生態系は生命のつながり
生態系の多くは、食べる・食べられるの関係。
人間もそのなかで生かされています。
ヒトは雑食。
基本的には食べる側なので、生態系のバランスを気にすることは少ないです。
このまま生命のつながりを見て見ぬふりし続けるなら、いずれ人間の滅びにつながるでしょう。
殺戮を続けてきた農薬・殺虫剤・除草剤
工場などから出る有害物質や森林伐採などの環境破壊は目に見えて分かりやすいものです。
世の中、「良かれと思って」やっていることが一番厄介。
無駄(むしろ逆効果)な感染症対策もそれに値します。
人間だけのために様々な薬物を開発・運用し、農業にも適用してきました。
虫を殺し、雑草を排除し、自分たちだけの食品をつくる。
地球環境を無視したものは、目先の利益はあっても長い目で見たら不利益に転じます。
特定の個体が増えるのは生態系の崩壊と保護
虫の大量発生
バッタの大量発生というニュースを耳にすることがあります。
それも空を埋め尽くすほどの数。
日本は関係ないと思いがちですが、過去に日本でも大量発生した事例があります。
生態系の崩壊は人間の衣食住を脅かします。
新興感染症は生態系の傷口から広がる
新興感染症の発生要因としてあげられる森林破壊。
生き物の住む場所が奪われ生態系が壊れると、特定の個体が増える。
動物や虫に限らずウイルスや微生物にも同じことが言えます。
多くの環境保護団体がこのことに警鐘を鳴らしています。
ヒトの体でも同じことが起こる
常在菌はわたしたちと共存し、危害を加えない菌。
常在菌も多様な種類があってバランスを保っています。
バランスを崩す一番の要因は殺菌消毒行為。
殺菌消毒はいくら頑張っても100%殺菌することは不可能。
生物多様性が崩された結果、生き残った特定の菌が繁殖し感染症となります。
生物多様性は人間が生きていく上で必須
地球の生物多様性再生
自然の山や森は農薬を使わずとも緑豊かに生い茂る。
生態系を活用すれば農業でも同じことができます。
「協生農法」は、無農薬で動物・昆虫・微生物のちからを借りた持続可能な農業です。
合成洗剤の使用は肌への影響だけでなく地球環境にも悪影響。
洗剤類を自然素材に切り替えることで生態系を守ることにつながります。
自然素材は合成洗剤よりコストを抑えることもでき、デメリットはありません。
体内の生物多様性再生
人間の体も自然界と同じ。
薬を使わず生態系を活用すれば持続可能な健康を手に入れることができます。
腸内の生物多様性を復活させましょう。
こどもの為と言って極端な清潔環境をつくることは、こどもの抵抗力を落とします。
小さいうちに、なるべく多くのウイルスや細菌と触れ合うことが大切です。
こどもや孫の世代に何を残しますか?