週刊文春が、高市早苗議員の「割り勘」を「接待」だと報道した疑惑 - 文春砲を鵜呑みにしたら危険?
「割り勘」を
「接待」と報道?
週刊文春が『NTT接待文書入手 総務大臣、副大臣もズブズブの宴』として報じた、高市早苗議員(元総務大臣)の接待問題。
しかし高市議員は 『週刊文春』の記事は悔し過ぎる!「行政の公正性」に特に注意を払ってきた者として というコラムをWeb上に掲載。週刊文春へ反論した。
果たしてどちらの言い分が正しいのだろうか?
以下に、高市議員コラム内容の要点をまとめてみた。
(なお、週刊文春の記事は有料であるため、本稿での引用は控える)
高市早苗議員による、週刊文春への反論
高市議員が文書で回答した内容
- 総務大臣在任期間に、いわゆる「接待」を受けたことは皆無。「会食を伴う意見交換の機会」では、「行政の公正性」に疑念を持たれることのないよう、全て「完全割り勘」又は「全額当方負担」で対応することを徹底していた。
- 大臣在職中は、支払の証拠を確実に残すために、「会費」については「自民党奈良県第二選挙区支部」から支出することにしていた(税金による「政党助成金」を飲食費に使うことは、自民党で禁止されている)。
- 「政党助成金」の使途については、党支部の収支報告書とは別に、「使途等報告書」で1月末までに党本部のチェックを受けた上で2月末までに党本部と選管に提出済。飲食費の支出が無いことについては、「使途等報告書」を閲覧すれば分かる。
上記などについて、領収書のコピーを添えて 週刊文春宛に文書で回答。
そもそも大臣には最終決裁権がない
週刊文春の記事中では「(NTTグループの)通信事業の許認可に直接関わる総務大臣、副大臣、政務官の政務三役、およびその経験者をターゲットに接待を繰り返していたのです」とまで、書かれている。
しかし『NTT法』や『電気通信事業法』に基づく認可の中で、事業に係るものの「最終決裁」をするのは大臣や副大臣ではなく、局長。
NTTも関連法制度を熟知しているため、高市元大臣に対して 事業認可など業務に係る頼み事をするはずがない。
- 高市議員による反論のまとめ ここまで -
この記事に集まるコメントの質の低さにうんざり。領収書まで出して潔白を証明した高市さんと、返答なしの野田さんを一緒くたに「野田も高市も謝罪しろ」とは(呆)。橋下氏の論点ずらしに乗っかって、「バッサリ」との見出しで釣るスポーツ報知の厭らしさ、ここに極まれり。https://t.co/bItku6I0oS
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) 2021年3月12日
これは明らかに高市先生に対する攻撃だと思います。これまで叩きたくとも叩くきっかけが無かったマスコミが水を得た魚のように騒いでいるのかと。高市先生は総理になれる器をお持ちだと思いますし、マスコミの事実に基づかない報道は許してはいけないと思います。
— クロウ (@crow_knight_1) 2021年3月12日
さて、週刊文春と高市議員、どちらの言い分に 納得がいくだろうか?
筆者は「○○のほうが正しい」と断言する立場ではない。
しかし、少なくとも「一方だけの主張を鵜呑みにしてはいけない」という点は強調しておきたい。
偏りなく双方の主張を聴いた上で、最終的な判断を「マスメディア」ではなく「我々一人一人」が行う必要があるだろう。