2021米議事堂襲撃事件の監視カメラ映像を、タッカー・カールソンが公開(2023.3.7)
監視カメラ映像に
驚愕の真実が!?
2年間以上も隠されてきた2021米議事堂襲撃事件の監視カメラ映像を、米FoxNewsの タッカー・カールソン(以下、タッカー)が公開した(2023.3.7)。
その内容が 物議を醸している。
2021米議事堂襲撃事件とは?
英語では「2021 United States Capitol attack」。日本における正式名称は「アメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件」と訳されている。
端的にいえば
- ドナルド・トランプ大統領(当時)の支持者らが「2020米大統領選のバイデン氏勝利は、大規模な不正によるもの」だと訴えた。
- 選挙結果を認めないトランプ支持者らは、2021年1月6日、アメリカ議会(連邦議会)が開かれていた議事堂を襲撃。
- 選挙に負けたトランプ氏が、支持者らに暴力を煽動したのでは?
と報じられている事件だ。
しかし、こうしたマスコミ報道が 全くのデタラメであったことが、今回タッカーが公開した映像によって明らかとなった。
バッファロー男(シャーマン?)を案内する警官
日本のマスコミで「バッファロー男」として報じられたこの人物。本名はジェイコブ・アンソニー・チャンスリー。
トランプ支持者の集会には このコスチューム(※ シャーマンという説もあり)で参加する常連だったという。
米議事堂襲撃事件では連邦議会に侵入した犯罪者の1人だとして、逮捕。現在 服役中である。
ところが公開された監視カメラ映像には、「襲撃事件前に バッファロー男が 議事堂内を警官に案内される様子」が記録されていたのだ。
警官たちの誰1人として、バッファロー男を制止していない。
本稿冒頭の映像中には「バッファロー男が上院議事堂に入り 警察に感謝の祈りをするシーン」すら記録されている。
死亡したはずの警官が生きている
当時 議会警察は、以下のように発表していた。
議事堂内へ乱入した暴徒らを制圧するため、警官1名が負傷。後ほど病院へ運ばれて死亡した。
しかし公開された映像には、大怪我を負ったはずの警官が、元気そうに議事堂内で誘導をおこなっている姿が記録されている。
※ 本稿では詳しく論じないが、警官に誘導されて議事堂内へ入ったと証言する者もいる。
なぜタッカー・カールソンは映像を公開できたのか?
ここで、監視カメラの映像を公開したタッカーについても 簡単に説明しておこう。
タッカー・カールソンは、米テレビ局FoxNewsの保守派政治コメンテーター/番組司会者 として活躍している人物だ。
コロナワクチン後遺症に早くから警鐘を鳴らすなど、アメリカのマスコミの中では「最も信頼され 最も人気がある男」といっても過言では無い。
とはいえ、タッカーは あくまで民間テレビ局の人間である。
なぜ民間人にすぎないタッカーが、議事堂内の監視カメラ映像という機密情報を入手できたのだろうか?
それは2023年1月より連邦下院議長*を務めているケビン・マッカーシー氏が、タッカーに監視カメラ映像の調査・公開を委託したためだ。
連邦下院議長 ケビン・マッカーシー氏
連邦下院議長とは?
連邦下院議長とは、大統領、副大統領(上院議長)に次ぐ、米政界 序列3位。
大統領、副大統領に万が一のことがあった場合、連邦下院議長が大統領権限を継承することになるという、極めて重要なポストである。
前 連邦下院議長ナンシー・ペロシ氏
なお、マッカーシー氏の前の下院議長(すなわち、米議事堂襲撃事件 当時の下院議長)は、トランプ氏のことを非常に敵視しているナンシー・ペロシ氏*であった。
※ ペロシ氏は トランプ氏のことを暗殺しようとしていた、という話まである。
議事堂内の警備体制について命令権を持っていたペロシ氏。当時の警官の中には、後ほど「私たちは騙された」と憤る者もいる。
はたしてペロシ氏は 警官たちへどのような指示を出していたのだろうか。
そしてペロシ氏は、自らが下院議長を務める期間、米議事堂襲撃事件の監視カメラ映像を 決して公開しなかった。「公開しろ」と言われ続けていたにも関わらず、だ。
反トランプ派のペロシ氏にとって、よほど都合が悪かったのかもしれない。
タッカー・カールソンの言葉
マッカーシー下院議長から 監視カメラ録画映像を託され、公開したタッカー。彼は 次のように語っている。
(こうした映像は)民主党があの日起こったこと(= 2021米議事堂襲撃事件)に嘘をついたことを証明しています。彼らは嘘つきです。
この事実によって、彼らは二度と まともに相手にされなくなるでしょう。
タッカー・カールソンによる映像公開は、今後も続くとのことだ。
これから 更なる真実が明らかになることを、期待したい。