有名な白黒写真をカラー化した20枚【歴史的な人物・事件の写真】
有名な白黒写真をカラー化した作品をご紹介します。歴史的な人物・事件をカラー写真で蘇らせることで、当時の情景をよりリアルに思い描くことができます。
歴史の教科書に載っている写真は、ほとんどが「白黒写真」。
それもそのはず。歴史上の様々な重大事件が発生した当時は、未だ「カラー写真」が発明されておらず、白黒写真しか存在しませんでした。
しかし近い将来、歴史の教科書に載る写真たちは、全てがカラー写真になるかもしれませんよ。なんと最新テクノロジーの力によって、白黒で撮影された写真をカラー写真に修正することが可能になったんです!
その可能性の一端を垣間見ることができる「最新テクノロジーによって鮮やかなカラーで蘇った白黒写真20選」、早速ご覧ください♪
大きな氷を運ぶ女性(1918年)
大ヒット映画「アナと雪の女王」に登場するクリストフも、氷の配達人をやっていました。
「冷凍庫」なんていう便利な家電製品が無かった時代は、こうして氷を遠くから運んでくる人が必要だったんです。
ニューヨークのタイムズ・スクエア(1947年)
20世紀半ばのニューヨークです。
街がこれだけ発展していたにも関わらず、未だカラー写真の技術は生まれていなかったんですね。
リンカーン大統領とマクレラン将軍(1862年)
「奴隷解放の父」と呼ばれる、第16代アメリカ大統領「エイブラハム・リンカーン」。
リンカーンの当選により、奴隷制度を継続しようとする南部地域と、アメリカ国内を二分する「南北戦争」が勃発したのは、有名な話。
そして、南北戦争の北軍の指揮官が「ジョージ・マクレラン将軍」です。
マリリン・モンロー(1957年)
ご存知、大女優マリリン・モンロー!
20世紀ハリウッドを象徴するスーパースターです。
タイタニック号沈没のニュースが載った夕刊を配る少年(1912年4月16日)
映画にもなっている豪華客船タイタニック号の沈没。
その沈没ニュースを報じる新聞を配っている少年の様子です。
ヒットラーのためのイースターエッグ(1944-1945)
復活祭(イースター)は、キリスト教文化圏ではとても有名なお祝い。
そして、イースターエッグとは、復活祭を祝うために飾り付けられた玉子のことです。
当たり前な話ですが、通常ミサイルをイースター・エッグにすることはありません。そこは「ヒットラーのための」ということで、皮肉がきいていますね!
煙幕の中ガスマスクを装着する軍事演習中。米バージニアにて(1942年)
物々しいです・・・。
ヘレン・ケラーとチャールズ・チャップリンの出会い
「喜劇王」と呼ばれたチャールズ・チャップリンと、見えない・聞こえない・喋れないの「三重苦」を克服して世界の平和運動に貢献したヘレン・ケラー。
どちらも世界史の教科書に必ず登場する有名人です。
第二次世界大戦のプロパガンダポスター作成。ニューヨークにて(1942年7月8日)
プロパガンダとは、政治活動・広報活動を意味します。
当時アメリカ国内にも、戦争中止を求める声がありました。そういった意見を抑えるためのポスター作りです。
建設中のゴールデン・ゲート・ブリッジ(金門橋)(1935年)
ゴールデン・ゲート・ブリッジとは、アメリカ西海岸のサンフランシスコ湾と太平洋が接続するゴールデンゲート海峡に架かる吊り橋です。
ルイ・アームストロングの練習風景(1946年)
ルイ・アームストロングは、20世紀を代表するジャズ・ミュージシャンの一人です。
ニューヨークのブロードウェイ(1900-1915)
建物が昔の西洋っぽいですね!
そして、よく見ると馬車が走っています。
ラルフ・E・マドセンと、上院議員モリスシェパード(1919年)
身長が高い方がラルフ・E・マドセン。とても長身なことで有名だったカウボーイです!
ナショナル・アメリカン・バレエのダンサーたち(1924年)
みんなで集まってミーティングを行う様子は、約100年前でも変わりませんね。
アルバート・アインシュタイン博士(1921年)
天才の代名詞とも言える、20世紀最高の理論物理学者です。
オットー・フランク(アンネ・フランクの父親)
「アンネの日記」の原作者アンネ・フランク、そのアンネの父親がオットー・フランクです。
アンネの死後オットー・フランクによって出版された「アンネの日記」は、ヒットラーのユダヤ人狩りの悲惨さを世界に知らしめる、大ベストセラーになりました。
カサを持つ少女(米ルイジアナ州)(1937年)
当時は写真がとても珍しかった時代です。そのため、カメラ目線ではないことが不思議・・・。
ブーヘンヴァルト強制収容所の様子(1945年4月16日)
ブーヘンヴァルト強制収容所とは、ナチス・ドイツが捕虜を捉えるために設置した施設です。
ろくに食べ物を与えられず、痩せこけて可哀想ですね・・・。
ネイティブ・インディアン(Meskwahki)の羽飾り(1898年)
イギリスから渡航したアメリカ開拓メンバーに、インディアンたちはドンドン追いやられていった過去があります。
イースターのお祝いの花を買った少年たち(ニューヨークのユニオンスクエアにて)(1908年4月)
いつの時代も、子供は希望ですね!
有名な白黒写真のカラー化について
時がいくら流れようとも、決して忘れてはならない過去というのは存在します。
白黒写真をカラー化する技術は、より多くの歴史的教訓を、現代 そして未来に生きる人々へ伝えてくれる、素晴らしいものだと思いました!