妊娠・出産を機に洗剤を見直す人も多いのでは?
最近では日用品を自然素材に切り換える、いわゆる自然派の方も増えています。
赤ちゃんの肌にも優しい商品がたくさん出ています。
シンプルな疑問
「赤ちゃんの肌に良くないものって大人の肌にも良くないよね?」
界面活性剤が肌に悪いと言われる理由と代替案を考えていきましょう。
界面活性剤は水と油を混ざりやすくする
普通は混ざらない水と油を混ざりやすくすることで、ガンコな油汚れを落とす界面活性剤。
石鹸もそのひとつです。
では何が体に悪いのでしょうか?
”合成”界面活性剤(一般的な洗剤)の原料は主に石油です。
※パッケージ表記は「界面活性剤」です。石鹸の場合、この表記はありません。
洗濯により染み込んだ洗剤成分が衣類にのこってしまうことで、肌荒れやアトピー性皮膚炎の原因になると言われています。
せっけんのような天然成分でも、肌に触れ続けることで肌を守っている皮脂が奪われてしまうという懸念も。
界面活性剤は衣類に残りやすいため注意してください。
衣服は第2の肌。
敏感肌の方はとくに洗剤選びが重要です。
自然派向けの洗濯洗剤
合成洗剤以外の選択肢はいくつかあります。
- 水洗いのみ
- 石鹸
- 炭
- ナチュラルクリーニング素材
水洗いのみ
これ以上の自然派は無いというくらいの洗濯方法。
水洗いのみでも汚れの70%は落ちると言われています。
油汚れは落とせないため、部分洗いをして落としましょう。
石鹸
石鹸タイプにもいくつかあり、昔ながらの粉石けんを使う人もいれば
使いやすい液体せっけんを使う人も。
界面活性剤のひとつなので洗浄力は高いです。
石鹸カスが残りやすいので、すすぎは必ず2回行いましょう。
「無添加」の表記がされていても100%無添加ではないことが多く注意が必要です。
合成界面活性剤の含まれていない商品としては
- シャボン玉スノール
- アラウ.
炭
炭で洗濯!?
と思うかもしれませんが、消臭できそうなイメージはあると思います。
昔の日本人は洗濯に灰を使っていたそうです。
炭をそのまま洗濯機に入れる人もいるんだとか。
石鹸カスが気になる人におすすめです。
竹を原料に使った炭の洗剤として、 液体洗剤と同じように使える商品もあります。
柔軟剤いらずでコスパも悪くはないようです。
ナチュラルクリーニング素材
最近人気の高いナチュラルクリーニング素材とは
- 重曹
- クエン酸
- セスキ炭酸ソーダ
- アルカリ電解水
- 過炭酸ナトリウム
経済的なだけでなく、環境にもやさしく人体への影響も少ない素材。
これら天然成分でお掃除する人、増えてます。
洗濯に向いているものは
- セスキ炭酸ソーダ
- 過炭酸ナトリウム
重曹を使う方もいますが、重曹よりアルカリ度が強く洗浄力も高いといえます。
お掃除に使うときは手袋をして取り扱うこと。
セスキ炭酸ソーダ・過炭酸ナトリウム
どちらも弱アルカリ性で油汚れに効果があります。
過炭酸ナトリウムは色柄物にも使える漂白剤で、お湯を使うことで殺菌・消臭・漂白効果が高くなります。
洗濯槽のカビもきれいにしてくれる優れもの。
おしゃれ着にも使える優しい漂白剤ですが、金属を酸化させる力があるため金属パーツのついた衣服には向いていません。
柔軟剤代わりのクエン酸
石鹸タイプの洗剤はとくに石鹸カスが残るのを防ぐためにクエン酸を併用します。
弱アルカリ性の洗剤に対して酸性のクエン酸。
柔軟剤を入れるところに水で溶かしたクエン酸を入れておけばOK。
部屋干し臭の予防としても効果的。
アルカリ性の臭いや汚れをとってくれるため、石鹸タイプ以外にも併用可能です。
文字通り「柔軟剤」として使うわけではありません。
合成洗剤を使わなければ繊維は傷みにくく、基本 柔軟剤を使う必要がありません。
繊維によっては柔軟剤効果が得られるものもありますが劇的な変化は見込めないので注意。
自然派向け洗濯洗剤の選び方
「自然素材に切り換えたいけど、めんどくさそう・・・」
という方は液体せっけんタイプがおすすめ。
今までと同じ要領で洗濯ができます。
- シャボン玉スノール
- アラウ.
「衣類への残留物が心配・・・」
という方は 石鹸タイプを避けたほうが良さそうです。
- バンブークリア
- セスキ炭酸ソーダ
- 過炭酸ナトリウム
「余計なものを増やしたくない」
という方はナチュラルクリーニング素材だけあれば いろんなお掃除に使えるので最も経済的でしょう。
- セスキ炭酸ソーダ
- 過炭酸ナトリウム
生活スタイルに合わせて選んでみてください。
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