風邪薬は風邪を治さないというのは昔からずっと言われていることですが、それを本当に理解している人はどのくらいいるのでしょうか？
症状がおさまった＝治ったわけではありません。
痛みの出ない病気は数多く存在し、癌もその一つとして有名です。
痛みがなくなったと言って安心することは大きな病を見逃す大変危険な考え方です。
そもそもカゼ薬はカゼを治していない
風邪薬はいろいろな種類があり、テレビCMにもよく流れています。
薬局でも簡単に手に入ります。
でもそれらは風邪を治してくれないんです！
（知っている人からしたら「今さら」と鼻で笑われてしまうような内容を書いています・・・）
風邪薬は症状を和らげる薬
- 頭痛
- 発熱
- 鼻水・鼻づまり
- 咳・のどの痛み
- 腹痛 etc.
症状に特化した薬もよく見かけますね。
真面目な日本人は「仕事に支障が出るといけないので」風邪薬に頼る人が非常に多いです。
薬がこんなに好きな国は珍しいのではないでしょうか？
薬に頼ることで免疫が弱くなる
薬の効能によってつらい症状は和らげることができますが、風邪の原因を取り除いたわけではありません。
症状がないので風邪が治ったと錯覚してしまう人が多いようです。
薬を使わない人は一日つらいまま過ごして次の日にはすっきりした顔で再会するのに、薬を使っている人は嫌な症状がダラダラと続いて嘆いている。
という光景を良く目にします。
免疫が症状をひきおこす
つらい症状というのは からだの正常な機能であり、風邪を治すために闘っている証。
風邪と闘っているのに、それをやめさせたらどうなるのでしょうか？
それをやめさせてつらい症状を出ないようにするのが風邪薬です。
日常的に風邪薬を使っている人は特に注意が必要です。
「病気になってもいいから今とりあえず楽になりたい」と言っているのと一緒。
周りの人も気をつけてあげてください。
「がんばりすぎだよ」
「休んでもいいから薬使わなくていいよ」
などの声をかけてあげる必要があります。
取り返しがつかなくなる前にしっかりカゼを引いておく
薬に頼る生活から抜け出せなくなると、体の正常な機能が失われかねません。
それで風邪が治ると勘違いしているのであればなおさら危険。
鼻水や咳などは、体の中に外敵が入らないようにしてくれています。
発熱は入ってきた外敵をやっつけてくれるためにあります。
つらい症状は体の健康を取り戻すためのもの。
それを邪魔してしまっては治るものも治らない。
ウイルスや菌などと闘う力が失われていくといずれ大きな病気にかかることになります。
取り返しのつかなくなる前に、できることなら薬に頼らない生活へと切り替えていきたいですね。
薬を使わずにツラい症状を和らげる方法３選
1. あったかい水をたくさん飲む
一番簡単で一般的な方法。
循環を良くしてあげて体に入ってしまった毒を外に出しやすくしてくれます。
汗や尿などでしっかりと老廃物を出すことも大切。
発熱により水分が失われるので水分補給もかねています。
2. 食欲がないときは無理して食べない
薬に頼らない人でも間違えやすいポイント。
現代人は基本的に物にあふれ、食べ過ぎる傾向にあります。
食べ物の消化にエネルギーを使ってしまうと免疫が最大限に働けないので、体は自動的に食欲を落としてくれています。
「早く元気になるために」といって遠回りしないように気をつけましょう。
3. しっかりと睡眠をとる
なんといってもこれが一番。
睡眠不足や睡眠の質が悪い人が非常に多いです。
風邪をひいたときくらいゆっくり寝ておきたいですね。
体が休んでいるときほど免疫機能は働きやすくなります。
皆さんの健康に少しでも役立ちましたら幸いです。
