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山本拓議員が小泉進次郎環境相へ公開質問状 - 再生可能エネルギー / 2050年カーボンニュートラル実現の具体的計画について

DS速報再生可能エネルギー
の具体的計画は?
小泉環境相へ追求
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公開質問状送付の背景

2021年9月21日、山本拓氏(自民党 衆議院議員)が 小泉進次郎環境相へ公開質問状を送付した。


事の発端は、自民党総裁選を控え人気急上昇中の高市早苗氏が テレビで「エネルギー基本計画の見直し」の意向を示したことにある。

これを受けて 再生エネルギー推進派の小泉氏は、9月17日の閣議後記者会見において下記を発言。

再エネ最優先の方向性をひっくり返すということがあるなら、間違いなく全力で戦っていかなければならない。小泉進次郎 環境相


総裁選の特定候補の政策について、閣僚が「全力で戦う」と、わざわざ閣議後の記者会見で言い切った。これは異常ともいえる。

何故なら 閣議後の記者会見は公式な場であり、小泉氏の発言は「権力を乱用して自民党総裁選に介入した」と捉えられてもおかしくはないのだ。


高市氏の元夫である山本氏は、小泉氏の発言に激怒。

小泉大臣が公式の場で環境大臣として自民党総裁選の女性候補(高市)へ越権介入したため、元妻を守るために反論します。山本拓 議員

公開質問状の送付へと踏み切った。

山本議員の公開質問状は、日本国民全員が知るべき

さて、上記を読む限りでは「元妻が小泉氏から理不尽な扱いをうけたため、山本氏が怒った」としか映らないかもしれない。

しかし先入観を捨て、一度 山本氏が送った公開質問状に目を通してほしいのだ。


公開質問状の内容を端的に言えば、以下となる。

2050年カーボンニュートラル実現に向けた、具体的な計画を示せ

*カーボンニュートラル - CO2の排出量が 森林などによる吸収量と等しくなり、CO2の総量が増えない状態


これは 山本氏・高市氏・小泉氏の政争ではなく、日本国民全員が「環境大臣」から明確な回答を得るべき事案だということが分かる。

再生エネルギーを推進する小泉氏には説明責任があり、誤魔化しや無回答は許されないだろう。

公開質問2点

山本拓議員が小泉環境相へ宛てた公開質問状の核心部分を、以下に掲載する。

※ なお全文は 山本拓議員のHPで閲覧可能

そこで、菅内閣の重要閣僚である小泉環境大臣に、2050年カーボンニュートラル実現等に関し、以下の点について公開質問いたします。

  1. 旧一般電気事業者10社の2019年度の火力発電量は約 4,814億kWh/年です。これは130万kWの原子力発電所約 53基分に相当しますが、現在の火力発電所の発電量を 2050年に再生可能エネルギーでまかなうための具体的計画を、環境大臣としてお示しください。
  2. 重なりますが、経済成長とデジタル化の進展を図る際に、IT関連消費電力は 2050年には 2016年の41TWh/年の約 4,000倍の176,200TWh/年になるとの予測が、国立研究開発法人科学技術振興機構の低炭素社会戦略センターによって発表されています。現在よりも省エネルギーの進展があったとしても、IT関連消費電力は莫大に膨れ上がることが予想されます。2050年にそれらを再生可能エネルギーでまかなうための具体的計画を、環境大臣としてお示しください。


筆者も日本国民として、環境大臣である小泉氏の回答に期待している。