◇ 読み方「じんじつのせっく」
本来は旧暦の1月7日。
今は新暦の1月7日なので、昔と比べると一か月ほど早くなります。
節供と節句
「せっく」を節句と書かれることも多いですが、元は「節供」
文字からわかるように、お供えの意味を含みます。
「人の日」を祝う
元日から順番に「鶏・狗・猪・羊・牛・馬・人・穀」を占うという風習が起源。
文字通り人の日を祝う節供です。
その日に該当する動物は殺さない決まりがあり、7日は人に刑罰を与えない日とされました。
新春を迎えると「若菜摘み」をし、自然の生命力に感謝をささげます。
自然界のちからを頂く「七草粥」
冬を乗り越えた若菜のちからを頂き、一年の無病息災と五穀豊穣を祈ります。
今では季節感が無いですが、旧暦1月7日なら場所によって春の七草が採れる時期。
- セリ
- ナズナ
- ゴギョウ
- ハコベラ
- ホトケノザ
- スズナ(かぶ)
- スズシロ(だいこん)
お粥をつくったら一度お供えをしてから頂くのが望ましいですね。
一年に一度、このような背景に思いをはせてみてはいかがでしょうか?