薬とは対症療法であり、症状を抑えることを目的としています。
症状がおさまると、治ったかのように錯覚。
治したいと思っていないのか、あるいは治らないものだと諦めているのか・・・
薬では治らないと分かっていても、それを常用する人も非常に多い現実。
人間の体は非常に精密にできていて、常に外敵から守ろうと戦ってくれています。
症状というのは 外敵から身を守るために現れるもの。
正常な免疫が機能すればほとんどの病気はかからないと言われています。
問題は、いかに免疫力を高め 正常な機能を発揮させるか。ということ。
薬の常用により免疫バランスが崩れている現代人にとって、あらゆる病気が脅威となってしまっているんです。
症状→薬→症状→薬→症状→薬・・・
この悪循環は一生終わりません。
免疫力は白血球のバランス
白血球(顆粒球・リンパ球)のバランスが保たれている状態が、いわゆる「免疫力が高い」状態。
バランスが崩れてリンパ球が増えてしまうと、害のないものを敵と判断した結果 アレルギー症状が出やすくなります。
このバランスを保っている大きな要因「自律神経」。
「交感神経」と「副交感神経」のバランスが白血球のバランスに直接影響を与えています。
交感神経には顆粒球を増やすはたらきがあり、副交感神経にはリンパ球を増やすはたらきが。
顆粒球が増えすぎると害のない常在菌を攻撃するようになり、炎症性の病気にかかりやすくなります。
- リンパ球が増える
→ アレルギーが起きやすい - 顆粒球が増える
→ 炎症が起きやすい
アレルギーの原因は薬とストレス
アレルギーの代表格「花粉症」も免疫バランスの乱れによって出現。
花粉症の薬もたくさんありますよね。
薬によって症状が抑えられているとき、体の中ではどんなことが起こっているでしょうか・・・
症状そのものは病気ではありません。
本人は症状が抑えられてスッキリしているかもしれませんが、白血球たちはモヤモヤしています。
その場は良くても長期的にみると症状は悪化。
症状を取り除くことは本当の治療じゃないからです。
健康診断で「白血球数が多い」と言われたことのある人はご存じかと思いますが、薬の服用や過度なストレスにより白血球数は増加します。
春は副交感神経優位になりやすい気候で、アレルギー症状の出やすい時期。
環境から受けるストレスもアレルギーを誘発します。
ワクチン予防接種もアレルギー反応を引き起こす。つまりワクチンも免疫力を低下させる要因の一つ。
ステロイドは免疫抑制剤。
免疫が抑制されることで免疫バランスは崩され、アトピー性皮膚炎などのアレルギー反応が結果的に悪化していく悪循環の代表格。
適度なストレスが免疫力向上のカギ
交感神経と副交感神経のバランスが免疫力を左右する とお伝えしました。
どちらか一方が強いと免疫力が落ちるということです。
「ピリピリしすぎ」も「だらだらしすぎ」も病気の原因。
心地よいストレス環境・適度な運動習慣が健康に最適。
忙しく働きすぎる人は ピリピリしすぎているので、休みの日くらい だらだら過ごすことも大切。
朝が苦手で起きられない人は 副交感神経が強くなりやすいので、休みの日でも朝早く起きる習慣をつけることを オススメします。
普段の生活習慣を振り返りながら、休みの日を利用して 少しでもバランスを整える工夫をしましょう。
免疫力について考える きっかけ となりましたら幸いです。