HOTNEWS運営チームによる創作話です。
【ひとこと紹介】寿命を悪魔に売ってしまった!? 神さまへの冒涜行為であり、死後の地獄行きは免れないかと思いきや…
お金と悪魔
地獄で2匹の悪魔が話しておりました。1匹の悪魔は、経験の長い先輩悪魔。そしてもう1匹は、最近 誕生したばかりの
見習い悪魔は、先輩の悪魔から次のことを教わりました。
「俺たち悪魔のやることは、地上で生活している人間たちの
心が成長しないまま死んだ人間は、地獄に落ちる。地獄に落ちた人間たちは、永遠に俺たち悪魔の奴隷だ」
それをきいた見習い悪魔は、地獄に奴隷がいっぱい増えるのは 素敵だと思いました。しかし同時に、自分が一人前の悪魔として活動できるか 不安になったのです。
そこで先輩に質問しました。
「先輩、どうやったら人間たちの
「なぁに心配するな。人間というのは、普段は真面目ぶっていても お
そこまで大それた罪を犯さなかったとしても、お金によって堕落する人間は多い。俺たち悪魔からすれば、お金のおかげで作業がはかどるってもんさ」
「先輩、お金って
「あぁ、これだよ」
そういって先輩悪魔は、魔法で「丸っこくて数字が描かれている金属」や「肖像画が描いてある長方形の紙」を作り出しました。
これをみた見習い悪魔は、人間というのは とても愚かだと思いました。
「え〜、先輩。地上でこんな金属や紙切れをいくら集めたところで、天国にも地獄にも持ってこれないのに、人間ってバカなんですかねぇ?」
「ほとんどの人間は とびっきりの大バカだと思うぜ。地上で心が成長できなかったら 霊界では永遠に俺たち悪魔の奴隷。それなのに、心の成長ではなく、お金とかいう