癌の前兆・病気の初期症状8つ これを見逃したら命が危険!
更新日:癌の前兆や、怖い病気の初期症状について解説します。
イギリスで発表された研究によれば、なんと癌患者の半数以上は「医者から癌だと診断されるより前に、何かしら体の異変を感じていた」とのこと。
しかし、癌の前兆を感じていながらも すぐさま病院へ向かって診察を受けた人は、たったの2%に過ぎなかったのだそうです。
ホクロや しこりができたり、咳が止まらなかったり、理由もなく頭・身体の節々が痛くなったり、etc…。
もちろん 何事もなく過ぎ去ってくれれば良いのですが、それらが 身体が必死にSOSを訴えている場合もあります。見落とすと命が危険な癌の前兆たち、ぜひ知っておきましょう。
咳が続いたり、声がかすれる
空気が乾燥していると、咳き込みやすかったり、声がかすれやすくなりがち。「食べ物・飲み物を飲み込む度に、喉が痛い」という症状が現れることもあります。
加湿器などを使用し部屋の湿度を60%前後まで上げ、症状が数日で収まれば、特に心配いりません。
しかし、湿度を適切に保っても 咳込み・声のかすれが1週間以上続くようならば、肺がん・食道がん・喉頭がん などを疑ってみましょう。
医療機関では何科を受診するの?
咳が続いたり 声がかすれる場合は、念のため「耳鼻咽喉科」と「内科」の2つを受診することをオススメします。
耳鼻咽喉科は上気道(ノドボトケより上の部分)を専門としており、内科は下気道(気管支や肺)を専門としているためです。
※ なお重複受診の際は、それぞれの医師にハッキリとその旨を説明してください。
また、万が一のレントゲン撮影やCT撮影にも対応できるように、設備の整った大きめの病院がベストです。
持続的な偏頭痛・身体の痛み
これといった思い当たる理由が無いにも関わらず、頭部・身体の一部に痛みが続く。
・・・そんな時は、迷わず医療機関を受診してください。
- 頭痛
→ 脳に何らかの異常 - 胸の痛み
→ 肺・心臓の疾患 - 女性で腹部の痛み
→ 卵巣がん
の可能性を否定できません。
ホクロがいきなり変化:悪性黒色腫(メラノーマ)
ホクロには良性と悪性があり、良性のホクロであれば 放置していても特に害はありません。
(美容に気を使っている人には大問題ですが… ^^)
しかし、悪性のホクロは「悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ:メラノーマ)」と呼ばれ、なんと皮膚がんの一種。手遅れになると死に至ってしまう 怖ろしい癌の前兆なんです!
ぜひ、お風呂に入る際の脱衣所などで、定期的に全身のホクロをチェックしましょう。
悪性黒色腫(メラノーマ)のホクロを見分けるポイント
- 短期間でイキナリ様子(大きさ・色・硬さ)が変化していないか?
※ 1年以内に直径が5mm以上になったら怪しい - ホクロの境界線が不鮮明ではないか?
- いびつな形をしているホクロではないか?
※ 通常のホクロは形が左右対称 - 足の裏・口の中・爪の中などにできたホクロではないか?
- ホクロから血液や汁が出てきて、ジュクジュクしていないか?
これらに1つでも当てはまるホクロを発見したら、早急に皮膚科へ向かいましょう。
なお、現代の医学では「良性ホクロが悪性ホクロに変化することは無い」とされていますが、シロウトがホクロの見た目だけで 良性か悪性かを判断するのは、至難の業。
それまで良性ホクロだと思っていたものが、ある日突然 悪性ホクロの特徴を発現することもあるんです…。
血尿・膣からの出血
尿に血が混じる「血尿」は、通常ならば尿路感染症を疑う症状。ただし 膀胱がん・腎臓がん 等の、より深刻な病気の初期症状である可能性を否定できません。
また女性の場合、生理と関係なく いきなり膣から出血があった場合、子宮頸がんの初期症状の疑いがあります。
肛門からの出血や、排便・ウンチの異常
肛門から出血したり、排便時や排泄物(=ウンチ)に異常が見られる場合、大腸がんの可能性を否定できません。
特に「ウンチは健康のバロメーター」と言われるほど、ウンチは体内の様々な健康状態を教えてくれます。
良いウンチの特徴
- 軽く力むだけで、スッと出てくる
- ウンチの切れが良い
(トイレットペーパーに付きにくい) - おうど色
- 硬すぎず柔らかすぎない硬さ
(バナナの様な質感) - 水に浮く
悪いウンチ(要注意なウンチ)の特徴
- 色が異常
(ex やけに黒いウンチ、白いウンチ、赤いウンチ など) - 通常ではあり得ないほどの異臭
- それまでの人生で体験したことがないウンチ
(太さ・硬さ・形状) - 血便
(血が混じっているウンチ)
悪いウンチがしばらく続くようならば、消化器科を受診しましょう。
※ なお ウンチの異常は、単に肉・お酒の摂り過ぎや、食物繊維不足が原因の場合もありえます。様子をみる際は、肉・お酒を控え、野菜・乳酸菌が豊富な食物(ヨーグルトなど)を多く摂ってみることも大切です。
しこり・こぶ(腫瘍)ができる
打撲などの物理的な要因がないにも関わらず、身体の一部に「しこり」や「こぶ」などが発生。 ・・・この場合、外科を受診しましょう。
良性腫瘍であれば良いのですが、「しこり → 悪性腫瘍 → 癌」の可能性を否定できません。
また、特に女性において「胸部のしこり」が、乳がんを見極めるポイントだというのは 広く知られています。
そうした乳がん検診の場合も、「婦人科」ではなく「外科」を受診しましょう。
※ 大きな総合病院で「乳腺外科」や「乳腺科」といった専門の科がある場合は、そちらを受診してください。
体重の減少・食欲不振
- ダイエットをしているわけでもないのに、いきなり体重が減少し始めた
- 長期に渡って食欲がわかない」
こういった症状は体内の危険信号です。
癌、臓器不全、寄生虫、自律神経失調症、etc... 様々な病気が疑われるため、すみやかに内科を受診してください。
頭部への打撲
頭部を強打した場合、頭部強打後の1週間は慎重に経過をみる必要があります。
※ 「たとえ頭を打っても タンコブができれば心配ない」という俗説もありますが、必ずしもそうとは限りません。頭に強い衝撃を受けた場合は要注意です。
頭をぶつけた際の、要注意な後遺症
- しばらく時間が経過しても、頭痛が治まらない
- 吐き気がする(食欲がわかない)
- たくさん眠ったはずなのに、いつまでも眠たい
- 手足のしびれ、息切れ、発熱
- 真っ直ぐに歩けなかったり、箸を使って食事ができない
これら以外にも「あれ、これは普通じゃないぞ!?」と思われる症状が出た場合は、全日程をキャンセルし、早急に(救急車を呼んででも)脳外科を受診してください。
また、脳内出血をしている場合には「初診で異常が見落とされ、頭部打撲から1〜2カ月が経過してから異常が発覚する」というケースも存在するため、油断は禁物。
家族と同居している場合は 普段からそれとなく自分の行動をチェックして貰えるように。また、一人暮らしの場合は 知人たちへ定期的に安否確認の電話をかけてくれるように。予め お願いしておきましょう。
この記事のまとめ
癌の前兆・病気の初期症状8つ これを見逃したら命が危険!- 咳が続いたり、声がかすれる
湿度を適切に保っても 咳込み・声のかすれが1週間以上続くようならば、肺がん・食道がん・喉頭がん などを疑ってみましょう。 - 持続的な偏頭痛・身体の痛み
頭痛は脳の異常、胸の痛みは肺・心臓疾患、女性で腹部の痛みは卵巣がんの可能性を否定できません。 - ホクロがいきなり変化:悪性黒色腫(メラノーマ)
悪性のホクロは、なんと皮膚がんの一種。手遅れになると死に至る怖ろしい病気の前兆です。 - 血尿・膣からの出血
血尿は「尿路感染症・膀胱がん・腎臓がん」の初期症状、女性の場合 生理と関係のない膣からの出血は「子宮頸がん」の初期症状 の疑いがあります。 - 肛門からの出血や、排便・ウンチの異常
肛門からの出血や、排便・ウンチに異常が見られる場合、大腸がんの可能性を否定できません。 - しこり・こぶ(腫瘍)ができる
しこりは、「しこり → 悪性腫瘍 → 癌」の可能性を否定できません。 - 体重の減少・食欲不振
ダイエットではない体重の減少・食欲不振は、癌、臓器不全、寄生虫、自律神経失調症、etc... 様々な病気の疑いがあります。 - 頭部への打撲
頭部を強打した場合、頭部強打後の1週間は慎重な経過観察を。「初診で見落とされ、頭部打撲から1〜2カ月が経過してから異常が発覚する」というケースも存在するため、油断は禁物。
癌などの怖い病気の早期発見に、ぜひご活用ください♪
お役に立てましたら幸いです ^^)