東洋医学は全体をみる
東洋医学では、肩が痛いからと肩をもんだり、胃が痛いからと胃薬をすすめたりしません。
身体全体のバランスをみて原因を探り治療にあたります。
痛む場所とは無関係にみえるツボを使うのはその為。
いかなる症状でもバランスを整えることが最優先されます。
木を見て森を見ない現代医学
一般的に「治療」と言われている行為のほとんどはその場しのぎ。
東洋医学の仮面をかぶった西洋医学も増えています。
なぜなら、それを患者が求めているから。
医療もビジネスである以上、クライアントのニーズに応えようと必死になるのは当然です。
症状(結果)は取り除かれたとしても原因が解決していない為、繰り返します。
内臓も関わり合っている
胃は胃だけで動いていません。
他の臓器と関わり合って動いています。
副作用の無い薬が存在しないのは、その関わり合いを邪魔するから。
胃が痛いのは胃が悪いからではありません。
人体と自然環境は同じ
人間は地球で生まれました。他の動植物も同じく。
人間だけが特別のように見えるかもしれませんが同じです。
違うのは破壊する力と再生する知恵をもっていることでしょうか。
土壌環境は腸内環境と同じ
良い土壌環境は多様な生物がすんでいて、落ち葉や動物の死骸などを分解してくれます。
腸内環境も同じく、多様な細菌によって効率よく栄養を吸収できるのが良い腸内環境といえるでしょう。
腸内細菌は土壌細菌が起源とされ、その分解・吸収作用は同じです。
生物多様性の再生
土も腸も、多様な生物が暮らす環境が良い環境。
持続可能な健康社会をつくるためには、その多様性を再生する努力が求められます。
農業が先導する環境破壊
「田舎は水も土も綺麗」というのは残念ながら誤りです。
農業による水質汚染
農薬被害というのは食品だけにとどまりません。
土が汚染され、生物多様性は崩れ、土が弱いのでさらに農薬を使う悪循環。
汚染された土が地下水や河川へと流れ…
農薬が魚にまで影響しているとは、ほとんどの人が知りません。
年間13億トンの食品ロス
食料不足に対抗する手段として、農薬や化学肥料をつかい大量生産を実現しました。
大量生産が行われた結果、なにが起こったでしょうか?
世界で一年間に13億トンもの食品が捨てられています。
(参照:農林水産省)
多くのNGO団体などがフードロス問題に取り組んでいますが、根本的解決には至っていません。
同じキャベツでも栄養価は天地の差
ちまたで流行る健康法の多くに「栄養学」が用いられますが、食品名が同じでも栄養価には大きな違いがあります。
コンビニやスーパーなどで売られている、袋に入った千切りキャベツ。
農薬を使い栽培、徹底的に洗浄され、消毒され、袋詰めされます。
採れたて無農薬キャベツと、コンビニの袋キャベツ。
はたして同じ食品と言えるでしょうか?
最先端農業が人間と地球の健康を取り戻す
「無農薬」と聞くと、管理が大変で生産量も限られる。
というイメージが強いのではないでしょうか?
健康的なイメージとして「オーガニック」「有機」と呼ばれるものが人気となってきていますが、値段が高くて手が出ない人も多いのは問題。
(オーガニック・有機≠無農薬)
農家の負担も減らせる無農薬『協生農法』
協生農法とは、無耕起、無施肥、無農薬、種と苗以外一切持ち込まないという制約条件の中で、植物の特性を活かして生態系を構築・制御し、生態学的最適化状態(生態最適)の有用植物を生産する露地作物栽培法。
協生農法実践マニュアル
土を再生し、動物や微生物などのちからを活用した農業。
世界の砂漠化を解決する農業としても注目されています。
家庭菜園やまちづくりへの活用
協生農法の生態系を活用した農業は、ご家庭でも再現することができます。
詳しくは『拡張生態系入門キット』へ。
ビルの屋上や小さなスペースを活用した、都心部での農業も広がると期待されます。
たった一人の行動からも持続可能な社会づくりが可能です。