痰の吐き出し方~ツボを使って楽に吐く~

痰を上手く吐き出せなくて困っている人 増えてます。

ひどいと呼吸まで苦しく 非常につらいですね。

咳をしても、ツバを飲んでも 楽にならない・・・

そんな つらい痰を楽に出すツボのご紹介。

痰を楽に出す ツボ マッサージ

頑固な痰を出すために注意すること

  1. 白湯や温かいお茶などで のどを潤す
  2. 強い咳は なるべく控える
  3. リラックスして 少し下を向く
  4. 鼻から大きく息を吸い 口から吐く

上記をふまえて、痰を楽に出せるように

「中府(ちゅうふ)」というツボのマッサージを併用してみましょう。

ちゅうふ

右手で左の「中府」、左手で右の「中府」をマッサージします。

  • 手のひらを使って広い範囲を
  • 力加減は「痛気持ちいい」くらい
  • 左右交互にマッサージ

マッサージしながら しっかり呼吸を続けてください。

鼻から大きく息を吸って、口から吐きます。

痰が上がってきたら、のどの一番奥から しぼり出すように(うがいをする時のように)息を吐きます。

しばらく繰り返して、どうしても出てこない場合は 軽く咳をします。

口に上がってきた痰はティッシュにくるんでゴミ箱へ捨てましょう。

※公共の場で吐き捨てる行為は「軽犯罪法」により禁止されています

全ての痰に このツボが有効とは限りません。

痰の原因となる病気が治れば自然に痰もなくなります。

詳しくは次の項目をご覧ください。

高齢者など、自分で吐き出すことが困難な場合は 病院へ。

痰は飲み込まないほうが良い

痰は肺の老廃物

肺の老廃物が気道を上がってきて、のどの奥にへばりついたものを「痰」と呼びます。

鼻水がのどで詰まったものを指す言葉ではありません。

(東洋医学でいう「痰」には様々な意味を含んでいるので、この通りではありません)

のど と言っても 食道ではなく気道側にへばりついているので、ツバを飲んでも 簡単には食道へ流れにくく、

痰には細菌やウイルスが含まれている場合があるので、飲み込まず 吐き出したほうが良いです。

鼻水が原因の場合は別の病気

副鼻腔炎(ちくのう症)により、粘りけの強い鼻水が のどにつまるものを「後鼻漏(こうびろう)」といいます。

粘りけがあるので痰のような症状がみられますが、痰とは違います。

副鼻腔炎の治療を優先しましょう。

3週間以上続く痰は病院へ

あまりにも長く続く咳や痰は、大きな病気が原因となっている可能性があります。

肺癌・肺炎・結核などの可能性を考え、必ず病院で検査してもらいましょう。

痰を楽に出す方法まとめ

  1. 白湯や温かいお茶などで のどを潤す
  2. リラックスして 少し下を向く
  3. 鼻から大きく息を吸い、口から吐く
  4. 呼吸しながら「中府」のマッサージ
  5. 痰が来たら のどの奥から息を吐く
  6. 痰はティッシュでゴミ箱へ

痰の粘り気は水分不足が大きく影響します。

水分補給はしっかりと行いましょう。

楽に痰を出す 手助けとなりましたら幸いです。

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