呼吸が浅いと体に悪い?正しい呼吸法で自律神経を管理
特に意識をしなくても出来てしまう“呼吸”。
そんな呼吸に「良い呼吸」と「悪い呼吸」があるだなんて、思いもしない人が多いのではないでしょうか?
実は呼吸の深さや速度が自律神経に作用して、心と体に影響を及ぼすとまで言われているんです。
以前から人気のヨガでも、呼吸法をすごく大切にしていますよね?
呼吸と健康には、密接な関係がありそうです。
呼吸と自律神経の関係
運動や怪我などをした時は、自然と呼吸が浅く速くなりますよね? その時は、交感神経が強く働いている興奮した状態です。
これは正常な体の反応なのですが、もし普段から浅く速い呼吸だとしたら・・・、常に体が緊張状態にあり、気付かないうちにストレスを感じてしまっています。
現代人は呼吸の浅い人が多いと言われています。
その原因は様々でしょうが、スマートフォン操作や デスクワークなどの「前かがみの姿勢」が長く続くことで、深い呼吸が しづらくなっている という説が有力です。
また、忙しい生活スタイルで落ち着く暇がなく、交感神経が休まらないので 結果的に呼吸が浅くなってしまうとも言われています。
良い呼吸のメリットとは?
浅く速い呼吸とは反対に、深くゆったりとした呼吸は 副交感神経が働きリラックス効果が得られます。
ストレスを緩和し、肉体的にも精神的にもリラックスできる、まさに現代人に必要な癒し効果があるんです!
しかも呼吸法は、行う場所を選びませんし、特別な機材やお金を必要としません。
電車の中でも、トイレの中でも、デスクワークの最中でも、そして 今すぐにだって行えます!
呼吸だけでストレスから解放されるなら嬉しいですね。
今すぐにでも試す価値ありです!
良い呼吸(正しい呼吸法)のやり方
呼吸は意識をしなくてもできてしまいますし、自分の呼吸が浅いことに気付かないこともあります。
肩があがることなく、おなかを膨らませるように息を 足のほうへ向けて 深く吸うように意識しましょう。
肩で息を吸うのに比べてリラックスする感覚を味わえるはずです。
慣れていないと最初は分かりずらいと思いますが、何度も意識して深く呼吸していくことでコツをつかんできます。
一度、お腹いっぱいに息を吸って、ゆっくり息を全て吐きだすように意識してみましょう。
正しい呼吸法の習慣は、良い深呼吸を習得することでもあります。
寝ても疲れがとれなくて悩んでいませんか?数分でも多く寝ようとする前に、質の良い眠りを得るための呼吸法からはじめてみましょう。
忙しく休む時間の無い人も、寝る前のほんの少しの時間を使って、深くゆったりとした呼吸を意識してみてはいかがでしょうか?
本格的に呼吸法を磨きたいのであれば、ヨガスタジオに通ってみたり 漢方や鍼灸治療で呼吸を楽にしてもらう方法もあります。
皆様の生活がより良いものとなる手助けとなりましたら幸いです。