妻(女性)が泣く理由は「脳」のせい!?夫がとるべき対処法とは
「妻(女性)がとつぜん泣き出した」という経験をお持ちの男性は、意外と多いのではないでしょうか。
- 話し合いをしていただけなのに、妻が泣き出した
- 喧嘩すると必ず最後には妻が泣く
- 少し怒っただけなのに、妻に泣かれた
- 相談に乗ると、必ず泣き出す
etc…。
多くの男性は、女性が泣くのを「うざい」「めんどうくさい」と感じます。
そして「一人冷静になれば解決するだろう」と、とりあえず放っておくのです。
しかし 泣く妻(女性)を放置するのは、夫婦関係・恋愛において致命的な行為。亀裂の入る原因!
本稿では、妻がよく泣く科学的な理由と対処法をご紹介します。
※ なお、便宜上「妻」と表記していますが、「彼女」「娘」「女友達」など、全ての女性に当てはまる内容です。
妻(女性)がよく泣くのは脳のせい
そもそも女性というのは「考えながら泣く」生き物。しかし男性には、それが理解できません。
なぜなら脳の構造が異なる為です。
男性の脳
男性の脳では、感情を司る部位が「右脳」のごく一部。脳全体からすると 非常に小さな領域です。
そして「感情」と「その他の脳機能」が独立しているため、男性にとって「考える事(思考)」と「感じる事(感情)」は、まったくの別物。
女性の脳
一方 女性の脳では、感情を司る部位が「右脳・左脳」の広範囲に分布。しかも「感情」と「その他の脳機能」が連動しています。
そのため、考えながら泣く・泣きながら話す・怒りながら泣く といったことが起こるのです。
泣いている女性を見ながら男性は、「なぜ泣くのか分からない」「そこで泣く必要があるの?」「冷静に話そうよ」と思うことでしょう。
しかし脳の構造上、女性が考えたり伝えようとする際には、感情も伴うことを理解してください。
女性が泣いている時 = 脳の混乱状態
上述したように、女性の脳は広い範囲で感情を司っています。そのため、脳の動きが活発になると 一種の混乱(錯乱)状態に陥るのです。
「泣いてしまう」のは、あくまでその結果…。
なにも「夫を困らせたい」「泣いてやれ」などと思っているわけではありません。
アレコレ考えているうちに感情が入り乱れ、自然と涙がこぼれてしまうのです!
その証拠に、泣いている女性は論理的に話せません。支離滅裂なことを平気で言い、同じ話をくり返します。答えの無い会話を延々と続けたりもするでしょう。
これらは、思考と感情が分離している男性にとって 理解し難い行動…。
しかし奥様がとつぜん泣き出したら、「脳が混乱しているんだな」と いったん納得してあげましょう。
妻(女性)は「不安」と「孤独」で泣く
妻(女性)が泣きだすと、夫(男性)は責められていると感じます。
男性の脳は、目の前で起きることを本能的に「解決」しようとするため、解決できそうもないことには 強いストレスや怒りを感じるのです。
泣いている妻を無視してしまうのはそのため。何が悪かったのか、どうしたら良いのかを、一人になって考え込みます。
男性は「冷静になる事」こそ「最善の行動」だと認識しているのです。
しかし妻側は、夫に解決策を考えて欲しいとは思っていません。これが男女間の大きなスレ違い…。
妻が求めているのは「安心感」や「共感」です。逆に言えば「不安」や「孤独」を感じているため泣いている、といってもよいでしょう。
具体的には
- 産前産後に泣き出すのは「この先どうなるか分からない」といった漠然とした不安から。
- 喧嘩中に泣き出すのは「理解してもらえない」孤独感から。
つまり、不安や孤独を理解し埋めてあげることが、夫として最も大切なことなのです。
妻が泣き出した時の対処法
冒頭でも述べたように、妻が泣き出したら「無視」や「放っておく」のは厳禁。
不安と孤独感から混乱している状態であることを理解し、次のことを行いましょう。
話を聞く
女性にとって「おしゃべり」は、ストレスや不安を感じている時ほど必要。話すことによって考えや気持ちを整理するためです。
逆に妻が話さなくなったら「手遅れ」。夫から完全に心が離れてしまった状態です。
そうなっては関係修復が非常に困難…。たとえ妻のおしゃべりが、不平不満・支離滅裂・他人の悪口ばかり の「愚痴」だとしても、まずは聞いてあげることが大切です。
「そうだったんだね」「辛かったね」「それは酷いね」など、奥様の話に耳をかたむけましょう。
その際、「だったら〇〇したら?」とアドバイスをしたり、「それってキミが悪いよね?」とジャッジ(裁き)をしてはいけません。
男性は、「それで俺は何をしたらいいの?」「俺にできる事ってないよね」と、解決方法を考えがち。
男性同士の会話ではアドバイスやジャッジが有効なのですが、妻の本音は「とにかく、そこに座って私の話を聞いて!」です。
奥様が話し終わったら?
・・・何も問題は解決していないのに、奥様はスッキリして元気になっていることでしょう。
「私の長話を聞いてくれてありがとう。やっぱりアナタがいないと駄目みたい」と ^^)
「泣いている妻の話を聞くのは拷問に近い…」
↑ 分かりますよ(苦笑)。
しかし、「ただ話を聞いて相づちを打っているだけ」で奥様の精神が安定するならば、お安いご用ではないでしょうか。
抱きしめる
妻が泣き出したら?
・・・ひとまず抱きしめましょう。
話を聞く前に抱きしめる。泣きやむまで ひたすら抱きしめる。
上でアレコレ書きましたが…、正直「抱きしめる」が一番手っ取り早い。
赤の他人にはご法度ですが、夫ならば妻をギュッと抱きしめるべし。
それだけ?
・・・それだけ!
恥ずかしい・面倒くさい・あり得ない ・・・などと言ってる場合ではありません。
奥様の非常事態をしっかり受け止めましょう。
夫(男性)が勘違いしがちなこと
多くの男性が「妻(女性)を大切にする = 何かをやってあげること」だと勘違いしています。
男は女への愛の証として、世界一高い山にのぼり、世界一深い海にもぐり、世界一広い砂漠を横断した。
だが女は男を捨てた・・・男がちっとも家にいなかったから。
‐ 話を聞かない男、地図が読めない女より ‐
女性が愛情を感じるのは、共感 & 理解してもらったとき。
妻は抱きしめてもらうことで「理解されているんだな」と安心します。
安心すれば、冷静になることも可能。奥様の話を聞くのは それからでも良いのです。
男女の違いを理解しよう
夫婦関係において、お互いを理解し合うのは非常に大切。特に「男女の違い(感性・考え方)」はよく理解しておく必要があります。
「キミとは考え方が合わない!」「アナタって本当に冷たいのね!」
とならない為にも…。
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世の中に、幸せなカップルが満ち溢れますように(祈り)