家族のカタチと未来ある生き方~人間らしさとは~

1980年頃、三世代で一緒に暮らす家族が50%以上占めていましたが

2019年には約10%にまで激減しています。

それには様々な要因が複雑に絡み合っているようですが・・・

  • 核家族化(親との別居)
  • 少子高齢化
  • 結婚しない若者の増加
  • 介護施設等への入居増加

などなど・・・

国も頭を抱えて悩んでいる問題です。

過去のライフスタイルを、単純に「古い」と言って切り捨てることは本当に正しいのでしょうか?

AIやロボットの発達と同時に、私たちが追求すべきことは「人間らしさ」だと感じています。

人間らしい、未来ある生き方とはどのようなものか 一緒に考えていきましょう。

高齢者の孤独死は他人事で終わらない

親と別居するのが当たり前、つまり自分が親になった時 嫌でも「孤独死」と向き合わされる。

親と同居していても結婚せず、親がいなくなれば 嫌でも「孤独死」と向き合わなければいけない。

「親とは別居する」「結婚はしない」というあなた自身の選択が、将来 自分の首を絞めることにつながっています。

「孤独死」は全く他人事ではありません。

しかし、親子間でのコミュニケーションがうまくいかないこともしばしば・・・

お互い気を使いたくない ということもあるでしょう。

目を背けることは簡単ですが、最善策ではありません。

「人間らしさ」「持続可能な幸せ」という観点から、何が最善策なのか見つめてみましょう。

全ての問題は人間関係・コミュニケーション

複雑に絡み合う問題も、根本的には人間関係の問題です。

コミュニケーションをとることから避けてきた歴史が、現代のような人間関係をつくりあげました。

特に現代人は「自分の利益」を必要以上に追求しています。

親が自分になにをしてくれるのか

子どもが自分になにをしてくれるのか

妻が自分になにをしてくれるのか

夫が自分になにをしてくれるのか

会社が自分になにをしてくれるのか

部下が自分になにをしてくれるのか

国が自分になにをしてくれるのか

国民が国になにをしてくれるのか

あなたが相手に求める限り、相手もあなたに求めています。

そのようなプレッシャーをお互いに向けあうところに幸せはあるでしょうか?

それは人間らしいことなのでしょうか?

癒し産業に頼らない「持続可能な」健康・幸せ

世の中に溢れる「癒し産業」

お金を払ってでも受けたいほど人々は「癒し」を求めています。

そもそもなぜ癒されたいのか。

原因のほとんどは人間関係によるストレスだと思われます。

WHOは「健康」を次のように定義しています。

「健康とは、完全な 肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。 
 到達しうる最高基準の健康を享有することは、人種、宗教、政治的信念又は経済的若しくは社会的条件の差別なしに万人の有する基本的権利の一つである」

日本WHO協会

病気でなくても、肉体的・精神的・社会的に満たされていなければ健康とは呼べません。

「健康」になるためには、人間同士のコミュニケーションから目を背けないこと。

「純粋に相手の幸せを願う」というスタート地点に立ちましょう。

現代社会の悪循環から抜け出すためには、誰かが断ち切らなければいけません。

自分のライフスタイルと真正面から向き合ってこそ、持続可能な幸せを手にすることができます。

わざわざお金を払って一時的な癒しを得るのか

自分の努力で持続可能な癒しを得るのか

どちらを選ぶかはあなた次第です。

「人間らしさとは何か」考えるひとつのキッカケとなりましたら幸いです。

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