生理痛は鍼灸で治せる~月経困難症の治療~

生理痛がひどく、悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

立っているだけで辛い、あるいは横になっていても辛いなど、日常生活に大きく支障が出てしまいます。

多くの方が市販の薬を飲んで痛みを和らげているでしょう。

そのように、薬を飲まなければ生活に支障が出るほどの生理痛がある人のことを「月経困難症」と言います。

月経困難症の詳細と治療法、セルフケアのすすめを紹介します。

ひどい生理痛は危険!?

月経困難症の主な症状は、下腹部の痛み・腰痛・腹部の張り など。

他にも 頭痛・疲労感・脱力感・イライラ・食欲不振・下痢 などの症状がみられることも。

この「月経困難症」は治さなければ、生理がくるたびに薬を飲み続けないといけません。

生活に支障が出る不安から ストレスを感じることも多くなります。

また 別の病気がもととなって痛みを引き起こす場合もあり、注意が必要です。

たとえば子宮内膜症・子宮筋腫・子宮腺筋症などがあげられます。

20歳前後の若年者は 別の病気が原因でないもの(機能性月経困難症)が多く、鍼灸治療で大きく改善します。

機能性月経困難症は鍼灸で治せる

機能性月経困難症は、プロスタグランジンという痛み発生物質の量や、子宮が必要以上に収縮することが原因。

月経直後から2~3日ほど持続する痛みです。

月経前や月経後にも痛みがある場合は、別の病気である可能性が高いので 検査を受けに行きましょう。

機能性月経困難症であれば、鍼灸治療で治すことができます。

また、生理前に胸やお腹が張ってつらい「月経前症候群」や「月経不順」にも有効です。

個人差はありますが、1週間に1回の治療を3ヶ月ほどおこなって、薬を飲まなくても過ごせるまでに改善された例が多くあります。

ここであえて鍼灸治療をおすすめする理由は、「痛み」に対して「痛み止め(薬)」を使うことに慣れていると、妊娠時や授乳期間に とても苦労する可能性があるからです。

薬を使わない治療法がある!

鍼灸治療の効果を体感してほしい!

薬が使えなくて悩む前にぜひ知ってください。

※鍼灸院によっては「月経困難症」を扱っていない場合があるので事前にお問い合わせください。

セルフケアで痛みの緩和

現代の若い女性は ファッションや食生活(特に甘いもの)により、とても冷えている人が多く

その「冷え」が 月経時の痛みを悪化させていると言われています。

毎日の入浴でしっかりと体の芯から温まることが大切です。

時間がないなど、どうしても お風呂に浸かることができない場合は

洗面器に少し熱めのお湯を入れて、体を洗いながら「足湯」をする習慣をつけてみてください。

お風呂上りも湯冷めしないよう、すぐに着替えて早めに髪を乾かすようにしましょう。

寝る前に足をよくマッサージするのも効果的です。

押してみて「痛気持ちいい」部分を中心にマッサージしてみましょう。

痛みを悪化させる食べ物に「必須アミノ酸」と呼ばれ「ヒスチジン」の多く含まれる

チーズ・赤身肉・アルコール・チョコレート

などがあります。摂り過ぎには注意してください。

生理痛改善方法まとめ

生理痛改善のための知識

  • 機能性月経困難症は鍼灸治療が有効
  • 妊活前に薬に頼らない治療へ

生理痛改善のための実践

  • 入浴でしっかりと温まる
  • 時間がなければ足湯
  • 寝る前のマッサージ
  • ヒスチジンの多い食品は控えめに

皆さんの悩みを解決する手助けとなりましたら幸いです。

※この記事は「結婚~子育て関連コンテンツ」の一部です。
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