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なぜ夫は、泣く妻にイライラするのか?妻がとるべき行動とは?

なぜ夫は、泣く妻にイライラするのか?妻がとるべき行動とは?

人は 辛いことや悲しいことがあると、誰かに慰めてもらいたいもの。

特に女性は「夫(彼)には理解してもらいたい」と考えるのが普通です。


しかし多くの妻(女性)が、泣いている自分に対する夫(彼氏)の態度に失望します。

  • 泣けば良いと思ってるでしょ?
  • なんで泣くの?
  • うるさい!

などと言われ、傷ついた方も多いことでしょう…。


このような状況では

  • なんて酷い夫(彼氏)だ
  • そんな人だとは思わなかった
  • 愛されていないんだ

と(女性側が)感じるのは当然。

慰めて欲しい時に 放っておかれるのですから、二人の関係に亀裂が入ってしまうことも。


では、なぜ夫(男性)は 妻(女性)の涙にイライラし、放っておこうとするのでしょうか?

それは、そもそも男女の脳構造が異なるからなのです。


誰かが泣いていたら「話しを聞いて、寄り添って、ハグして慰めなくちゃ」と考えるのは女性。

一方の男性は、一人冷静になることで 自ら問題解決の道を模索します。

悩み(ストレス)を抱えている男性が一人になりたがったり、「放っておいてくれ」と言うのは、答えを探したいから。


しかし女性は真逆です。悩んでいる時こそ 誰かを必要とします。

女性は話すことで 自らの考えを整理し、客観的に見つめることができるのです。


男女の違いを理解することは、恋愛・夫婦円満にとって非常に重要!

夫(男性)に冷たくされたからと言って

「なんて理解の無い人、もう別れましょ!」

と考えるのは早まりすぎ…。


まずは、男性の脳内(考え方)を知り、夫(彼氏)の行動を理解するよう努力しましょう。

なぜ夫は、泣く妻にイライラするのか?妻がとるべき行動とは?

そもそも女性が泣く理由を男性は理解できない

多くの男性は、目の前の女性が泣いている理由を理解できません。

なぜなら 男性の脳は思考と感情が分離しているから。男性にとって「考えながら泣く」というのはあり得ないのです。

しかし女性の脳では、様々な機能と感情が連動。そのため「考えながら泣く」「話しながら泣く」「怒りながら泣く」…というような状況が たびたび発生します。

男性は感情を乱されるとストレスを感じる

男性の中には「女性の涙が苦手」という人が多くいます。

男性はそもそも、感情を乱されることがキライ。感情が乱れると理性的な判断ができなくなるためです。

※男性は常に理性的(冷静)でありたいと考えている。


女性の涙によって 理性が混乱しそうになると、男性には 不快感や強いストレスが。

「涙は女の武器」「泣くなんてズルい」と言われるのはそのためです。

つまり「泣く必要なんて無いのに、なんで泣くんだ。」「冷静に話し合えばいいことだろう」と考えます。

※ 自分(男性)をわざと困らせようとしている、と感じる人もいるほど…。

男性は強いストレスを感じると黙る、殻に閉じこもる

男性と女性では脳の構造が異なります。

そのため「女性はストレスで喋る」「男性はストレスで黙る」のです。


妻(女性)の涙が、夫(男性)にとって強いストレスになると、黙ってしまいます。

そして一人になり冷静な判断をしようと、部屋にこもってしまうのです。


しかし妻には、その行動(心理)が理解できません。

黙ってしまう(もしくは イライラし始める)夫に対して、「無視された」「放置するなんて酷い!」「愛されてないの?」と感じます。


お互いの思いがすれ違ったまま 感情が高ぶってしまうと、「別れたい」「離婚した方がいい」などの 極論に達してしまうことも…。

まずは 夫の心理(脳の構造)を理解し、冷静になることが大切です。

夫に慰めて欲しいなら、妻がとるべき行動

上述したように、男性は女性の涙にストレスを感じやすく、解決策の見えない会話を避けたがる傾向があります。

では妻(女性)は、どういった行動を心掛けるとよいのでしょうか。

泣かないよう努力する

まずは、むやみに泣かないこと。

繰り返しになりますが、男性は 女性の涙に強い不快感(ストレス)を感じる ということを理解しておきましょう。

冷静に話し合えるよう 気持ちを整えることが大切です。

泣いてしまった時は、落ち着くまで話さない

ストレス解消のために会話する女性は、感情が高ぶると「とにかく伝えたい!自分を分かって欲しい」思いが先行しがち。

そうなると、泣きながら喋りまくる(しかも支離滅裂!)という状態に。


もちろん女性同士であれば「そういう事もあるよね〜」と理解し合えるのですが(程度によります)、

夫(彼氏)に同じ態度を期待するのは間違い。男性の脳は「解決策を考える」ようにできています


そのため「共感して欲しいだけ」であることが理解できません。「それで俺に何ができるの?」となるのです。

もしくは「それって俺には何もできないよね(=自分には関係ない)」。

もし解決策を見出すことができなければ、「自分は妻(彼女)を助けることができないダメな男だ」と 自信喪失に繋がってしまうことも。

そこで妻(女性)に責められるようなことを言われれば、尚更です…。

予め自分の心理状態を伝えておく

では、夫に慰めてもらうことは永遠にムリなのか? ・・・そうではありません。

すべての男性は、本心では妻(彼女)を支えたいと思っているのです。

しかし、どうしたらよいのか分からない状態。


まずは、女性側が気持ちを正確に伝えることが大切です。夫(彼氏)に「どうして欲しいのか」を具体的に示しましょう。


  • 今日はアナタに聞いて欲しいことがあるの。
  • 意味不明な話をするかもしれないけれど、気にしないで じっと聞いていて欲しい。

など、予め状況を説明しておくのです。

こうすることで男性側は、「自分が何をすべきか」を 明確に理解することができます。

話を聞いてもらったら、必ず感謝を伝えよう

何の発展性もない話を延々と聞かされるのは、(女性以上に)男性にとって苦痛です。

もし夫(彼氏)が、アナタの話をよく聞いてくれる人であるならば、妻(彼女)の事を理解しようと努力している証拠。


女性側は、それを「当たり前」だと思わないようにしましょう。

必ず「今日は話を聞いてくれてありがとう」と伝えること。


そうすることで、夫(彼氏)側も「妻の役に立てた」ことに自信を持つことができます。

そして、できる限り早くポジティブになりましょう。


いつまでも妻(彼女)が泣いている姿は、夫(彼氏)にとっても辛い状況です。

気持ちを切り替え、とびっきりの笑顔を見せてあげることが大切♪