レバーブロー(ボディフック)の打ち方・練習方法・効果について【ボクシング】
ボクシングのレバーブロー(ボディフック)の打ち方・練習方法・効果について、動画で解説します。
レバーブローとは、相手の右脇腹を狙ってボディの横から打ち込むパンチです。
ボディに打ち込むフックなので、パンチの種類としては「ボディフック」。
しかし、右脇腹にある肝臓(レバー)にパンチを打ち込んで 相手へダメージを与えるのが一般的なため、「レバーブロー」とも呼ばれます。
レバーブローの効果
基本的にボディへの攻撃は、相手の内臓へダメージを与えることを目的としています。
内臓へダメージを与えることで、スタミナを徐々に奪っていきます。
ところが、ボディは正面からパンチしても、筋肉(腹直筋)の層が厚く、なかなか大ダメージを与えられません。
しかし、脇腹にはさほど筋肉がついておらず、いわば「鎧の層」が薄い状態になっています。
ボディフック(レバーブロー)とは、この人体の弱点を突いて内臓へダメージを与える攻撃方法です。
肝臓(レバー)は人体急所の1つ
そして、脇腹は左右で同じではありません。右脇腹の内側には「肝臓」があります。
この肝臓は人体急所の1つ。肝臓がパンチの衝撃でダメージを受けると、地獄の苦しみを味わうことになります。
レバーブローが肝臓にヒットすると、悶絶するほどの苦しみが押し寄せ、体力を大きく消耗してしまいます。
レバーブローを当てるパンチテクニック
トレーニングを積んだボクサーに対し、レバーブローを単発で当てることは まず不可能です。
レバーブロー単発ではなく、ジャブやストレート系パンチのコンビネーションに組み込むことで、レバーブローをクリーンヒットさせることができます。
ボディフック(レバーブロー)を組み込んだパンチのコンビネーション例
相手のストレートパンチをかわす
→ ボディストレート
→ レバーブロー
ジャブ
→ ストレート
→ レバーブロー
※ この2つは鉄板のコンビネーションです。何千回と繰り返し、身体に覚えさせましょう。
レバーブロー(ボディフック)の打ち方
↑ボディストレート&ボディフックの打ち方。
膝を柔らかく使って体の重心を落とし、腰の回転でパンチ。
この時、体が前に傾かないように注意が必要です。
体を回転させながら、下に体を落としていくのがポイント。
↑ジャブ、ステップ、レバーブローという、パンチのコンビネーションの解説。
非常に為になります。
元WBA世界スーパーフェザー級王者 内山選手のボディブロー。
『KOダイナマイト』の異名を持つ内山選手のボディブローは、破壊力が半端ない!
練習中に対戦相手の肋骨を折ったことも・・・。
↑レバーブローの打ち方のコツ、効かせ方 講座。