美容整形に失敗?手術後の痛み・後遺症、その原因と解消方法3つ
美容整形後に痛みなどの後遺症! 手術に失敗したかも?? どうしよう〜(涙)・・・という体験をした人は、実は少なくありません。
「美しくなろう」「かっこ良くなろう」と、一大決心をして美容整形へ。
術後は以前に比べ、かなり素敵な顔&ナイスバディになれたのは間違いないんだけれど、何故だか原因不明の痛みや肌荒れが…。
もしこんな症状の場合は、以下の3つの原因が考えられます。
1.細菌感染 - 傷口への細菌の侵入
美容整形手術だけではなく、医学手術や抜歯(歯を抜くこと)の際にも言えることなのですが、手術道具や手袋・マスクをどんなに綺麗に消毒したとしても、手術の傷口からは細菌が入ってしまいます。これは、そもそも空気中に数多くの細菌が存在しているためです。
細菌が体内へ侵入すると、傷口がボ〜っと熱を持ったような状態に。これが酷くなると、高熱が出て意識不明となり、命の危険まで伴うようになります。
細菌感染であれば、抗生剤を飲んで1週間程度で治る
しかしご安心を。手術や抜歯後には、必ず病院やクリニックで「抗生剤(抗生物質)」が処方されます。(抗生剤とは、言わば「細菌をやっつける特効薬」です。)
抗生剤が発明されるまでは、たとえ手術が成功しても、手術後の細菌感染で死亡してしまう例が多かったのですが、現代ではほとんど考えられません。
美容整形後の痛みが この「細菌感染」によるものであれば、処方された抗生剤を飲んで1週間もすれば、自然に痛みは収まっていきます♪
2.神経が不自然に刺激(圧迫)されている
人体には「神経」という "体中の情報を脳に伝える回路" が、至る所に張り巡らされています。それは、手足だけではなく、顔や胸・お尻・内臓にも。
手術とは、身体の一部を人工的に作りなおす行為なわけですが、手術によって神経の一部が、常に引っ張られたり圧迫されたりなど、不自然に刺激される状態になってしまうことがあります。
不自然に刺激された神経は ビリビリした感覚を発し、場合によってはその部位が腫れ上がるため、痛みの原因となってしまいます。
神経が刺激されている場合は、抗生剤が効かない & 血液検査でも異常なし
神経が刺激されることによって生じる痛みは、細菌感染とは全く関連がありません。そのため、抗生剤は意味がありませんし、血液検査の結果は「異常なし」と判定されます。
抗生剤を2週間以上飲み続けても、一向に痛みが引かない(もしくは悪化している)という場合には、超音波による検査を行える病院を受診して下さい。
また、「神経痛には、西洋医学の薬ではなく 漢方薬のほうが効く」という説もあります。
3.アレルギー反応(免疫の過剰反応)
人の血液中には、外敵から自らを守る「免疫」が備わっていることは有名です。少々の細菌・ウイルスがやって来ても、体内に無数いる免疫がやっつけてくれ、身体の健康を守ってくれます。
(※ 大きな傷口が開いたりなど、大量の細菌が一度に侵入してきた場合には、上でご説明した「抗生剤」が必要になることもあります。)
この免疫、身体の健康を守るためには 無くてはならない存在なのですが、時に暴走してしまい、結果として自分自身を傷つけてしまうことがあります。それが「アレルギー反応」です。
美容整形時に身体に注入した物質(移植した人工皮膚やシリコン、骨の固定に使うピン など)を、免疫が外敵だと誤認し攻撃、炎症を起こしてしまうという訳です。
アレルギーが原因の後遺症の解消
この場合の治療方法は二種類あり、一つは「原因となっている物質を取り除く」、もう一つは「アレルギー反応を抑える」方法です。
ピンなどの固形物がアレルギーの原因となっている場合には、再手術により取り出すことで、すぐに痛みは収まっていきます。
ヒアルロン酸や脂肪など、固形物以外が原因となっている場合には、手術を行っても体内に取りこぼしてしまう可能性が高いため、アレルギー反応を抑える薬を服用します。
薬の副作用が心配な場合は、病院によっては漢方薬を処方してくれる医療機関もあります。
この記事のまとめ
美容整形に失敗?手術後の痛み・後遺症、その原因と解消方法3つ- 細菌感染
処方された抗生剤を飲んで1週間もすれば、自然に痛みは収まってきます。 - 神経が不自然に刺激
超音波検査を行える病院を受診しましょう。 - アレルギー反応
アレルギーの原因を突き止め、原因物質の摘出 または アレルギー反応を抑える薬を服用します。
美容整形を行うお医者さんの腕前も、美容整形を受ける人の体質も、様々です。
「施術後に 炎症が絶対出ない」とは言い切れないため、知識として知っておくに越したことはないですね ^^)
何らかのお役に立てましたら幸いです♪