TOP >> DS速報 >>男女平等 >>

ジェンダーギャップ指数の矛盾 - ランキング上位国ほど男女の所得格差が大きく、レイプ発生率が多い傾向

DS速報ジェンダー
ギャップ指数を
鵜呑みにするな!
更新日:

世界経済フォーラム(WEF)が公表した、男女格差の度合いを示す「ジェンダーギャップ指数」。

そのジェンダーギャップ指数ランキングにおいて、日本は世界120位。G7(先進7カ国)では最下位に位置づけられている。

なお、同ランキングで 韓国は102位、中国は107位。


このジェンダーギャップ指数を鵜呑みにしてしまうと、「日本は女性が暮らしにくい社会だ」という印象を受け取ってしまう。

しかし、実態はそうではない。

ジェンダーギャップ指数とは?

そもそもジェンダーギャップ指数とは何なのか?

政治、経済、教育、健康の4分野(14項目)において男女格差を数値化、それを集計した値だ。日本では「男女格差指数」とも呼ばれている。

0に近いほど「完全なる男女不平等」

1に近いほど「完全なる男女平等」


このジェンダーギャップ指数、2021年度版の上位国は以下のとおり。出典

ジェンダーギャップ指数ランキング2021


参考として、2015年度版のランキングもご紹介する。

ジェンダーギャップ指数ランキング2015

ジェンダーギャップ指数でランキング上位国は、男女の所得格差が大きい

ジェンダーギャップ指数の問題点
出典

ジェンダーギャップ指数ランキングの上位国では、男女の所得格差が大きい


ところが不思議なことに、ジェンダーギャップ指数のランキング上位国(=男女格差が少ないはずの国)では、なんと男女の所得格差が大きいのだ。

ジェンダーギャップ指数ランキング上位国で、レイプが多発

さらに驚愕のデータもある。それが「人口10万人あたりのレイプ発生率」だ。

ジェンダーギャップ指数とレイプ発生率
出典

ジェンダーギャップ指数の上位国でレイプが多発

  • ジェンダーギャップ指数(便宜上、GGI)が世界5位のスウェーデンは、レイプ発生率が世界1位
  • GGI4位のニュージーランドは、レイプ発生率5位
  • GGI13位のベルギーは、レイプ発生率6位
  • GGI3位のノルウェーは、レイプ発生率9位
  • GGI2位のフィンランドは、レイプ発生率10位


レイプ発生率のデータは2012年のデータだが、現在も大差ないだろう。

ジェンダーギャップ指数のランキング上位国で、レイプが多発している傾向にあると言えそうだ。

ジェンダーギャップ指数の真実

上で言及したとおり、ジェンダーギャップ指数は 14の項目を総合的に判断して決定されている。

そのため、「庶民の日常生活とは結びつかない項目」でスコアが低くても、総合的なジェンダーギャップ指数が低く出てしまうのだ。

たとえば日本の場合、女性議員や女性閣僚の割合が少ないため、ジェンダーギャップ指数が伸び悩んだ。


以下に、ジェンダーギャップ指数に対する ネット上の声をご紹介する。

ジェンダーギャップ指数に対する意見
出典

ジェンダーギャップ指数に対する意見
出典

ジェンダーギャップ指数に対する意見
出典


そもそも、ジェンダーギャップ指数を公表した「世界経済フォーラム」は、別称「ダボス会議」。悪名高き グレートリセット の話し合いが行われているとされる場だ。

本当にジェンダーギャップ指数が「国民の幸せ度」を反映しているのか、今一度 考えてみる必要があるだろう。