津波シェルターとして実際に販売されている。
換気は、大容量バッテリーファンを取り付けることで3日間作動。
水、食料は床下に収納。
ヒカリ
製品名 |
津波シェルター「ヒカリ」 |
価格(税別) |
¥550,000 |
定員 |
大人4名 |
サイズ |
直径120cm |
会社名 |
シェルター本体は10年保証。
有料メンテナンスで最大50年まで延長。
最大の特徴は「内部スイング機能」。
中にいる人がシェルターの向きをコントロールできるため、岸辺にたどり着いた時に自力でハッチを開けて避難することができる。
ウォーターバリア
製品名 |
津波シェルター ウォーターバリア |
価格(税別) |
¥2,178,000 |
定員 |
大人4〜6名(1名60kg計算) |
サイズ |
1.8m ×1.8m |
会社名 |
座席下にはトランクルーム。
内装は全面衝撃クッション。
シートベルトもオプションで取り付けOK。
普段は備蓄庫、あるいは子供の宇宙船ごっことして大活躍間違いなし。
まんぼうくん
製品名 |
津波シェルター まんぼうくん |
価格(税別) |
¥5,610,000 |
定員 |
4〜6名(300kg) |
サイズ |
2.9m ×1.8m × 2.0m |
会社名 |
転覆しても自動回復する「艇自動回復」機能。
オールも設置されているが、この機能は安心。
製造者の地元である高知銀行も、2艇購入したという。
なんと「高知県 防災関連 登録認定製品」
南海トラフ地震による被害が 避けがたいと思われる、高知県の真剣さが伝わる。
受注製造のため、注文から納品まで約100日が必要。
オプションで 海水浄水化装置も設置OK。
伊勢の方舟
製品名 |
伊勢の方舟 |
価格(税別) |
¥440,000~(2名) |
定員 |
2〜50名 |
サイズ |
- |
会社名 |
東日本大震災に 衝撃を受けた山本社長。
ご自身が 設計したという。
鋼鉄製で頑丈な上、水にもしっかり浮かぶ。
プカプカ
製品名 |
津波シェルター プカプカ |
価格(税別) |
¥850,000 |
定員 |
4名(体重65kg) |
サイズ |
- |
会社名 |
トノクラフト社がヨット製造で培った技術により、不沈設計が実現。
149ℓ(床下95ℓ・壁面54ℓ)の発砲ポリエチレンを使用している。
転覆しない設計を活かし、避難中にハッチを開けて気分転換を図ることもできる。
中古車価格で買える津波シェルター。
SAFE+600シリーズ
製品名 |
浮揚式津波洪水対策用シェルター SAFE+600シリーズ |
価格(税別) |
¥6,480,000 |
定員 |
座席20席 (乗員重量1300kg 満載重量2800kg) |
サイズ |
6.16m × 2.33m × 2.3m |
会社名 |
約7.5畳という室内は、圧倒的なサイズとクオリティ。
窓も複数あり、太陽光発電による照明も使える。
シェルターにありがちな、暗い空間のイメージを払拭する。
標準座席数は20席だが、園児25名+先生4名という幼稚園・保育園向けのオプションプランも。
スロープを利用することで、車椅子の方も乗り込むことが可能。
価格もサイズ、クオリティに比例して高くなるが、津波避難タワー(相場約1億円)の1/20で導入可能な価格。
実際には、コストパフォーマンスが高いと見ることもできる。
このシリーズには「safe+300」という一回り小さなサイズもある。
8座席で収納も悠々でありながら、駐車場における大きさ。
価格は ¥3,980,000。
より手頃なサイズと価格帯で、需要の幅が広がりそうだ。
普段使いは、地域で開催する災害対策の会合にもOK。
ミズノマリン救命艇シェルター +CAL25+F
製品名 |
ミズノマリン救命艇シェルター +CAL25+F |
価格(税別) |
¥7,000,000〜(25名) ¥10,000,000~ (50名) |
定員 |
25~50名 |
サイズ |
7.5m × 2.9m × 3.2m |
会社名 |
「+CAL」で「助かる」とかけているらしい。
自由で合理的な社風を 感じさせるネーミング。
エンジンが設置されており、沖合100kmに流されても自力帰港可能。
万が一転覆しても 自動復帰する「セルフランディング」設計。
なんと トイレまで設置。
ミズノマリン社は、水野社長 自らインドネシアスマトラ沖地震で 被災された体験から、津波救命艇事業に 積極的な取組みをされているご様子。
この他にも商品ラインナップが他社比較で多い点が特徴だ。
百年住宅「ペントハウス」津波シェルター
製品名 |
百年住宅「ペントハウス」津波シェルター |
価格(税別) |
¥10,000,000〜 |
定員 |
家族4人 |
サイズ |
- |
会社名 |
高橋英樹さん出演のCMで お馴染みの 百年住宅。
家自体に 津波シェルターが設置。
確かに、本来そうあってほしい。
屋上のペントハウスを、そのまま津波シェルターにしてしまうという発想。水没しても、家族4人が 3時間 生存可能という。
家庭用津波シェルターを 調べてわかったこと
大地震発生から津波が押し寄せるまで10分という。
経済が振るわない地方で、今から津波避難タワーを建設する費用もないケースも考えられる。
より身近に設置できて、コストダウンも見込める津波シェルターの需要は今後伸びるのではないだろうか。
また製造・販売している企業の多くが、太平洋に面した地方にあることがわかった。
(今回取り上げたのは東京、静岡、三重、大阪、高知、大分の各企業)
地震・津波が他人事でなく、地元の方々の生命に直結している切実さの現れではないか。
4枚の大陸プレート上にある日本列島の宿命として、いつかは避けられない天災。
大切な家族をいかに守るか?
年に一度は立ち止まって考えてみたい。