【受験生必見】勉強のやる気を出す!「やる気のない自分」の攻略法
「受験本番まであと〇か月!だけどやる気が出ない。。。」
受験生の大半がそんな焦りを抱えています。私も正にそんな受験生でした。
勉強というものは、やれば少しずつ分かっていくものですから、本当は誰にでもできるはず。
そのため、どこで差がつくか? と言えば「やる気の出ない自分を攻略できるかどうか」にかかっています。
「その通りだ!」と感じる人は、ぜひ本稿を最後までお読みください。
“敵を知り己を知れば百戦危うからず”
(孫子の言葉 敵と味方の実情を熟知していれば 百回戦っても負けることはない。)
受験に勝つには、「受験のこと」そして「自分自身のこと」を良く知らなければなりません。
本稿では あなたが受験(何をどれだけ勉強すればいいのか?)について知り、あなた自身(何故やる気が出ないのか? どうやったらやる気が出るのか?)について知る方法 を解説しています。
自身の弱点を客観的に理解することで、「やる気の出ない自分」を攻略し 受験勉強を勝利しましょう!
(便宜上「大学受験」を想定していますが、試験を控えた多くの学生さんへ参考になる内容です。)
この記事は、次のような人におススメです。
- 「正に受験勉強の真っただ中!」
- 「勉強のペースが上がらない!」
- 「勉強の途中にスマホゲームばかりやってしまう!」
- 「あと一時間で勉強しよう、と言いつつ結局できない!」
- 「とにかく『やる気』さえあれば・・・!!」
- 「勉強をやらなきゃだけど、バラエティ番組が面白すぎる!」
自分の攻略法① 受験勉強の全体像を把握してから始める
「大学受験」は、今や日本人のほとんどが経験するもの。
そのため、受験のための問題集は とても洗練されています。
どうやったら志望校へ合格できるか? 私の答えはシンプルです。
受験対策の問題集 および 模試の問題をマスターした分だけ、合格に近づきます。
ここはぜひ、受験のプロ達が作った問題集や模試を信用しましょう。
学校の授業では教科書に沿って学習を進めていきますが、受験期に教科書とばかり「にらめっこ」するのはお勧めしません。
受験期には受験対策の問題集を中心に勉強し、問題集の解説を読んでも分からない時に たまに教科書を参考にする方が得策です。
机の上に問題集を全部積んでみる(要はこれで全部!)
さて、まずは受験本番までにあなたがマスターすべき問題集を買い揃え、机の上に積んでみましょう。(センター試験対策や二次試験対策から単語集まで全てです。)
問題集の山を見て、あなたはどう思いますか? 多いですか?少ないですか?
いずれにしても、その問題集をマスターしていけば、その度合いに応じてあなたの模試の点数は上がっていくし、志望大学に合格できる確率が上がっていくのです。
「勉強すべきことはこれで全部!」ということをハッキリさせることは、やる気を出すための基本。
やるべき勉強の全体像が分かれば、「今はまだ10%くらいだな」とか「半分まで来たぞ!」という目安が分かり、やる気や自信につながってきます。
反対に、「全体像」を把握せず目の前にある問題集を解いていても、受験勉強が果てしない道のりに思えるばかり・・・。
それではやる気が出ないのは当然のことです。
確保すべき一日の平均勉強時間はどれくらい?
努力は嘘をつきません。人によって勉強効率の良し悪しはありますが、やはり受験期に勉強を習慣づけ、一日の勉強時間が長くなっていくほど、合格の確率は高くなっていくもの。
例えば、今あなたが「1日に1時間程度」しか勉強できていないとします。
だとすれば、自分を良く知り「上手く勉強に向かう方法」を見つけて、2時間、3時間、…と勉強時間を伸ばしていけば、だんだんと勝利が見えてくるということです。
では、どうやってそれをやるのか、以下で見ていきましょう。
自分の攻略法②【ここが一番大変!】勉強を始めるには「好きで手軽な勉強」から
勉強というものは、何といってもやり始める時が一番大変で、とても精神力を必要とします。
しかし一度 始めてしまえば、案外スイスイ進んだりするもの。自転車をこぎ始める時に、最初は重いけれど スピードに乗れば楽々なのと同じですね。
(あるいは、ブランコに乗る時に、最初は小さく揺らし始め、徐々に大きく揺れていくのと同じです。)
得意科目から始めて、調子が出てきたら苦手科目を
さて、机の上に並んだ単語集・問題集を見て、あなたが「好きなもの(得意科目)」と「嫌いなもの(苦手科目)」があると感じるはずです。
また、「気軽にできるもの」と「覚悟がいるもの」があるはず。
勉強のやり始めは力が要りますから、「嫌いなもの」や「覚悟がいるもの」を選ぶべきではありません。最初は「好きなもの」「気軽にできるもの」から初めて、勢いをつけることが大切です。
あなたの机の上に並んだ単語集・問題集のタイトルを紙に書きだし、まずは以下のようにカテゴリー分けしてみてください。
例えば私が受験生の頃は・・・
- 「好きだし、手軽なもの」
(英単語、英語の熟語) - 「好きだけど、覚悟がいるもの」
(数学の問題集、英語の問題集、現代文の問題集) - 「嫌いだけど、手軽なもの」
(古文の単語集、古文・漢文の問題集) - 「嫌いで、覚悟がいるもの」
(地理の問題集、化学の問題集)
だいたいこんな感じだったと思います。
カテゴリー分けをしたら、次はあなたが手を付けやすいものから「1位、2位、3位…」と順位を書き込んでください。
そして今日から、勉強を始める時は必ず1位のものから始めるのです。(気分によって2位、3位から始めても良し。しかし10位からは絶対に駄目。)
「勉強やらなきゃ。でもやる気が…(焦り)」という時にあなたの脳裏に浮かんでいるのは、大抵「苦手としている勉強」。
それを思い浮かべると、とても気が重くなってしまうのです。だからこそ「一番手を付けやすい勉強」から始めるようにしましょう。
「勉強やらなきゃ。今日もまずは気軽な英単語から♪」という具合に、最初のハードルを低くすることです。
やる気の出ない日は、気軽な科目だけで良い
どうしてもやる気が出ない日があります。 部活の疲れや寝不足、お母さんの「勉強しなさい!」のひと言に腹が立ったとか…。
そんな時でも、全く勉強しなくなってしまうと、ますます焦りが積もるばかり。
そんな時は、好きな勉強の順位1位、2位、3位くらいを20分ずつやって、せめて1時間だけやりましょう。
「自分はどうしようもなくやる気が出ない時がある!」ということを素直に認めて、その時の対処を決めるということですね。
「勉強のお供」を準備するのはGood♪
私が受験生の時は、「缶コーヒー(微糖)」を飲みながら勉強するのが常でした。
あまり集中力が削がれることなく、あなたが嬉しい気持ちになれる何かがあるなら、それを「勉強のお供」にするのは アリです。
- あまり歌詞が入ってこない音楽(思わず熱唱してしまう曲はダメ)
- ガム(顎を動かすことは脳にいい)
- アメ(糖分は脳の働きを助けます)
- おつまみ的なもの
- コーヒー、ジュース、温かいスープ
「勉強すること」と「自分がちょっと嬉しいもの」をセットにしてしまうことで、勉強モードに入りやすくなります。
「勉強の妨げになっているものトップ5」を書きだそう
勉強を始めるのを難しくしているのは、「自分が好きな他の事をしてしまう」ということもあるでしょう。
- テレビを観てしまう
- 漫画を読んでしまう
- スマホゲームをしてしまう
- ゴロゴロしてしまう
- 友達からのLINEに毎回 返信してしまう
・・・など。
あなたがついつい囚われてしまい「勉強の妨げになっているものトップ5」を紙に書いてみましょう。
そしてそれぞれについての対策を、自分で考えてみてください。
例えば、「漫画を読んでしまう」ということなら、思い切って段ボール箱に入れて封印するとか、勉強部屋には置かないようにする といった具合です。
好きすぎるものは「ご褒美」に取っておく!
先ほど紙に書いた「勉強の妨げになっているものトップ5」は、それに囚われて勉強ができなくなるといけませんが、必ずしも悪いものではなく、気晴らしやリラックスに必要なものもあるはずです。
いくら何でも「修行僧」のように我慢ばかりしていては、いつか限界が訪れます。メリハリをつけて適度に楽しんでも大丈夫。
例えばそれが「漫画」ならば、勉強前に読むのではなく 予め予定していた勉強が終わった後の「ご褒美」にしましょう。
【重要】自分が好きすぎるものは、勉強の合間の気分転換にはお勧めしません。ずっとやってしまう可能性が高いからです。あくまでも終わった後のご褒美にしましょう。
自分の攻略法③ 勉強時間を伸ばすには自分の「気分転換法」を編み出すこと!
さて、あなたが無事に勉強を始めることができたとしましょう。
次は、集中力を持続させて「その勉強を長続きさせるためにはどうしたらいいか?」を考える番です。
冒頭でも書いたように、あなたの一日の平均勉強時間(集中している勉強時間)が伸びて行けば、それだけ合格の確率は上がっていきます。努力は嘘をつきません。
しかし長時間勉強を続けられる人もいれば、すぐに集中力が切れてしまう人もいます。
そしてお決まりのパターンは、集中が切れた時に 上述の「勉強をさまたげているものトップ5」が出てきて、時間を浪費してしまうというものです。
集中力が長くもたない人も大丈夫
特に、受験勉強がまだ軌道に乗っていない時は 集中力がもたないことも多いでしょう。
たとえばあなたが30分程度しか集中力がもたないとします。それでも心配はいりません。
あなたは陸上競技で言えば「短距離が向いている」というだけの話です。
そういう人は「30分勉強」→「3分休憩」→「30分勉強」→「3分休憩」→「30分勉強」
これでも1時間半は勉強できます。
重要なのは 「3分休憩で何をするか?」です。次で見ていきましょう。
上手な気分転換を編み出そう
さて、3分でできる気分転換法の例を挙げてみます。
- 机に伏せて短く寝る
- ストレッチをする
- ジャンプする
- 筋トレをする
- 足つぼマットを踏む
- 好きな曲を一曲だけ聴く/歌う(一曲で終わろう!)
- 好きな絵を描く
- 外に出て少しだけ走る
- 飲み物をいれに行く
- スープを飲む
- 廊下を一周散歩してくる(学校の自習室などの場合)
など。
「これが正解」というものはありませんので、あなたに合った方法を見つけてください。
ポイントは「勉強とは違う脳を使う」「体をほぐす」「短時間、違う空間にいく」「楽しい気持ちになる」「かといって楽しすぎない」というものを選ぶことです。
飽きてきたら使う脳を切り替えよう
どんなに好きな食べ物でも、同じものばかり食べていると飽きるのが人間。
勉強もこれと同じで、いくら数学が好きでも数学的な脳ばかり使っていると、さすがに疲れるし飽きてきます。
そんな時、休憩を取るのもいいですが、休憩をしなくても他の勉強に切り替えることで、休憩なしで勉強を続けられます。
英単語の勉強が苦にならない人であれば、「数学」→「英単語」→「古文」→「英単語」→「化学」→「英単語」→「数学」・・・といった具合です。
疲れてきたら得意科目を勉強することで それが気分転換の役割を果たしています。
自分の攻略法④ 「手ごたえ」をつかめばやる気が湧き上がる!
「手ごたえ」がないから「やる気」が上がらないし、点数が上がらない
いくら勉強しても模試の点数が上がらない人には、一つの傾向があります。
それは せっかく勉強しているのに、確実にモノにするまで同じ問題を繰り返して勉強しないということです。
そういう勉強法では、数か月後に同じ内容を出題されると「やっぱりできない」という結果になります。本人としても「よし、だんだん分かることが増えてきたぞ!」という手ごたえがありません。
どうせやるなら「手ごたえ」のある勉強をしましょう。
「すっきり分かるまで」繰り返しやろう
「忘却曲線」という言葉をご存知でしょうか?
私たちは誰でも、一度勉強したことを徐々に忘れていきます。
その忘れそうなタイミングで何度も学習を繰り返すことで、記憶が定着するのです。
そして、実際に自分の力になった時には、心に「すっきり」が広がります。これが手ごたえです!
問題を「ギリギリで解けた」か、「楽勝で解けた」か?
たとえば英単語にしても、「見た瞬間に訳が浮かぶ単語」と「5秒かかって思い出せた単語」があります。
数学の問題にしても、「解法がすぐに分かって解けた問題」と、よく分からないけれど やっているうちに「偶然解けたという問題」があります。
「5秒かかって思い出せた英単語」「偶然解けた数学の問題」を「できる」方に分類してはいけません。
受験本番で点数を取る秘訣は、ギリギリ解けた問題を「まだできるとは言えない」方に分類して、楽勝で解けるようになるまで繰り返し勉強することです。
一週間後のテストに向けて「ガリ勉」するのとは違い、受験勉強というのは数か月~1年後の受験本番の時に覚えていなければ、勉強した意味がありません。
ですから、一問一問を繰り返して「確実にモノにするまで勉強する」ことが、最も確実なのです。
以上のように、面倒くさがらずにしっかりと理解して「手ごたえ」を積み重ねていけば、合格への可能性が見えてきます。
そしてその「手ごたえ」こそが、やる気が湧き上がる一番のポイントなのです!
この記事のまとめ
【受験生必見】勉強のやる気を出す!「やる気のない自分」の攻略法受験という勝負に勝つためには、「やる気のない自分を攻略すること」がほぼ全て!
【やる気のない自分の攻略法】
- 受験勉強の全体像を把握してから始める!
- 勉強を始めるには「好きで手軽な勉強」から!
- 勉強時間を伸ばすには自分の「気分転換法」を編み出すこと!
- 「手ごたえ」をつかめばやる気が湧き上がる!
以上を参考にした「やる気」爆上げで、志望大学への合格間違いなし!
頑張れ受験生!!