【疲労回復】ファスティングでホルモンバランスを整える

疲れがとれない体はホルモンバランスの乱れ

「いくら寝ても疲れが取れない」

「朝起きるのがしんどい」

「やる気が出ない」

「疲れやすくなった」

ホルモンバランスの乱れによって、これらの症状を感じやすくなります。

元気のホルモン「コルチゾール」

副腎と呼ばれる臓器から分泌されるホルモン「コルチゾール

早朝に一番多く分泌され、昼・夜にかけて減っていきます。

夜はほとんど分泌されなくなるので眠りにつくことができます。

元気が出ない、疲れやすい、という人はコルチゾールが減っているかも。

歳のせいではなく副腎疲労

「歳のせい」と考えられがちな これらの症状は、副腎が疲労し、ホルモンバランスが乱れることで起こります。

年齢を重ねれば衰えやすくなるのは事実ですが、90歳を超えても元気に仕事をしている人はいます。

同じ年齢でも人によって大きく異なる要因は何でしょうか?

インスリンとコルチゾールの関係

インスリンは血糖値を下げるのに対し、コルチゾールは血糖値を上げる

食事をすれば血糖値は上がるのでインスリンが分泌され、コルチゾールは分泌されません。

コルチゾールは元気のホルモン」だとお伝えしました。

血糖値を上げるホルモンは多数存在し、空腹時でも血糖値を上げてくれます。

間食ばかりで強制的に血糖値を上げる習慣があると、それらのホルモンは分泌をやめてしまいます。

空腹時は免疫力がアップする

食後に眠くなりやすいのは、消化吸収のために全身から血液を集めるから。

免疫細胞は血液の中を移動。

食べ物には多くの菌が付着しているので、消化時には免疫細胞が忙しくなります。

満腹時、消化器以外の免疫は手薄に。

風邪をひいたときは食事をしないのが正解です。

「空腹」と「飢え」は全くの別物

空腹と飢えは全く違います。

これは当たり前のことですが「少しお腹がすいた」状態を歓迎する人は少ないです。

「食べないと元気が出ない」の罠

昔は食べ物自体が少なかったので「食べておかないと」食べられないという状態が多かったでしょう。

今はむしろ逆で、まさに「腐るほど」あります。

食べられることが当たり前の人に「食べないと元気が出ない」というのは間違いです。

食べ過ぎることで元気を失っている人たちです。

現代人が元気になるためには「空腹感を楽しむ」心が必要です。

砂糖は依存性で必要以上に食べたくなる

砂糖は血糖値を一気に上げ、一気に下がります。

満足感を得やすい反面、依存性が高い。

一度砂糖を摂ってしまうと「もっと欲しい」と欲求が起こります。

砂糖が良くないからと人工甘味料に手を出すのはNG!

血糖コントロール不良をきたし糖尿病になるリスクが高まります。

ファスティングで疲労回復

ファスティング(空腹時間をつくる断食)を活用することで、胃腸を休めると同時にホルモンバランスが改善されます。

毎日お酒を飲む人が「休肝日」をつくるように、「休胃腸日」「休副腎日」をつくっても良いと思います。

コルチゾールの分泌を改善し、疲れやすい体とお別れしましょう。

仕事の日でもファスティングはできる

「食べずに仕事ができるだろうか?」という心配は無用。

元気のホルモン「コルチゾール」が味方です。

いつも食べる時間に食べなければ必ず訪れる「空腹感」

それも一時で、時間がたてば薄れていきます

仕事に没頭していると、そのためのホルモンが分泌され仕事がはかどることを実感。

自分の体で実感しない限り分かりません。

週一回だけ3食を2食に減らしてみる

「初めてで、どうなるか心配」であれば週一回の1食だけ抜いてみるところから始めましょう。

毎日間食しているなら、間食をやめるのもファスティングのひとつ。

現在病気で悩まれているなら、周りの協力を得たうえで24時間のファスティングをおすすめします。

毎日2食の人や、毎日1食しか食べないという人もいます。

何のためにファスティングするかは人それぞれ。

目的や生活スタイルに合わせて考えてみましょう。

カロリー制限しても食事回数が多ければダイエットは失敗する

インスリンは「蓄える」ためのホルモン。

食事のたびにインスリンが分泌され、いくら運動しようと脂肪燃焼は起こりません

ダイエット目的であればカロリーではなく食事回数を制限するべきです。

疲労回復のファスティングまとめ

  • 疲れやすいのはホルモンバランスの乱れかも
  • ファスティングでホルモンバランスを整える
  • 空腹感を楽しんで仕事に打ち込む
  • 砂糖や人工甘味料はできるだけ摂らない
  • 自分のライフスタイルに合わせて計画する
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