ボクシングのコンビネーションのコツ・練習方法を動画で解説
ボクシングのコンビネーションのコツ・練習方法を動画で解説します。
パンチを単体で繰り出すことは、ボクシングではありえません。複数のパンチを組み合わせたコンビネーション(パンチのセット)を駆使して攻撃します。
コンビネーションを使うことで、こちらはリズムよく何発もパンチを打ち込むことができ、相手の体勢を崩して隙を作ることもできます。
※ 「素早いパンチのコンビネーションで隙を作り出し、そこに威力の有るパンチで大ダメージを与える」というのが、ボクシングの攻め方の王道。
コンビネーションの基本:ワンツーの打ち方
↑元東洋太平洋スーパーバンタム級チャンピオンが、コンビネーションの基本である、ワンツーを丁寧に解説。
ワンツーとは、左ジャブ → 右ストレート のコンビネーションです。
単発のパンチでは綺麗なフォームになっていても、パンチを組み合わせてコンビネーションにすると、フォームが崩れる場合があります。
しっかりと腰の回転を意識しながら、ワンツーのリズムを体に覚えさせましょう。
慣れるまでは、サンドバッグやミット打ちではなく、鏡を見ながらのシャドーボクシングがオススメ。
自分のパンチフォームを何度も確認し、腰の回転・肩の入れ方・腕の伸ばし方をチェックしてください。
基本的なワンツーのパンチフォームが身についたら、次はコンビネーションの速さアップを目指しましょう。
なお、元ヘビー級チャンピオンのマイク・タイソンは、「ワンツーを打つ時は、ワン(左ジャブ)と ツー(右ストレート)を同時に打つぐらいのスピードでやるんだ」と語ったのだとか…。
コンビネーションの応用
相手のジャブを避ける → 右ストレート → 左フック → 右ストレート(強打)のコンビネーション。
左ジャブ → 右ストレート → 左フック → 右アッパー のコンビネーション。
マイク・タイソンのサンドバッグ打ちです。
パンチのコンビネーション、首振りによるディフェンス、足さばきのフットワークなど、学ぶことが多いです。
ノーモーションパンチの打ち方・コツ
ノーモーションパンチとは、パンチを打つ際の予備動作が全く無い(=ノーモーションな)パンチのこと。
少々スピードが遅くても避けられにくいパンチのため、ぜひとも習得しておきましょう。
コンビネーションの始まりや合間にノーモーションパンチを組み込むことで、相手のディフェンスのリズムを崩すことができます。
↑ボクシングで良い動画が見つからなかったので、空手の動画を載せます。
ノーモーションパンチの打ち方のコツは、相手側の腕(通常は左腕)をスーッと真っ直ぐに突き出すこと。
鏡を正面から見ながら、何度も練習してみてください。
普通の左ジャブとは異なり、パンチの予備動作(肩の動きなど)を極力抑え、ただ拳だけが飛んできているように見えるならば、ノーモーションパンチの完成です。
↑ボクシングの実戦でノーモーションパンチを繰り出す、井岡選手の映像。
「ノーモーションパンチ」と聞くと少々トリッキーな感じがしますが、実戦でも十分に使えるパンチテクニックです。