コロナワクチン死亡報告1444件 / 若年男性の心筋炎・心膜炎リスクを各国が警告 / 5歳からの接種はリスク大? (2022.1.21 厚労省)
コロナワクチン接種
各国がリスク警告
2022年1月21日、コロナワクチン副反応に関する検討部会(ワクチン分科会)が開催された。それに伴い厚労省は、コロナワクチンによる死亡および副反応の最新データをWeb上に公開。
同年1月14日時点でのワクチン死亡報告*が 1,444件であることを明らかにした。 出典1 出典2 出典3
※ ワクチン死亡報告 - 本稿における「ワクチン死(ワクチン死亡報告)」とは、単純な「コロナワクチン接種後に死亡した件数」ではない。現場の医師が「 "コロナワクチン接種と関係がありそうだ" と判断した、ワクチン接種後の死亡件数」である。
このうち1月2日分までの死亡報告1,438件については、すでに専門家による評価が終了。いずれも「ワクチンとの因果関係なし・評価不能」であり、案の定 ワクチン接種による死亡者は「ゼロ」更新となった。
ところで厚生労働省は、これまでコロナワクチン接種対象外となっていた「5~11歳」についても、1月21日「特例承認」することを決定。3月から接種可能となる見込みを示した。
筆者はこの決定に対し、改めて異議を表明したい。
まずは新しく公表されたデータの詳細をみていく。
※ 本稿の数値は いずれも医療機関 もしくは ワクチン製造業者からの報告によるものであり、厚労省HP上に公開されている資料を基にしている。ただし(厚労省HPにも記載されているが)報告後に取り消された事例もあるため、過去データと整合性が取れない場合がある。
※ 公開資料には「医療機関からの報告のみ」「医療機関とワクチン製造業者からの報告を合算」が混じっているため、どのデータを引用するかはメディア各社の裁量が大きい。そのため他メディアと数値が異なるケースもある。出典を記載しておくので、気になる方は 厚労省HPで直接確認していただきたい。
年代別、ワクチン重篤副反応および死亡報告数
コロナワクチン(ファイザー/モデルナ/アストラゼネカ)接種による重篤副反応および死亡報告の「年代別」データは、次のとおり。 出典 - 医療機関からの報告
副反応 | 重篤 副反応 | 死亡 | |
---|---|---|---|
10代 | 1606件 | 387件 | 5件 (14歳以下 1件) |
20代 | 5400件 | 713件 | 27件 (24歳以下 8件) |
30代 | 5378件 | 748件 | 26件 (34歳以下 12件) |
40代 | 6547件 | 913件 | 47件 (44歳以下 19件) |
50代 | 4562件 | 728件 | 74件 |
60代 | 2625件 | 621件 | 89件 |
70代 | 2228件 | 898件 | 253件 |
80代〜 | 2349件 | 1356件 | 587件 |
不明 | 19件 | 6件 | 1件 |
上表では死亡数以外にも「重篤副反応」の数字に注目していただきたい。
厚労省HPでは「重篤」の定義を
- 死亡
- 障害
- それらに繋がるおそれのあるもの
- 入院
- 1~4に準じて重いもの
- 後世代における先天性の疾患または異常のもの
としている。
つまり10代の重篤副反応者は「通常の学生生活を送れない」、社会人においては「正常に働けない」状態といっても過言ではないはずだ。
若年層にコロナワクチン接種は不要?
新型コロナ感染における重症化リスクが 極めて低いとされる若年層。
若年層のワクチン重篤副反応報告の多さを踏まえ、ワクチン接種のベネフィット(メリット)とリスク(デメリット)を 正しく天秤にかけていきたい。
※ たとえば宮沢孝幸氏(京都大学ウイルス・再生医科学研究所 准教授)などは、「60代以下のコロナワクチン接種は不要」とテレビで発言している。
「ワクチン死」の主な死因
コロナワクチン副反応が疑われる死亡報告では、死因が主に「心臓」「脳」「血管」の疾患に集中している印象を受ける。 出典
ファイザーワクチンによる主な死因
虚血性心疾患 | 136件 |
---|---|
心不全 | 123件 |
出血性脳卒中 | 106件 |
モデルナワクチンによる主な死因
出血性脳卒中 | 10件 |
---|---|
虚血性心疾患 | 9件 |
心筋炎関連事象 | 5件 |
※ ファイザーワクチンに比べてモデルナワクチンは、母数(総接種回数)が少ない。
コロナワクチンによる「心筋炎・心膜炎」報告
すでに2021年12月の時点で、厚労省はコロナワクチン接種による「心筋炎・心膜炎」について 注意を呼びかけている。
今回公表されたワクチン副反応データにおいても、心筋炎・心膜炎について言及があった。
2021年12月6日~2022年1月2日までに、心筋炎69件(ファイザー52件 / モデルナ17件)、心膜炎17件(ファイザー15件 / モデルナ2件)の報告があったとしている。 出典1 出典2
心筋炎
ワクチン副反応報告された心筋炎69件のうち、レベル1~3と判断されたものは19件だった。
※ レベル1:心筋炎確定 / レベル2:心筋炎の可能性が高い / レベル3:心筋炎の可能性
心筋炎レベル1〜3と判断された年代別の内訳は、下表のとおり。
10代 | 13件 (男11件、女2件) |
---|---|
20代 | 3件 (男3件、女0件) |
30代 | 2件 (男1件、女1件) |
40歳以上 | 0件 |
不明 | 1件 (男1件、女0件) |
以前から指摘されているように 若年男性の心筋炎率が顕著に高い。
心膜炎
ワクチン副反応による心膜炎と報告された17件のうち、レベル1~3と判断されたものは6件だった。
※ レベル1:心膜炎確定 / レベル2:心膜炎の可能性が高い / レベル3:心膜炎の可能性
10代 | 2件 (男2件、女0件) |
---|---|
30代 | 1件 (男1件、女0件) |
40代 | 1件 (男1件、女0件) |
50代 | 1件 (男1件、女0件) |
70代 | 1件 (男1件、女0件) |
こちらも若年の男性に多いことが分かる。
報告された心筋炎と心膜炎は いずれもコロナワクチン接種による副作用の可能性が高く、各国が注意喚起しているのが実情だ。
また心筋炎と診断された後の経過は、必ずしも「回復」ではない。「軽快」または「未回復」、場合によっては「死亡」ケースもあることを 知っておかなくてはならない。
「若年男性の心筋炎リスクが高い」と各国が警告
ファイザー/モデルナに関わらず、mRNAワクチン接種後に心筋炎・心膜炎が発症するリスクは若年男性で顕著に高い。
※ アストラゼネカ製ワクチンについては、心筋炎・心膜炎の発症リスクは全年齢に分布とされている。
これは否定できない事実であり、各国で警告されている。
米国
- 18~39歳の男性にmRNAワクチン接種後の心筋炎・心膜炎のリスクが高いことを確認。
(2022年1月6日の時点で、30歳未満の者に 2,077件の心筋炎・心膜炎疑いの報告) - 主に2回目接種後の1週間以内、12~29歳の男性に心筋炎・心膜炎の疑い症状があらわれている。
英国
- ファイザー/モデルナ ワクチンにおいて、心筋炎・心膜炎疑いの報告率が高く、特に18~29歳に多い。
- 英国では100万人あたり、60件の心筋炎 / 100件の心膜炎 の症状が報告されている。
欧州
- ワクチン接種後の心筋炎リスク上昇は、若年男性で最も高いことを確認。PRACは製品情報を改訂するよう推奨した。
- フランスの研究では、2回目接種後の1週間以内 12~29歳の男性において、非接種者と比べ心筋炎のリスクが高いことが明らかとなった。
以上の内容は、厚労省HPの最新資料に掲載されている。 出典
5~11歳へのワクチン接種は、リスク(デメリット)のほうが大きい?
ここで一度 冷静になり、周りを観察していただきたい。5~11歳の子供は、本当にコロナ感染による重症化リスクが高いのだろうか?
・・・筆者の身の回りでは、答えは「NO」である。
コロナに感染した子供はいても、子供で重症化した話は 聞いたことがない。コロナに感染すれば当然インフルエンザのような高熱や風邪の症状は出る。しかし、それ以上はないのだ。
規則正しい生活習慣と食生活による自然の免疫力が、ウイルスへの最強の防御となることは 疑う余地がない。健康な子供であれば尚更である。
また mRNAワクチン技術の生みの親であるマローン博士は、mRNAワクチン技術の欠陥を指摘している。
著名な科学者が 子供たちへのmRNAワクチン使用に「反対」の立場であることは、知っておくべきだろう。
彼の忠告へ謙虚に耳を傾け、ワクチン副反応によって すでに各国で起きている惨劇を直視する勇気を持つならば、正しい判断ができるのではないだろうか。
多くの親御さん方が、未来ある子供たちに対し賢明な選択をしていただけることを切に願う。